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このたび、教育のノーベル賞とも呼ばれている世界的な権威のあるWISE賞(世界イノベーションサミット教育賞) において、アルメニア発のデジタルクリエイティブ教育プログラムTUMOが2024-2025年の最優秀賞に選ばれました。
TUMO は世界10都市以上で展開されており、群馬県が運営する「TUMO Gunma」はアジア初の拠点です。今回の受賞は、TUMOの教育モデルが国際的に高い評価を受けたことを示し、本県の取組にも大きな後押しとなるものです。
カタール財団が設立したWorld Innovation Summit for Education(WISE)が主催。
世界の教育課題に取り組む優れたプロジェクトを表彰しており、「教育のノーベル賞」とも称される国際的賞。
今回は、世界427団体から選考された。

AIを単なるツールとして使うのではなく学習のパートナーとして活用する独自の教育手法を実現。
学生がAIに教えることで理解を深め、AIが学生に寄り添いながら学習過程を支援する点が高く評価された。
さらに、若者が生成AIを創造的に使いこなすためのプログラムを開発し、無償で提供する取り組みが認められた。
TUMOがWISE賞を受賞したことを心からお祝い申し上げる。
群馬県が先進性等に着目して導入したTUMOの国際的な評価が高まり、私としても大変うれしく思う。
アジア初の拠点であるTUMO Gunmaが、世界で認められた教育モデルを提供している意義は大きい。
子どもたちが世界標準のデジタルクリエイティブ教育を通じて、未来を切り拓く力を育んでいくことを期待している。
TUMOはアルメニアの若者に、自分の才能を伸ばす機会を提供することを目的として2011年に設立された。
3DCG、アニメーション、プログラミングなどのデジタル技術について体系的な学びを無償で提供している。
TUMOは世界10都市以上に展開されており、週35,000人の学生が利用している。
TUMO公式ホームページ<外部リンク>
群馬県では今年7月にTUMO Gunma(Gメッセ群馬4階)を開設。
群馬県が独自に運営する全国初のデジタルクリエイティブ人材育成拠点「tsukurun」と連携し、県内全域でデジタルクリエイティブ人材育成を推進している。
オープンから約4か月で7,000名を超える中高生が利用し、500名以上が利用登録を行っている。
先月には、アルメニアTUMO本部からAIの専門家を招いたラーニングラボを実施し、40名が参加した。