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【7月7日】群馬県畜産試験場で生まれた雌の和牛子牛が過去最高のセリ価格を記録しました!(畜産課)

更新日:2023年7月7日 印刷ページ表示

 本日(7月7日)開催された渋川家畜市場和牛子牛セリ市(以下、渋川家畜市場)において、群馬県畜産試験場(以下、畜産試験場)でゲノミック評価を活用した改良により産まれた子牛が過去最高のセリ価格となりました。

 これにより、畜産試験場で作出した子牛が高い能力を有すると評価されました。

1 渋川家畜市場でのセリ結果

 令和5年7月7日、渋川家畜市場に出荷した畜産試験場の雌の子牛2頭のうち、1頭が5,767千円(税抜)と過去最高のセリ価格を記録しました。

 なお、渋川家畜市場でのこれまでの雌子牛のセリ価格の最高額は1,271千円(平成30年)となっています。また、令和4年度平均セリ価格は約528千円となっています。

セリ結果一覧

出場番号

本牛名前

生年月日

血統

体重(キログラム)

セリ価格

(千円、税抜)

121

あつだ37322

令和4年9月19日

福勝鶴

あつだ373

304

4,886

123

あつだ37324

令和4年9月29日

福勝鶴

あつだ373

274

5,767

2 ゲノミック評価を活用した改良

今回、出品された子牛2頭は、ゲノミック評価を活用した改良で、受精卵移植により畜産試験場で産まれた同じ血統の牛です。また、母牛、父牛についても、ゲノミック評価を活用した改良により畜産試験場で産まれました。

母牛の「あつだ373」は、昨年8月に一般社団法人家畜改良事業団(以下、家畜改良事業団)の検定に合格し種雄牛(しゅゆうぎゅう)となった「福之鶴(フクノツル)」の母牛です。また、父牛の「福勝鶴(フクカツツル)」は、現在、家畜改良事業団において検定中の候補種雄牛となっており、今年8月に種雄牛になるかどうかの選抜が行われます。

※ゲノミック評価:牛から採取した遺伝子を分析し、和牛の肉を生産する能力を生後間もない段階で評

価できる技術で、従来の4~5倍の早さで能力が判断できるようになりました。

※一般社団法人家畜改良事業団:種雄牛を飼い、全国に精液を販売している団体

報道提供資料 (PDF:391KB)