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平成30年度第2回産業教育審議会議事概要

更新日:2019年3月5日 印刷ページ表示

1 日時

 平成30年9月4日(火曜日)14時00分から16時00分

2 場所

 群馬県庁 審議会室

3 出席委員

 8名(小堀良夫委員(会長)、風間まり子委員、齋藤ゆかり委員、茂木創委員、細谷可祝委員、堀口美奈子委員、太田和雄委員、生方保光委員)
 ※欠席委員4名(眞保智子委員、栗原裕司委員、古賀義朗委員、茂木三枝委員)

4 次第

  1. 開会
  2. 群馬県産業教育審議会長挨拶
  3. 群馬県教育委員会教育長挨拶
  4. 審議
    「県教育委員会からの諮問事項についての答申素案の協議」
  5. 閉会

5 議事概要

会長

  • 答申素案の表現や内容について、委員の皆さんの意見が反映されているかどうか伺いたい。

課長

  • 分量があるため、前半で諮問事項の1から3について御審議いただき、後半で5ページ以降の専門学科等のあり方について御審議いただくというのはどうか。

会長

  • それでは、1から3までを前半として審議したい。まずは、「1 職業教育において育成を目指す資質・能力について」御意見や御質問をいただきたい。事務局からポイント等の説明はどうか。


事務局

  • それでは、委員の皆様から頂戴した意見について、事務局から説明したい。配付資料の3枚目以降について、委員の皆様の意見を読み上げさせていただく。

1 職業教育において育成を目指す資質・能力について

  • 未知の状況にも対応できる『思考力・判断力・表現力等』の表現力については、企画・提案力が追加されるとよい。
  • 仕事にあっては、取組の中で自分が面白いと思ったものに積極的に取り組むという意識が必要である。
  • 自己管理能力の中では、人間としての食生活なども知ってもらいたい。
  • キャリア教育では、夢に向かっていく姿勢と、夢が破れたときにどう調整していくかという視点が含まれるとよい。
  • 自分の思い通りにいかなかったり失敗したりしても、くじけずに頑張ることができる力が重要である。未知の状況にも対応できる『思考力・判断力・表現力等』の表現力については、企画・提案力が追加されるとよい。

2 地域や産業界と連携した実践的な職業教育の在り方について

  • 伝統や経験はどれだけ人口知能が発達してもできないことであり、外部人材の活用というのは教員を補完する一つの方法である。
  • 外部講師を依頼する際は、漠然と依頼するのではなく、明確な指針を示して依頼することが大切である。
  • 卒業した方が外部人材として戻ってきて話をすることが、各学校の特色化につながるのではないか。
  • インターンシップの推進については、協力企業の組織化について追記していただきたい。
  • 学校側と企業側の意見をまとめた、望ましいプログラムのようなものがあるとよい。
  • モデルのようなもので指導していただけると有り難い。
  • 可能であれば、インターンシップ先について、先生方に事前に勉強していただけると更によい。
  • 起業・創業に関する教育について、もし高校段階から可能なら素晴らしいことである。
  • 予測困難な時代の中で、起業や創業にも目が開かれていくことはとても良いことである。
  • 自らの活動が何かの役に立つような経験をさせることが大切である。
  • 経営の疑似体験や、経営者から話を聞くことにより、経営について「楽しそう」と感じさせることが有効ではないか。
  • ビジネスゲームなどの体験が、創業や起業を知るきっかけになるのではないか。また、学校に経営者が出向き、話をするような場面作りが必要である。
  • 高校生が、小学生や中学生に対して自らの体験や活動を伝えるような取組があると有り難い。

3 職業教育の推進に係る環境整備について

  • 将来を見据えた設備の拡充・充実を図ることが重要である。
  • 県や各学校の特色を生かし、人材や予算を集中させて整備を進める必要がある。
  • 設備投資や老朽化への対応については、各学校の特長を生かす形で検討する必要がある。
  • 基礎的な知識や技術を身に付けさせることが重要である。
  • 先端的な知識や技術について、教員が見識を深めるとともに、それを踏まえて生徒に必要なことを伝えることが大切である。
  • 職業教育推進の決め手は先生方の意識だと思う。
  • 県内の関係機関とのネットワークを作ることは一つの大きな課題である。
  • 各学校の取組や成果について、SNS等を活用して周知することが必要である。

 以上のような御意見をいただいた。

会長

  • 皆さんから御意見をいただきたい。

委員

  • それぞれの意見をよく取り入れていただいており、有り難い。

会長

  • 皆さんの意見をしっかりと反映している。

委員

  • 非常によくまとめていただいていると思う。

会長

  • 答申素案3ページの「4 インターンシップの推進」の3段落目が少し分かりづらいため、説明をお願いしたい。

事務局

  • 「大学進学希望者が多い普通科の高等学校等においては、例えば大学・大学院等での学習や研究経験を必要とする職業に焦点を当て、大学や研究機関等の専門機関や、高度な職業資格を要する職業に関する企業等におけるインターンシップを拡充するなど、生徒の実態や興味・関心等を踏まえて工夫する必要がある。」と記載させていただいている。普通科高校のインターンシップを増加させる方策として、地元企業だけでなく、大学や大学院等の研究機関で研究を体験させることもインターンシップとして考えられるのではないかという趣旨である。

会長

  • 個人的な意見だが、全体的にセンテンスが長すぎる。例えば真ん中で一回文章を切り、「そういうことについてこうだ」と表現した方が、説得力があると思う。まとめるのであれば、説得力があり、分かりやすい方が良い。そのためは、できるだけセンテンスを短くした方が良いと思う。

事務局

  • 検討させていただく。

教育長

  • 確認も含めてだが、これまでは専門高校のキャリア教育を中心に議論を進めてきた。しかし、これからの群馬を考えると、県内に進学や就職をする子供たちだけでなく、群馬から外に飛び出していく子供たちや、一度群馬を飛び出しても、群馬のことを考えながら、いずれ群馬に戻ってきてもらえるような子供たちのことも考慮する必要がある。そのためには、キャリア教育というものを非常に幅広く捉え、たとえ進学校であっても、しっかりと群馬のことを考えてもらえるような取組を行っていく必要がある。
  • キャリア教育の在り方や進め方について、新たな視点から問題意識として記載させていただいた部分や、今までのものに溶け込むように記載させていただいた部分もある。もう少し明確に、課題と対応策として、大学や大学院等の研究機関とも連携を深めながら、普通科、進学校でのキャリア教育を充実していくという方向性をはっきりと出した方がよいのか、あるいはこれまでの議論の流れに溶け込ませた方がよいのかについて議論いただきたい。この部分については、議会や産業界との議論の中でも大きなテーマとなっており、是非委員の皆様の御意見をいただきたい。

会長

  • 正に教育長が言われているとおりであると思う。答申をまとめる皆さんには責任が出てくる面もあるとは思うが、具体性があり、はっきりとしたものにまとめるべきだと思う。やんわりとした表現の部分も必要あると思うが、インターンシップなど、大事なところは具体的な表現の方が分かりやすいと思う。
  • 連携ならば連携ということをはっきりと出すべきである。この中には、「連携」というワードはないが、連携に関わるところもある。全体的にもう少し明確にしていただきたい。

委員

  • 普通高校のインターンシップを見聞きしていると、経済教育やインターンシップを行わないという気持ちもよく分かる。インターンシップとして身の丈で行ける環境に受入先がないという現状もある。
  • 基礎研究をやっている研究機関などは、東京ならばたくさんあると思う。大学の中で基礎研究を行っているようなところに行き、ものづくりや研究に興味を持ち、それをきっかけとして進学先が見えてくるようなこともある。この部分の表現はとても大事だと思う。やはり、ここははっきりと書いてもらうことに大賛成である。

会長

  • 他の委員はどうか。

委員

  • 私も会長の御意見と非常に似ている。
  • 答申素案1の2では、「未知の状況や困難な状況にあっても、既得の知識や技能を活用して」という表現が3つある。同じような言い回しが多く、理解していくのが難しいと思う。言いたいことが分かりにくい感じになっているので、あまり同じような言い回しを使わない方がむしろ良いのではという印象を持っている。
  • ボリュームも多くなってしまっているが、使われている用語がかなり重複している。

事務局

  • 新しい学習指導要領から引用したところもあるが、確かに同じものが冒頭に来ている。再度整理させていただきたい。

会長

  • もう少し整理してもらいたい。
  • 群馬県というか、我々の答申を出さないと意味がない。ある意味では個性というものがないといけない。

委員

  • インターンシップに関しては、群馬県の特長というものがあまりはっきりと見えてこない。群馬県では何を目指しているのか、そういう方向性が今一つ理解できていない。その方向性が曖昧なためにこのような表現になってしまっている気がする。
  • 群馬県としてある程度明確なものを入れていくと、より分かりやすいのではないか。

事務局

  • 県としての方向性について、そういった面からも御意見をいただければ反映させていきたい。

会長

  • 私は、インターンシップの重要性を感じている。
  • 群馬らしさを出し、他県との違いを知ってもらうことや人口減少・少子化に対応することが必要である。
  • インターンシップについて、何か群馬らしさを出すことは考えられるか。

教育長

  • 中学校段階の話になるが、県内では、地域や子供たちに施設を開放して、環境学習をしながら、企業の活動を知る取組を行っている企業もある。これは、都会ではできない取組だと考える。
  • 自然と企業活動が近い群馬県では、うまく形ができれば、インターンシップとしての具体的な学びが考えられるのではないか。
  • 委員の皆様から、いろいろな取組を提案していただくと、答申を生かした具体的な施策を教育委員会で立案し、学校現場で実践する流れができると思うので、是非御意見をお願いしたい。

委員

  • 答申素案について、行政の人間として見事に書いたと感じた。
  • 県外の大学に進学した子供たちのうち、卒業後に群馬県に戻ってくる割合は3割から4割程度であり、高校生全体を含めた形でインターンシップを捉えると、こういう「ほわっ」とした感じの文章になる。「こういう書き方もあるな」と行政の人間として参考になった。
  • 群馬に戻ってくる子供たちを増やす取組として、県と群馬労働局ではGターンを実施しているが、戻ってくる子供たちを意識したインターンシップの在り方と、今、高校生として学ばなければならない環境や「群馬らしさ」などの在り方と、二つに分けた考え方で表現すると、求められている答申になると思う。

会長

  • 進学校と専門高校は違うため、それぞれのインターンシップは違うのではないか。
  • 分かりやすさを追求すれば、同一の表現ではなく、二つに分けるという考え方もある。それぞれ違う部分もあれば、同じ部分もあると思う。

教育長

  • 県の総合計画及び教育振興基本計画では、高校3年間でインターンシップを体験した生徒の割合を目標として掲げており、50%を目標値としている。残念ながら現在は30数%であり、なかなか伸びていない。
  • 専門高校ではしっかりとしたインターンシップが実施されており、ほとんどの生徒が経験しているが、普通科高校では受験を優先するようなところがあり、なかなか伸びておらず、県全体としての数字も伸びていない。同じことを行っていてもなかなか難しい。
  • 先ほど話にあった「群馬らしさ」の中で、短期的に1日で学べるインターンシップを考えていかないと、普通科高校で広めていくのは難しいと考える。
  • 3年生で受験勉強が頭の中にあるところでインターンシップに行くのは生徒も大変であり、保護者の理解もなかなか得られない。1、2年生で、自分の進路を考える参考になるようなものも含めて、何か刺激を与えられるようなインターンシップの在り方を展開していかないと、普通高校、特に進学校の場合は、広げられない気がしている。
  • それぞれ課題が違うので、答申の中にはっきり書いてもらうことにより、普通科高校で考えてもらうきっかけになるとすれば、事務局としても良いことだと考える。

課長

  • 群馬県におけるインターンシップの数値的な特徴というのは難しいが、普通科の実施率が全国より低調である。
  • 専門高校のインターンシップについては、各学校が努力し、地域の企業と緊密な関係を作っていく中で、順調に数を伸ばし、質を向上させている状況がある。
  • 事務局としては、高校時代に職場や研究室等で働く大人たちを見たり体験したりするような、普通科高校におけるインターンシップの重要性については、むしろ専門高校より重要ではないかと考えている。
  • 普通科高校が共通して取り組めるプログラムを提供できないか、昨年度より経済団体の代表等に集まっていただく委員会を設置して、研究をしているところである。その内容を答申に盛り込むことは可能だと思うので、整理をしていきたい。

委員

  • 答申素案については、重要な内容が含まれていると思う。社会に出た者でもなかなかできない経験を若いうちから積ませることは大事だと思う。
  • 答申素案1ページの「1 知識及び技能の習得」の2段落目に「教科横断的な取組」とあるが、実際に何をするのか分からなかった。実際にどういうものをやろうとしているのか、分かりやすく具体性があるとよい。
  • 前回、起業という話が出たが、創業という意味の起業と、新しいものを創り出すという意味の起業があると考える。
  • シリコンバレーでは、AIやVRのように新たなことを研究しているという話を聞く。今はない新しいものを創るという意味の起業では、最先端の技術ではなく、高校生が新たなアイデアを出すということは十分できると考える。SNSやいろいろなものがある中で、多くのチャンスがあるのではないか。高校では、思考の仕方を学ぶことができればと思う。
  • 私の時代は、答えがあるものを解いていき、正解を導く勉強をしてきた。これからはAIの時代になり、知識だけではコンピュータにかなわない難しい時代になるので、詰め込んだ知識を役に立つようにしたり、新たな発想をしていく「デザイン思考」のような勉強をしたりするのがよいのではないかと考える。アメリカやヨーロッパでは、子供たちに対してそのような教育が進んでいる。
  • そのような取組の成果と豊かな感受性を持っていれば、新しい時代に即した人材に育つのではないか。
  • また、そこに人間性をプラスしていくことが大事だと思う。コミュニケーション能力を向上させる教育があれば良いのではないか。
  • インターンシップについては、群馬に戻ってこないのは、企業側にも問題があるのではないかと思う。魅力ある企業になることができないと帰ってきてもらえない。東京などに行った方が魅力的な企業がたくさんあり、そこで勤めたいと思えばなかなか帰ってきてもらえない。
  • 企業側も人材不足であり、努力して魅力ある企業にしていく必要がある。先生や教育現場に対して、例え手弁当でも何かお手伝いができないかを考え、企業の魅力を高めていくことも必要なのではないか。

会長

  • 都会に行った子供たちが帰ろうと思っても、自分の思っているような会社がない、仕事がない、環境がないというので、やむを得ず東京など首都圏に就職している。企業としての魅力というのは難しいところがある。
  • コミュニケーション能力はこれからも必要とされる能力だと思う。結婚案内の会社のコンサルタントをしている知り合いから、そこを利用する人たちの中には、「お見合いをするときにどんな話をすればよいか」という講座を受講してから、お見合いに望むと話をしていた。そのことだけではないが、言葉を交わすコミュニケーションというものを、どこかに入れてもよいと思う。

委員

  • 介護の中で、離職者の一番の原因は人間関係だと言われており、今の話を実感を持って聞いていた。社会人基礎力の中でも、ストレスをコントロールしていく力が求められており、これから重要になると思う。それらの内容は、1ページの「3 人間性等の涵養」に含まれているとおり、教育の中にしっかりと取り入れられていると感じた。
  • 答申素案の内容については、全体が網羅されていると思う。
  • 介護では、外国人労働者がたくさんおり、EPAや技能実習生など「介護」という職で来ている人に対して、どうやって接するかということが求められている。現場では、異国の人と交流する場面がなかなかないため、価値観みたいなものをすり合わせる作業や、日本語と英語の問題などから、外国人との協働などは難しいと感じている。
  • 答申素案には、外国の方とのコミュニケーションの持ち方みたいなものが見当たらない。英語教育で補完されているのかもしれないが、何かそういったものが必要なのではないかと考える。
  • 群馬県は外国の方も多いので、そういう方々と協働していく力を育てるということがあってもよいのではないかと思う。

会長

  • 外国の方との関連は何かあるか。

事務局

  • 群馬県の特色として、確かに外国人が多いということがある。そういったことも記述できれば「群馬県らしさ」が出てくるとも感じるため、検討させていただきたい。

会長

  • 環境整備に関わるところで、そういった記載も必要かもしれない。
  • そういった企業や、大学や海外の学校等との連携はどうか。

教育長

  • 今、東毛地域では、外国籍の生徒の教育の在り方が、小中学校段階での課題となっている。高校においても、外国人が進学している学校もあるため、学校を卒業した後日本に残って定着し、就職した外国人と接することが日常的にあり得る状況である。そうした場合の対応力や人間関係を築く力は子供たちに育むべき力の1つであり、そこは授業だけでなく、キャリア教育、インターンシップの中でも考えていくことが必要であると考える。
  • 状況を確認しながら、盛り込む形を検討したい。

会長

  • 「群馬らしさ」という点では、群馬で頑張っている企業や、外国人が働いている企業へのインターンシップや、そういった会社の方に学校に来てもらい、外国人が会社にいるようなコミュニケーションをしたり交流したりすることも刺激になるかもしれない。
  • 専門学科等の在り方についてに進む前に、4ページの施設設備について検討したい。技術の進歩は限りなく速い速度で進んでいるが、学校の設備等についてはどのような現状であるか。工業高校はどうか。

幹事

  • 最先端の設備はないが、職員が研究し、授業に関係する「研究ロボット」を課題研究で作っている。
  • また、新しい設備が授業や生活の中でどう活用されているか、関連する新しい内容を科目の中でどのように盛り込んでいくか等について、教材研を行っている。最先端の設備はないが、工夫して対応している。

教育長

  • 工業高校が一番大きな機械を使っているが、今までの現状を申し上げると、十分な予算が確保できず、古い機械を何とか使っているような状況もある。高校からも要望をいただいているが、要望に応えるだけの予算を確保するのが困難な状況であり、先生方と優先順位を付けながら取り組んでいる。
  • 今年は少し予算が付いている。この予算が来年度以降も確保できるという簡単な話ではないが、高校での教育が現場で役に立たないものになってしまっても困るので、予算確保に向けて、教育委員会としても努力を重ねて行っていきたいと思う。

会長

  • 実業高校の地域への貢献度は非常に高い。
  • 私が住んでいる富岡には富岡実業高校がある。元は農業高校であるが、現在は機械科もある。子供たちの地元就職率は7割くらいである。大手企業もあり、入社している生徒たちもいる。優秀な人材を輩出していると思う。
  • 実業高校は地元に貢献しているにも関わず、支援が少ない状況である。
  • 来年も再来年も、実業高校に対し、設備や環境整備のための予算確保をお願いしたい。地元の宝であり、即戦力となる子供たちの支援には今後も力を入れていただきたい。

委員

  • 予算については、有意義に使っていただきたい。新しい物はとてもお金がかかるので、優先度を考えて使っていただくようお願いしたい。
  • 前回、起業の話が出たが、そういった方面でも検討していただきたい。

会長

  • 現場ではごまかしながら使っている設備が多いと思うが、それも限度がある。是非よろしくお願いしたい。
  • 以上で1~3について御意見をいただいた。最後に何か意見はあるか。

委員

  • 言い方が難しいが、もう少しカラーが出てもよいと感じた。特に、答申素案の中で、どこにウェートを置くのかが非常に分かりにくいと感じた。
  • 一般の県民がこれを見て分かりやすく、どういった子供を育てていくのかを伝えていく責務があると思う。「ここに力を入れたい」というところが分かるように、もう少し濃淡を付けるとよい。
  • 最初に話があった、「将来を見通すことが困難な時代にどうしたらよいのか」という言葉が非常に印象的であった。そのような時代に向けてどうするか、文章の中で濃淡を付けていただけると、すごく良くなるのではないかと思う。
  • きれいに言葉を組み立てようとすると、どうしても同じ言い回しが何度も出てきてしまうので、言葉にこだわるよりも、行数が少なくてもよいので、分かりやすい形にした方がよい。
  • 例えば、1ページのところで言うならば、「思考力・判断力・表現力等」、「学びに向かう力、人間性等」の「等」を付けた段階でいろいろなことが入ることを暗に言わんとしていることになり、県民にとって分かりにくいと思う。それであれば「人間性」と言い切った方が分かりやすい。要望として挙げさせてもらう。

会長

  • 私もそう思う。

教育長

  • しっかりと検討させていただきたい。

会長

  • 時代はどんどん変化しており、いろいろな進歩があるわけだが、その流れに沿う意味でも、今回まとめる答申については、やはりしっかりした個性を持って、説得力のあるものにしてもらいたいというのが、皆さんの意見であると思う。教育長はどうお考えか。

教育長

  • これまでの会議も含めて、皆様から貴重な御意見をいただいたと思っている。
  • 皆様がおっしゃるとおり、前回答申がなされた平成19年とは全く違う時代であるという認識を我々は持たなくてはいけないと考えている。人口がどんどん減っていく中で、子供たちも減ってきている。そして、産業界はいろいろな意味で大きく変わってきており、求められる人材も変化してきている。
  • 先ほど「予測困難」という言葉を使わせていただいたが、そのような時代において、子供たちがたくましく生き、しっかりとした職業人として自らの力を発揮していくためにも、皆様からいただいた御意見について、改めて整理し、まとめさせていただきたい。
  • そうした中で、これからの人材育成に求められるキャリア教育やインターンシップについては、これまで御審議いただいたように、必然的にこれまでと違った形でしっかりと進めていかなければならないと思っている。
  • 「しっかりと個性を出していただきたい」という御意見をいただいたので、この時代に合った、そして、これからの時代を見据えた内容になるように、再度整理させていただきたい。
  • 私からもいろいろと投げかけさせていただき、御意見をいただき感謝している。
  • 本日は専門高校の先生方にもお越しいただいているが、やはり、進学校などの普通科高校も含めて検討していただき、「自分たちで取り組まなくてはならない課題は何なのか」ということを考えていただけるような、広がりを持った中身にしていかなければいけないと考えている。そうすることにより、我々も学校現場に対して働き掛けがしやすくなると思っている。そういう意味では、進学校などの普通科高校も含めた職業教育の在り方についてしっかりと検討し、まとめさせていただいた上で、更に御協議いただいて議論を深めて行ければと考えている。
  • 先ほど会長におっしゃっていただいたような方向で、改めてきちんと整理させていただきたい。

会長

  • まとめていただくということを前提にして話を進めさせていただく。間違いなく子供たちが少なくなり、高齢者も増えていく。また、技術も急速に進歩し、変わっていくことを考えると、時代に合った答申や協議というものが本当に必要なのだと思う。
  • それでは後半の「4 上記を踏まえた専門学校等の在り方について」に移らせていただく。
  • この部分については、これまで御意見をいただいている時間が少なかったと思う。専門の方がいるため、各分野について順番に伺いたい。
  • まずは農業についてどうか。

委員

  • 文章を拝見し、非常によくまとめていただいていると思う。
  • 先ほど、「群馬県の特色は何か」という話があったが、水が良いこと、土に根ざしている産業が多いこと、自然環境が豊かであることは、他県とは比べものにならないくらい、ずば抜けて良い。ただ、それが当たり前になりすぎてしまっているため、子供たちに伝えようとしても「何を言っているの?」となってしまうことが多い。都会に出るとその大事さに気付くということもあるので、是非、自然環境の良さを子供たちに伝えながら農業に関する学科のことができるとよいと思っている。
  • 農業というと、どうしても6次化や加工について触れられることが多いが、それでも、土に根ざした産業であるということと、生産物を生み出すということがいかに大切かということについては、是非教えていっていただきたい。
  • 人間も動物の一部であり、光や起床時間、食事の時間なども非常に大事である。生活習慣や生活リズムがどこまで農業に関係があるかは分からないが、「人間も動物の一部であり、自然環境の一部である」といったところから入っていただけると、もう少しストレスにも強くなる子供たちが出てくるのではないかと思っている。
  • 体の細胞の入れ替わりや、栄養を摂取する仕方や時間帯から見てもそのようなことがあるため、予防医学的なことや自己管理能力なども含めて、農業というものを是非体系的に見ていただけるとありがたい。

会長

  • 表現やまとめ方はどうか。

委員

  • まとめ方としては分かりやすくなっており、良いと思う。
  • 1つの項目が4行や5行になってしまっているため、全体的にもう少し短くしてはどうか。
  • 改行や句読点について整理していただくと、より分かりやすくなると思う。

委員

  • 人材育成という面では大体網羅されていると思うが、今、農業では、「農家を継がない」、「農業をしない」という問題があるのだと思う。
  • 知識を学んでも外に出て行ってしまっている現状に対し、何か食い止めるようなこともいずれ考えていかなければならない。
  • 人材育成だけにするのか、それとも、もう少し地域との関係といったものを農業の分野でも入れていくのか、今回の答申に盛り込むかどうかは別にしても、やはり考えていかなければならない。
  • 例えば、農業があるからこそ祭りとかも存在するわけであり、文化の担い手になっているわけである。そういった人材の育成も含めて、出て行って戻らないという一番の大きな課題について、少し触れた方が良いかもしれない。

教育長

  • 以前と違うのは、農業系の勉強をしている生徒のうち、非農家の割合が増えていることである。農家を継ぐために農業を勉強するというだけでなく、農家以外の方、特に女生徒が大変増えており、それにより高校が非常に活性化している部分がある。
  • 人材育成という面では、「農家の後継者」という視点ではなくて、非農家の子供たちにしっかりと農業を学んでもらい、その後それぞれ活躍していただくという視点に立った農業教育の在り方というものを、しっかりと掲げていかなければならないと思っている。

会長

  • 群馬県でも、農業で頑張って世界に出ている方もいらっしゃるが、そうした方々と、農業に関する学習をしている生徒たちとの接点というのはあるのか。

幹事

  • 農政部の方もいらっしゃるが、農業高校と行政とが連携し、そういった取組をしている方々に外部講師をお願いしたり、インターンシップを受け入れていただいたりしている。
  • 本校も、現在長期インターンシップの最中であるが、そういう先進的な農家や、法人経営をしている農家にも行かせていただいている。
  • 地域創生としての農業、輸出産業としての農業において、これからどういった人材を育成していくかということが大きな課題となっている。
  • できる限り、いろいろな機会を与えたり、活躍している方々の話を聞いたりする機会を数多く設定することで、農業教育を通してこうした分野にも少しずつ人材を輩出できればという考えで取組を進めている。

会長

  • 5年前くらいとはまるで違う。是非、そういった場面を積極的に作っていただいたり、予算を取っていただいたりして、子供たちに良い経験・体験をさせていただけるような授業を期待している。
  • 工業についてはどうか。

委員

  • IOTや環境などについて書かれており、職場や学力など、必要なものがまとめられている感じがする。
  • ものづくりだけど「物」ではない、形のないものづくりの時代になってきた中で、ものづくりをどのように捉えていくかを考える必要がある。
  • ただし、基礎については、その後の仕事で非常に役に立つため、しっかりと指導する必要がある。
  • 工業高校では情報の学科があるので、新しいものをどのように学んでいくか考えることも重要だと思う。
  • 広島の原爆の投下の状況を、広島県立福山工業高校がVR化したとテレビで見た。今の高校生は、こんなことができるのだとびっくりした。授業ではなく、部活動での取組だったと思うが、当時の方の記憶をたどったり、郵便局の図面や情報を活用したりしてVR化したとのことである。そこでは、建物の中に入ったり、原爆を投下した後の焼け野原の様子など見たりすることができ、投下前後の街並みの様子まで作っていた。
  • 我々が考えていた工業高校の時代と違い、高校生のレベルでもこのようなものが作れることに感動した。
  • 群馬県の工業高校でもこのような取組を行っているのか。または、行う方向にあるのか。もしそうであるならば、必要なソフトやコンピュータなどの設備につながってくる。
  • そういうことができるぐらいの何かがあると、工業高校に通う生徒たちの励みや学習意欲につながるのではないか。工業高校では「物」を作っていくだけではなく、今後、そういった授業も必要になってくるのではないかと感じた。

会長

  • 現場では、そういう実践をしているか。

幹事

  • 授業の中では、話題としては触れるが、そこまでの取組を実際に行うことは難しいと思う。行っているとすれば「課題研究」になると思うが、具体的に聞いたことはない。
  • 最近では、プロジェクションマッピングや映像を工夫して処理をするソフトが比較的出回っており、ネットで購入することもできる。このようなことは子供の方が早く情報を手に入れていたり、体験していたりすることが多いため、場合によっては行っているかもしれないが、群馬県の中で取り入れているかは分からない。
  • 着眼点については、高校生ならではの発想が出てくるかもしれないと感じた。

会長

  • 次世代産業がもう動き始めていて、県の組織としても次世代産業課がある。学校で「ドローンがどうだ」、「コンピュータがどうだ」ということではなく、次世代の産業を勉強したり、情報を集めたり、関わるきっかけを作ったりすることが必要なのではないか。
  • 今までの建築、機械、土木、化学、情報のことだけではなく、次世代を学ぶ科目や学科はあるのか。

課長

  • 今はない。

会長

  • 子供たちがいろいろなことを求めたときに、「その学科ではない」ということになってしまうとどうかと思う。学科を作るということは簡単ではないが、どこかに、そういう考え方も取り入れてもらいたい。そういうことに関心がある子供たちもいるはずなので、もう少し幅広く選べる方が良いのではないか。そういう仕事も増えている気がする。

委員

  • 商工会では、商工業に精通している企業が多い。商工会において、「商売をする」ということの昔ながらの定義は、「いろいろな物を仕入れて、利潤をのせて販売する」ことである。そういう商売をやってきた方が軒並み、今、上手くいっていない。どういう人が生き残っているかというと、自分たちで作った特色のある物を見出したり、自社製品で他にない物を作り上げて販売したりしているところだと思う。
  • 群馬県の特色という話があったが、群馬県の土地柄と言えば、農業に非常に特色があると思う。例えば、商業と農業が連携して、地産地消みたいな形で売り出していく。農家が作った物を加工していくところに連携していく意味が出てくる。
  • 今までの「販売」という「商業」の感覚が、がらっと変わってきていると思う。工業も商業もそうだが、群馬県産を使用したり、群馬県であることを発信したりして、ものづくりをして、販売していく。今までのように、他県で大量生産したものを仕入れて売るという方式は、この先、衰退していくのではないかと思う。群馬県の特色を活かしたり、関連させたりすることがポイントではないか。

会長

  • 群馬県は、ものづくりの県でもある。いろいろな情報を発信するところもあるので、いろいろな体験を子供たちにしてもらいたい。また、ものづくりの基本も、しっかりと身に付けさせてもらいたい。

委員

  • 2つ話をしたい。商業に関する学科について、文章が長いため、2つ程度に分割した方が説得力が出るように感じる。
  • 私は以前、慶応ビジネススクールで、「ビジネスの中でどうやって成果を上げていくか」という、ビジネスにおけるソリューションの内容を経験し、大変驚いたことがある。今、アクティブ・ラーニングについて言われている中で、7ページにある「絶対的な正解が存在しないことが多い経済社会の中で」というあたりで、ビジネススクールとの連携も含めて、実際の問題解決に向けて皆で議論できるような具体的なことが盛り込めたら良いのではないか。ビジネススクールのようなやり方を生徒が実際に体験したら、きっと面白がるのではないか。

会長

  • 楽しさみたいなものが盛り込めるとよい。

委員

  • 答申では、新しい学習指導要領について書かれていると思う。その上で、「こういった視点がこの文章の行間に含まれているのかな」と思ったところや、気になった部分について少し話したい。
  • まずは「これからの福祉従事者に求められるマネジメント能力」であるが、新しい学習指導要領の中に、「チームマネジメント」というものが入ったので、そういった視点から書かれていると思う。
  • その中で、「リーダーシップなどの組織に関する学習」と書かれているが、実際の現場における介護指針では、介護福祉士は裾野が広いものであり、「まんじゅう型」でなく、「富士山型」であるということが言われている。
  • 実際に介護を全く知らないような、新しく入ったばかりの方々に対して、実際に「介護とはこういうものである」と指導し、育成していくことが介護福祉士の業務として求められている。そういったところで、「自立支援を受けた指導の育成」等については、組織に関する学習はしたとしても、教育として実際に自分が教わるでなく、指導をしていく側になるということが網羅されているのかと思う。
  • 実際の現場の人たちも研修等は受けるが、実際に発信する力がなく、そういったところで自分から情報を発信する力は強く求められているため、その内容が含まれているのかと思った。
  • 同様に、「多職種連携」についても、先ほど話した「地域包括ケアシステム」などを活用するに当たって「多職種連携」と書かれていると思うが、自分がそこで知り得たことや感じたことを言語化する力がすごく必要となってくる。
  • 「豊かな人間性」とあるが、温かい気持ちを持つということと、自分が実際に感じたことを発信していくことは別である。
  • 実際の教育の中で育まれていくために、文章の中に「自分から発信していく」という言葉があってもよいと思う。
  • 7ページに「豊かな人間性を含む福祉教育」とあるが、やはり外国人は介護過程を展開するための根拠に基づく介護実践ができないといけないので、そういった介護過程を展開することが介護福祉士会としても重要と考えている。現場の方々にそういった、自分で実際の物を見て何が必要なのかを考えて、それも頭で考えるだけでなく、説明できる力も求められていることがあるため、「介護過程を展開するための根拠に基づいた知識・技術」のような内容が盛り込まれた方が、より今の時代に即していると思った。介護福祉士会としても、そういった内容を入れていただけるとよいと思う。
  • 8ページに「介護技術コンテストや・・取組を地域社会に発信し」とあるが、これは、自分たちの行っている活動を地域社会に発信することが目的なのかと思うが、「福祉を学ぶ高校生の姿や福祉に関する教育の魅力を理解させる」のは、誰に理解させるために書かれているのかが分からない。高校生に対して理解させるのであれば、この表現とは違っていると考える。一般社会の人たち、群馬県の方々に自分たちがやっている活動を発信するのは重要なことであり、介護技術コンテストをやっていること等はアピールしていただきたいと思う。誰を対象に書かれた文章なのかが分からなかったので、主語の部分を知りたい。
  • 下から2行目のところで、「させるための」が2回書かれているため、改善していただけるとよいと思った。

事務局

  • 委員の質問にあった主語については、福祉を学ぶ高校生本人もそうであり、それを見た高校生もそうであり、地域の人々を含む、群馬県の多くの方々に福祉教育や仕事の魅力を理解させるための取組として、こういったことができればと言う意味で記載させていただいた。
  • 御指摘の「させるための」については修正する。

会長

  • 魅力を理解させるさせるのが小学生や中学生なのか、大人なのか、表現を分けて書くとよい。

事務局

  • 「高校生を含めた全ての人」という価値観で捉えていただき、子供、大人、地域も含めていると考えていただきたい。小学生や中学生、地域の方々も含めて、広く福祉について知っていただきたいという意味である。表現については検討したい。

会長

  • 個人的な意見であるが、介護技術コンテストとはいわゆる介護の技術のコンテストなのか。

事務局

  • 高校生がベットメイキングと介護技術の2パターンについて、コンテストの形で知識を確認したり、お互い技術を見合うことでより技術を高めていくために、本県では年1回行っている。

会長

  • 一番最初に介護をされるのは自分である。そのときに、いろいろな技術は当たり前のことであり、もっと大切なのはコミュニケーションである。会話ができないと困る。関係がダメになるときは、言ってはいけないことを言ったときである。
  • 介護職に就いている知人から、「私がこういったらこういう話をしてくれた。他の人はそういう話を嫌がったので、しなかった」という話を聞いたことがある。介護の場合はコミュニケーション能力や、聞く力を育てることが一番である。一言で元気になったり、嫌にもなったりする。ぜひその辺りもよろしくお願いしたい。
  • 次は、家庭科について何かあるか。職業系列を併設する総合学科についてはどうか。普通科(商業、水産)はどうか。

委員

  • 普通科に関する教育が商業と水産だけあるのはなぜか。農業や工業もあるのか。

事務局

  • 普通科の中で商業のコースを設置している学校がある。水産は万場高校にコースが設置されている。
  • また、商業については、科目だけ設置しているところもある。例えば嬬恋高校、桐生西高校等、普通科の中でも商業の科目を設置している。

委員

  • 理解した。

会長

  • 万場高校は水産があることが分かった。
  • 一通り議論いただいた。もっと時間をかけて議論したいところではあるが、時間の関係もあるので、全体を通して何かあるか。

委員

  • 高校から大学へ進学する方々についての表記が商業にはあるが、工業・農業・福祉や総合学科についてはない。全員が就職するかのようであるが、工業高校も進学者がとても多い。「工業高校を卒業したから工業の職種に就く」ということではなく、学んだことを将来どう生かしていくか、そのために高校時代をどうつないでいくかというような表記があればよいのではないか。
  • また、群馬県のものづくりについては、後継者不足ということがあるが、素晴らしい技術があるということを高校生が知らないのではないかと思う。そこについては、どう伝えていくかということを記載することで、群馬らしい答申ができるのではないかと思っている。

会長

  • 今の意見にあった「例えば工業高校で勉強したことをどう生かしていくか」ということについては、是非表記していただきたいし、そういったことを子供たちに知ってもらいたいとも考える。
  • 時間のため、第2回の審議会を終わりにする。

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