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特集「体も心も元気に健康寿命を延ばそう」 2

更新日:2018年5月8日 印刷ページ表示

G げんき(元気)に動いて ぐっすり睡眠(運動・休養)

 運動は、生活習慣病の発症予防や症状の改善に役立つだけでなく、高齢者の認知機能や運動器機能の低下も予防します。
 また睡眠は、心身の疲労回復や心の健康を保つために重要です。

男女共に、全国平均値を下回っています

1日当たりの歩数の平均値の推移(20歳以上)グラフ画像

歩くことは

木村典代さんの写真
高崎健康福祉大学健康福祉学部教授 木村典代さん

「歩行は最も手軽に体の活動量を上げる方法です。いつもより少し歩幅を広げ、速く歩くことで筋力が向上します。同時に骨にも刺激が加わることで骨密度も保たれ転倒や骨折を防止できます。
 日頃歩く習慣のない人は『ながら運動』から始めてほしいです。歯を磨いている時は爪先立ち、テレビを見ている時は腹筋運動など自分で決まりを作り、まずは1日当たり『プラス10分』を目標に、できることからやってみましょう。
 運動には生活習慣病の予防はもちろん、ストレス解消などさまざまな効果があります。また適度な運動は質の高い睡眠にもつながりますね」

毎日「プラス10分」意識して体を動かす

  • テレビを見ながら体操をする
  • 仕事の休み時間に10分散歩をする
  • いつもより10分早起きをしてストレッチをする
  • 近所への外出には車を使わず歩く

歩くとこんな効果が!

プラス10分歩くだけで歩数は1,000歩アップ!

歩行効果のイメージ画像

良い睡眠を心掛ける

  • 早起きをしてカーテンを開け、日差しを浴びる
  • 運動などにより適度な疲労を感じておく
  • 寝る前に仕事や食事・飲酒をしない
  • 寝る前はスマートフォンやテレビを見ない

E えんぶん(塩分)ひかえて 食事はバランスよく(食生活)

 バランスの取れた食生活は、生活習慣病を予防するためにも重要です。主食・主菜・副菜を基本に、食塩は控えめに、野菜はたっぷり取りましょう。

本県の食塩の摂取量は、国の目標値(8グラム)を男女共上回っています

食塩摂取量の平均のグラフ画像

食塩の取り過ぎは

井上悦子さんの写真
県立がんセンター栄養調理課長 井上悦子さん

「食塩の取り過ぎは、高血圧につながり、脳血管疾患や心疾患の原因になります。県内ではこれらによる死亡率が高く、減塩は重要です。自分の食生活を見直し、まずは食塩摂取量のマイナス1グラムを心掛けましょう。
 食事のバランスを良くするには主食・主菜・副菜をそろえることが重要です。不足しがちな野菜を多く摂取するためにいつもの食事にプラス1皿を心掛けてください。
 また市販のお弁当にはサラダや和え物、具だくさんスープなどを1品加えるとバランスが良くなります。野菜が取れないときには飲み物を野菜ジュースにしてもいいですね」

食塩マイナス1グラムを心掛ける

食塩1グラムを含む食品例

食塩1グラムを含む食品例画像
ソーセージ1本(53グラム)、塩サケ1/2切れ(35グラム)、ちくわ1.5本(50グラム)、キュウリのぬか漬け3切れ(19グラム)、しょうゆ小さじ1強(7グラム)

  • 加工食品は控えめに
  • 漬物を食べる回数を減らす
  • 麺類の汁は飲まずに残す
  • しょうゆはかけずにつける

野菜は1日350グラム食べる

1日5皿を目標に! 野菜70グラムの料理例

野菜70グラムの料理例の写真
カボチャの煮物。きんぴらごぼう、サラダ、具だくさんのみそ汁、枝豆

主食・主菜・副菜をそろえる

  • 丼もの1品より定食を選ぶ
  • 弁当に野菜1品を付ける
  • カット野菜や冷凍野菜を利用する

バランスのとれた定食の画像

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