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特集 「野菜王国・ぐんま」の担い手 3

更新日:2017年11月7日 印刷ページ表示

未来を支える担い手

農林大学校で学ぶ

 県立農林大学校農業経営学科野菜コース1年の吉野さんに、農業に対する思いについてお聞きしました。

吉野隆太郎さんの画像
吉野隆太郎(よしのりゅうたろう)さん

 「高校を卒業して今年4月に農林大学校に入学しました。実家は専業農家で、沼田市でエダマメ、コンニャクイモ、軟化ウドを栽培しています。進路を決める時は、農林大学校の卒業生でもある父の勧めが後押しになりました。
 在籍している野菜コースでは、1年生の男女11人の学生が露地野菜専攻と施設野菜専攻に分かれて勉強していて、私は露地野菜を専攻しています。また学生それぞれが課題研究のテーマを選び、1年かけて研究に取り組みます。私はエダマメについて研究しようと思っています。
 作物の生育状況の管理は常に気を抜けません。また草取りなど地道で大変な作業もありますが、自分で育てた作物を収穫する喜びを味わえることが農業をやっていて何より良かったと思えることです。収穫体験は、農業の楽しさを知ってもらうきっかけとなるのでお薦めです。
 これからは自分と同世代の人に農業の魅力をもっと知ってもらい、農業を志す仲間が増えるとうれしいです。私も農林大学校で実践的な技術を身に付けて、将来実家で農業をするときに生かしたいと思います。
 11月に開催する『榛(はん)の木祭』では、自分たちが栽培した野菜を販売するのでぜひ足を運んでほしいです」

ネギ畑で除草作業をする学生たちの画像
ネギ畑で除草作業をする学生たち

農林大学校「榛の木祭」

日程

11月11日(土曜日)、12日(日曜日)

時間

午前10時~午後2時30分
※12日は2時まで

会場

県立農林大学校(高崎市箕郷町)

内容

季節の野菜や果物などの販売、搾乳・木工工作・寄せ植え体験、課題研究展示、チャリティーバザー、ステージイベント、模擬店など

入場料

無料

申し込み方法

当日、直接会場にお越しください

問い合わせ先

県立農林大学校(電話 027-371-3244 Fax 027-371-6968)

活躍する女性農業者

 自分で育てた野菜の販路開拓に取り組む赤石さんに、農業の魅力についてお聞きしました。

赤石洋子さんの画像
赤石洋子(あかいしようこ)さん

 「結婚を機にみどり市で暮らすようになり6年がたちました。農家に嫁ぎたいというかねてからの夢がかない、子育てをしながら家族でトマトを栽培しています。今は春の出荷に向けて苗を育てているところです。
 トマト以外にも、小規模ですがロマネスコとサラダ用の紫ハクサイを中心に、今年は18種類の野菜を栽培しています。収穫した野菜は、地元の直売所やレストラン、前橋市内の料理教室に販売しています。少しずつ販路もできてきたので、今後も野菜の販売を続けていきたいです。
 また私は2年前から桐生・みどり地域の若手女性農業者グループ『COLOR's(カラーズ)』に所属しています。会員は野菜や花き、果樹などを栽培している20~40代の10人です。SNSを通じた情報交換をしたり、農業者と消費者の交流の場『マルシェ』に出店し野菜などを販売したりしています。
 私の今の目標は栽培技術の向上ですが、いずれは新鮮な野菜を販売する直売所や、採れたての野菜を使ったサンドイッチなどを提供する店を開いてみたいです。地元の野菜を新鮮なうちにおいしく食べてもらえる地産地消がもっと広まるといいと思います。
 とにかく農業は楽しいです。私は少しくらい体調が悪くても外に出て体を動かしている方が元気が出ます。自然を相手にしていると心に余裕が持てるのかもしれません。これからも仲間たちと一緒に、地域の農業を盛り上げていきたいですね」

栽培している紫ハクサイの画像
栽培している紫ハクサイ

きらりと輝く「ぐんま農業女子」~Magazine(マガジン)~

 県は、農業や群馬の魅力に関心のある女性に向けて、夢や目標、やりがいを持って農業に取り組み、輝いている農業女子を紹介した冊子を作成し配布しています。
※県ホームページ「きらりと輝く『ぐんま農業女子~Magazine~』を作成しました」からも入手できます

問い合わせ先 

県庁農業構造政策課(県庁農業構造政策課 電話 027-226-3064 Fax 027-225-0096)

ぐんま農業女子の画像
冊子「ぐんま農業女子」

輸出による販路拡大

 県は、28年3月に策定した「県農畜産物アクションプログラム」に基づき、県産農畜産物などの輸出を戦略的に進めています。
 輸出に取り組むことにより、生産力・販売力の向上による産地の活性化や、生産量に対して需要が担保されることによる国内販売価格の安定が期待されます。
 すでに北米や欧州での輸出実績がある上州和牛やこんにゃくの他、加工食品や青果物を東アジアやASEAN(アセアン)諸国に向けて輸出するための販路開拓に取り組んでいます。

県産青果物をPR(ピーアール)

 6月23日~7月23日の約1カ月間、シンガポールとマレーシアの高級百貨店で県産青果物のPRと販売を行いました。
 今回取り扱ったのは、キュウリ、ナス、レタス、キャベツ、ダイコン、ヤマトイモ、ミョウガ、ハクサイ、ブルーベリー、マイタケの10品目です。
 会場では、甘さやみずみずしさ、食感の良さなどが現地の人の嗜好に合い、キャベツやハクサイなどの売れ行きが好調でした。

野菜の浅漬けの試食を提供している画像
野菜の浅漬けの試食を提供

問い合わせ先

野菜生産振興について 県庁蚕糸園芸課 電話 027-226-3124 Fax 027-243-7202

新規就農者・女性農業者支援について 県庁農業構造政策課 電話 027-226-3064 Fax 027-225-0096

農産物の輸出促進について 県庁ぐんまブランド推進課 電話 027-226-3131 Fax 027-243-7202

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