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特集 ぐんまに活力・魅力を生み出す道路 ~7つの交通軸構想~ 1

更新日:2017年5月9日 印刷ページ表示

 国道17号上武道路が全線開通しました。上武道路は、県が進めている「群馬がはばたくための7つの交通軸構想」に位置付けられる主要な道路の一つです。これに基づき県は、県民の利便性の向上や県内経済の活性化、観光振興に向けて、道路などの社会資本整備を進めています。

3月19日に全線開通した国道17号上武道路(前橋市関根町)の写真

3月19日に全線開通した国道17号上武道路(前橋市関根町)

上武道路の全線開通

 上武道路は、埼玉県熊谷市を起点として前橋市田口町に至る延長約41キロの大規模バイパスで、国道17号の一部です。
 国道17号は、東京の日本橋を起点として埼玉、群馬を通り新潟に至る、延長約390キロの幹線道路です。首都圏と上越地方の各都市を結ぶ道路交通の大動脈として、昭和30年代後半から、交通需要が急速に増大しました。そのため各地で交通渋滞が発生するようになり、こうした交通需要に対応するため、上武道路が整備されました。
 高速道路を補完し、地域相互の交流を促進する機能を持つ道路として、上武道路は地域高規格道路(※注)に指定されています。さらに北関東自動車道と接続したことで、栃木や茨城へのアクセスも良くなりました。
(※注)県内では他に上信自動車道、国道17号前橋渋川バイパスが指定

高速道路網の結節点

 本県は日本列島のほぼ中央にあり、東京から約100キロ圏に位置しています。また県内には、関越自動車道や上信越自動車道、北関東自動車道により高速道路の十字軸が形成されています。
 このように群馬県は全国でも有数の内陸交通の要衝であり、企業の生産・物流・バックアップ拠点として大きな役割が期待されています。
 また高速道路と接続する道路を整備することで、空港や港などの国際交流拠点への所要時間が短縮され、本県の優位性が一層高まります。

「7つの交通軸構想」

 幹線道路の整備を計画的・重点的に推進するため、県は平成20年度に「群馬がはばたくための7つの交通軸構想」を策定しました。
 この構想は、高速交通網の効果を県内全ての地域や産業の発展に生かせるよう、県内7つの方向(県央・東毛・西毛・吾妻・三国・尾瀬・渡良瀬)に向けて交通軸を整備・強化するものです。
 これにより、都市間の移動時間が短縮され、物流や観光地へのアクセス、救急医療搬送などの効率性が高まります。また軸と軸の間をつなぐ道路を整備することで、交通渋滞が緩和されたり、企業の工場が進出しやすくなったりするなど、経済・産業活動の基盤が強化されます。
 「7つの交通軸」をはじめとする社会基盤整備を着実に進めることで、県内経済の活性化を図ります。

7つの交通軸の画像

7つの交通軸

「7つの交通軸」の整備状況や期待される効果などについて、詳しく紹介します。

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