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平成25年度第3回群馬県環境影響評価技術審査会議事録

更新日:2014年1月23日 印刷ページ表示

開催日時

平成25年12月20日(金曜日)9時30分~11時30分

開催場所

 県庁29階 292会議室

出席者の状況

  • 委員 11名(鈴木会長、片山副会長、相澤委員、大塚委員、掛川委員、片野委員、齊藤委員、清水委員、永井委員、林委員、谷畑委員)
  • 事務局(環境政策課) 3名
  • 環境影響評価実務担当連絡会 8名
  • 事業者 8名
  • 傍聴人 1名

審議の概要

1 開会

 開会しました

2 あいさつ

 鈴木会長あいさつ

3 議題 「高崎市スマートインターチェンジ周辺工業団地(仮称)造成事業に係る環境影響評価準備書」について

(1) これまでの経緯について

 事務局より説明

(2) 準備書の概要説明

 事業者より説明

(3) 質疑

委員の主な意見
  • マキエハギは、県の絶滅危惧1A類であり、タコノアシは、1Bだが極めて1Aに近い種である。2種が確認された場所は、直接工事にかからない区域ではあるが、影響を受ける可能性があるように思われるので、絶滅する可能性があるようなら、他の移植対象種と同様に移植を考えていただきたい。
    また、この2種以外に注目すべき種が出てくる可能性もあると考える。
  • 造成しながら緑化するのか、全部造成し終わった後で種子吹付を実施するのかによって、水質汚濁、砂塵に影響が出てくるため、しっかりと考えていただきたい。
  • 準備書中の低周波音に係る記載について、「本事業では、供用後に低周波音を発生させると考えられる構造物の設置の計画はないことから、低周波音の影響はないと考える。」とある。
    しかし、供用後の工場で用いられる原動機等が及ぼす騒音、振動と低周波音とは互いに関連する現象であり、敷地境界で騒音が予測されるのでセットバックするという一方で、低周波はないと考えるとするのは少し無理な説明である。
    低周波に関しては特に規制はないものの、将来の住民のクレーム等を考慮し、構造物の振動を踏まえた前もっての準備をしていただきたい。
  • 調査の結果、事業予定地周辺にオオタカが2つがいいるという貴重な結果を得た。特に繁殖期以外にも確認されているということで、おそらく何羽かがえさ場にしているとも考えられるので、今後どうなっていくか見ていただきたいと思う。
  • ツミについて、5月調査時に確認されたのみであり渡り時の確認であると考えられるとの記載があるが、5月は渡りの時期ではないので、繁殖していると思う。
  • ハヤブサについて、群馬県では、内陸部の崖地に繁殖しているので、ここで見たのはあぶれたのが飛んできたというのは認識の間違いであると思われる。偶然飛んできたものではなくて、この地域で繁殖しているかどうかは別にして、ごく近い所から飛来している状況と思われる。
  • 今回の計画は、住宅地に相当隣接するというものになっている。進出予定企業の配置を見ると、流通関係、食品関係、環境関係が想定されているが、例えば、流通関係の場合、大型車両が相当通ると予想される。それに対する環境配慮として、セットバックだけではなく、建屋配置による効果も狙うべきでないかと考える。
  • 計画地における食物網の一番上にキツネがいるが、群馬県ではキツネというのは、比較的限られた場所にいるものである。こういったキツネ等の哺乳類の移動経路として河川敷がかなり使われており、今回の河川敷の改修において、これら哺乳類の移動経路に対する配慮がなされなかった場合、工事によって上流域と下流域が分断される可能性があると考える。
  • 対象区域内には赤城神社はひとつであるが、準備書に記載されている図の中で、非常に近接したところ、観音山古墳の右側にももう一箇所赤城神社が示されているので、文章中で、その点がはっきりわかるように工夫したほうがよいと思う。
  • 完成後のシミュレーション写真について、新たな橋がかかるようなシミュレーションがないので、それもあるとよいと思う。
  • 環境影響評価項目の選定に係る記載の中で、水辺生物のところに「工事では井野川の河道及び河川構造の改変は行わず」と書いてあり、水辺環境のところにも「河道及び河川構造の改変は行わず」とあって、生物に影響はないと記載されている。しかし、架橋による橋脚設置については記載があり、また、井野川には無堤防地区があり、そこの護岸工事を行うということも記載されているので、改変されないという表現は正確ではないと思う。
  • 供用による影響(排水の発生)によると、計画地からの排水が井野川に合流した時点でのBOD濃度は現況4.2mg/Lから4.7mg/Lに増加するが、環境基準値は下回るとある。
    確かにこのデータを見るとそのとおりではあるが、井野川は、もともと有機物汚濁が進んでいた河川であるため、場合によると基準値に近い値、もしくは基準を超すようなこともあるのではないかと懸念している。
    今回の工業団地造成に関しては、これ以上井野川の有機物汚濁を進めないような配慮を十分に行っていく必要があると考える。

(4) その他(今後の予定について)

 事務局より説明

4 閉会

 閉会しました

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