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夏のコレクション展示では、「日本と西洋の近代美術1(※注)」、「新収蔵作品紹介1鶴岡政男」、「戦争と美術 アンソロジー」、「新収蔵作品紹介2石内都」、「井上有一 東京大空襲」を展示します。
(※注 数字はローマ数字を示す)
当館の収蔵品より、モネやルノワールなどの西洋近代絵画ならびに彫刻、明治から昭和にかけての日本近代洋画を紹介します。また、ピカソの原画による 《ゲルニカ(タピスリ)》を展示します。
(※注 数字はローマ数字を示す)
1960年代にパトロンとして鶴岡政男を支えた故飯田勧氏旧蔵のコレクションが、昨年度当館に寄贈されました。60年代の大作を中心に、第二次世界大戦前後の貴重な作品を含む油彩画21点、パステル画5点により、ユーモラスでありながら時代への鋭い風刺が込められた鶴岡の表現をお楽しみください。
戦後80年の節目にあたり、戦争を主題にした作品を展示します。17世紀フランスで戦場の様子を描写した版画家カロの作品、19世紀の画家ドーミエがクリミア戦争をとりあげた風刺版画、第二次世界大戦中にヘンリー・ムーアがロンドンの防空壕の情景を基に描いた素描作品など、展示の機会が少ない作品をご紹介します。
新収蔵作品より、本県出身の写真家石内都が母の遺品をテーマに制作したシリーズ「mother’s」の作品28点を展示します。
凄惨な体験から生まれた《東京大空襲》。井上有一の没後40年、かつ終戦から80年となる今年、書を美術の視点から読み解き歴史に迫ります。(なお、《噫横川國民學校》は貸出のため当館では展示いたしません。)
鶴岡政男《アクロバット》 1949年
オノレ・ドーミエ 「できごと」 No.104 《なぜゆえに人は、大きなベッドの上に横たわっていても、窮屈に感じてしまうのだろう》1854年
石内都《mother’s #57》 2004年
井上有一 《東京大空襲》 1978年(30点組より) (令和2年度展示風景)
令和7年7月19日(土曜日)~8月31日(日曜日)
群馬県立近代美術館 2階
9時30分~17時00分(入館は16時30分まで)
月曜日(7月21日、8月11日は開館)、7月22日(火曜日)
一般 300 (240) 円、大高生 150 (120) 円
*同時開催の公募展「群馬青年ビエンナーレ2025」の観覧には別途、企画展観覧料が必要
*( )内は20名以上の団体割引料金
*中学生以下、障害者手帳等をお持ちの方とその介護者1名は無料