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【8月9日】畜産試験場で生まれた牛が種雄牛になりました!-3期連続して4頭目!-(畜産課)

更新日:2023年8月9日 印刷ページ表示

 群馬県畜産試験場(以下、「畜産試験場」)で生まれた牛である「福勝鶴(フクカツツル)」が、令和5年8月8日に一般社団法人家畜改良事業団(以下、「事業団」)の種雄牛に選抜されました。今回の選抜は、令和4年8月(2頭)、令和5年2月(1頭)に続き、4頭目となります。

種雄牛選抜までの経緯

 平成24年度から畜産試験場は全国に先駆けて、事業団と連携し、ゲノミック評価を活用した和牛の改良に取り組み、牛の能力が飛躍的に向上しています。

 事業団による種雄牛の選抜は年2回実施されており、3期連続で畜産試験場で生まれた牛が選抜されました。今回、種雄牛として選抜された「福勝鶴」は、その雌産子が今年7月の渋川家畜市場で過去最高のセリ価格(5,767千円)を記録するなど、種雄牛に選抜される前から、高い評価を受けています。

 ゲノミック評価を活用した改良により群馬県産和牛の能力が向上し、より高品質の肉用牛が多く生産され、群馬県内和牛農家の所得向上が図られます。

種雄牛とは

 和牛において雄牛は、ほとんどが肉用として飼育、販売されますが、ごく限られた優れた遺伝子を持つ雄牛のみが「種雄牛」として、子牛を生産するための人工授精用精液の供給に利用されます。

ゲノミック評価とは

 牛から採取した遺伝子を分析し、和牛の肉を生産する能力(枝肉重量・ロース芯面積・霜降り度合い等)を生後間もない段階で評価できる技術です。従来の4~5倍の早さで能力が判断できるようになりました。

一般社団法人家畜改良事業団とは

 種雄牛を飼い、全国に精液を販売している団体。