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平成28年第3回後期定例県議会 知事提案説明

更新日:2016年11月25日 印刷ページ表示

 第3回後期定例県議会の開会に当たり、提案説明に先立ち、一言申し上げます。

 三笠宮崇仁(たかひと)親王殿下におかれては、去る10月27日に薨(こう)去(きよ)されました。
 殿下には、幾度となく御来県いただき、県民に優しく接していただいたところであります。ここに改めて、県民とともに衷心から哀悼の意を表します。

 さて、11月3日の「ぐんまマラソン」には、1万5千人を超える方々に参加いただきました。
 フルマラソン導入から2回目となった今回は、より多くの方々が参加しやすい大会となるよう、「ぐんま県民マラソン」から名称を変更するとともに、開催時間を繰り下げたほか、コースの見直しなどを行いました。その結果、参加者も増え、このような改善の取組が好感を持って受け入れられたものと考えております。御協力いただいたボランティアの皆様や周辺にお住まいの方々、運営に携わっていただいた多くの皆様に深く感謝を申し上げます。
 引き続き、参加者や関係者の意見を伺いながら、より良い大会づくりに努め、本県の魅力をしっかりと発信して参ります。

 また、12日から16日にかけ、海外戦跡慰霊巡拝のため、橋爪県議会副議長とともに、パプアニューギニア独立国を訪問して、群馬県遺族の会主催による戦没者追悼式に参列し、哀悼の誠を捧げて参りました。
 祖国のために殉じられた戦没者各位の御遺志を受け継ぎ、平和の尊さを次世代へ引き継いでいく決意を新たにするとともに、あわせて、先人が築き上げてきた郷土群馬の発展に尽力していくことが、我々に与えられた責務であると深く心に銘じたところであります。
 戦後一貫して増加してきた人口が、高齢・少子化の進展とともに減少する時代を迎えて、新たな課題に直面しております。
 人口減少対策を土台に据えた総合計画や県版総合戦略に盛り込んだ施策を着実に推進していくことで、県民の皆様が安心して豊かに暮らせる郷土群馬の実現に、全力で取り組んで参ります。

 それでは、本日提出いたしました、議案の大要について、御説明申し上げます。
 今回の提出議案は、予算関係9件、事件議案18件の合計27件であります。

予算関係

 はじめに、予算関係であります。
 一般会計の補正予算額は、51億2,449万円であり、現計予算額と合算いたしますと、補正後の予算額は、7,456億990万円となります。
主な内容ですが、人事委員会勧告に基づく給与改定に伴う増額のほか、社会資本整備総合交付金事業をはじめとした公共事業費や障害児者施設整備費補助など、国の第2次補正予算を活用した事業を追加しようとするものであります。
 債務負担行為については、中小企業向け工事の発注時期を平準化するための「ゼロ県債」や、県有施設の指定管理者の指定に関するものなど、来年度以降にわたる契約の締結が必要な事業の追加に伴い、補正しようとするものであります。
 このほか、企業会計において、給与改定に伴う補正を行うこととしております。

事件議案

 次に、事件議案のうち、主なものについて申し上げます。
 第185号議案及び第193号議案は、職員の給与改定等を行おうとするものであります。
 第191号議案は、観光ルート等における良好な景観形成を図るため、景観誘導地域の新設等を行おうとするものであります。
 第195号議案は、道路交通法の改正等に伴い、準中型自動車免許等に係る手数料の新設等を行おうとするものであります。
 以上、提出議案の大要について御説明申し上げました。
 何とぞ、慎重御審議の上、御議決くださいますよう、お願い申し上げます。