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第1回入学者選抜制度検討委員会

更新日:2020年10月22日 印刷ページ表示

第1回入学者選抜制度検討委員会及び第1回ワーキンググループ会議【議事録】

1 日時

令和2年9月7日(月曜日)13時30分~15時30分

2 会場

群馬県庁 第1特別会議室

3 出席者

入学者選抜制度検討委員会委員 9名(欠席1名)
同委員会ワーキンググループ委員 7名(うち2名は検討委員会委員と兼ねる)

4 概要

  1. 挨拶 教育長
  2. 委員長・副委員長の選任
  3. 議事
    「(論点1)受検機会に関すること」
    「(論点2)全県一学区制に関すること」
    「(論点3)多様化する生徒の受入れに関すること」
    「(論点4)様々な能力を適切に評価するための選抜方法に関すること」

配付資料

 次第、入学者選抜制度検討委員会委員名簿、ワーキンググループ委員名簿、幹事名簿
 入学者選抜制度検討委員会設置運営要綱
 第1回入学者選抜制度検討委員会及び第1回ワーキンググループ会議資料

議事

委員長

 設置運営要綱に従い、議事を進行する。事務局から資料の説明等をお願いしたい。

事務局

 (資料説明)

 ※「検討委員会のスケジュール」、「本県の選抜制度の変遷」、「現行入学者選抜制度の概要」、「検討の経緯」、「論点整理」

委員長

 事務局の説明について、御質問や御意見があるか。

 (発言なし)

 ただ今の事務局からの説明では、4つの論点について整理していただいた。論点1の「受検機会に関すること」について、本委員会で方向性を示すということであると思う。まず論点1を中心に検討し、その後に論点2~論点4をまとめて検討することにしたい。

論点1「受検機会に関すること」

 それでは、論点1「受検機会に関すること」について御意見をいただきたいと思う。これまでの検討では、大きく分けて、「1本化」、「2回を維持」の2つの方向性があり、それぞれ具体的な実施方法について御意見をいただいてきたものの、方向性を示すまでには至らなかった。
 本委員会では、改めて課題を精査し、方向性を示して欲しいということである。

委員

 私は全県一学区制を継続し、選抜は1本化するという方向で検討を進めるのでよいと考えている。理由としては、選抜を1本化することで、中学生の進路意識が明確になるということがある。これまで2回あった選抜が1回になってしまうという意見もあると思うが、再募集の他に、定時制や通信制への進学という選択もあるため、中学生の選択肢はある程度保障されるのではないか。

委員

 これまでの高校入試の変遷を振り返ると、最初は学校推薦だったものが、自己推薦入試になり、現在の前期・後期選抜となってきたと記憶している。そのため、中学校側としては、高校入試は2回受検できるということが定着している。ただ、現在の前期選抜については、志願者の多くが合格できる高校もあれば、志願者の2割、3割しか合格できない高校もあり、どのように生徒を指導していくか難しい面がある。そのため、選抜は1本化という方向性をベースに、公正・公平な制度について考えていくのがよいのではないかと思う。

WG委員

 中学生にとって、高校入試は一般的には初めての受検となる。初めての大きな受検で、前期選抜で半分以上の生徒が不合格になるのを目の当たりにするのは本当に厳しいものがある。ただ、単に選抜機会が1回か2回かという話をすれば、生徒や保護者は2回がいいということになるだろう。そのため、生徒や保護者、中学校が納得して信頼できる仕組みを作ることが大切だ。

委員

 非常にデリケートな問題であると思う。やはり、保護者が納得できるような方法が必要である。選抜を1本化するという議論の中にも、コロナウイルスやインフルエンザの流行への対応や、高校の授業時間の確保など複数の課題があると思うので、整理して検討していくことが必要である。

委員

 高校の選択というのは、私立高校も含めて考えると、地理的にもかなり広い範囲から選ぶことになり、入試の期間も長くなる。自分の息子の受検のことを振り返ると、中3の11月頃から具体的な出願の話を始めたように記憶している。出願先や、受検のスケジュールなどについて何パターンも考える必要があった。複雑で長期間に渡る受検の指導を、中学校の先生は何人もの生徒に対して行うことになるので、大きな負担になると思う。
 また、コロナウイルス感染への対応という話もあったが、現在のスケジュールだと、仮に受検生が3月中にコロナウイルスに感染したり、濃厚接触者となったりした場合など、間隔の短い後期選抜と再募集選抜をどちらも受けられなくなる可能性があると思う。1本化すれば本試験と再試験の間隔を広くとることもでき、本試験の前にコロナウイルスに感染したり、濃厚接触者となった場合なども、再試験を受けられるのではなないか。

委員

 すでに意見が出されているように、前期選抜で半分以上の生徒が不合格となっているのは、課題であると思う。受けたい高校を1度は受けられるという意見もあると思うが、自分の実力に見合った高校を目指して、目標を立てて学習をしていけばよいのであって、たとえば記念受検のような考え方は必要ないように感じる。配付資料では主に、北関東の様子について触れられているが、東京・千葉・神奈川などを見てみると、北関東の入試のスケジュールと比べ、全体的に1か月ほど早くなっている。特に群馬県は、北関東の中でも1番遅いスケジュールで入試を行っていて、何か理由があるのだろうかと思っていた。また、前期・後期選抜期間に8~10日間も高校が休みになってしまうことも問題である。

WG委員

 商業高校では12月から2月にかけての検定試験の受験が非常に重要になっている。その後は1・2年生が次の6・7月の検定試験合格を目指すことになる。前期・後期選抜や学年末試験、卒業式などが重なってくると、3学期は1年間のまとめや、新学年に向けた準備など重要な時期であるにもかかわらず、週によっては数日しか授業ができないようなことがある。生徒の学習機会の確保という点からも、選抜制度について検討する必要がある。また、先ほどから出ている、私立高校と公立高校両方の受検を考えた時の選抜期間の長さという話だが、私立高校との調整も必要な話だと思うが、私立と公立の選抜の日程は近い方がよいのではないか。

WG委員

 選抜制度を考える際は、中学校で部活を頑張った生徒が、高校でも引き続き活躍できるような仕組みが必要だと思う。私が勤務する高校でも、前期選抜で不合格になった生徒の多くが、同じ高校の後期選抜を受けている現状がある。本校の様子について調べてきたが、前期選抜を受検して不合格になった生徒の88.3%がそのまま後期選抜を受けているという状況だった。こうした状況を考えると、1本化に関して検討がなされるとよいと思う。

WG委員

 埼玉県のような実施方法を参考にすれば、1本化を検討しても、現行の前期・後期選抜で行っているのと同等の内容の選抜ができるのではないか。また、1本化によって、前期選抜で総定員内でありながら不合格となっている中学生の精神的な負担を軽減することもできると思う。選抜業務は高校3年生の大学受験の指導と時期が重なるので、高校の教員の負担の軽減という点からも、1本化を検討してもよいのではないか。

WG委員

 私の勤務する高校でも、前期選抜で不合格になった生徒のうち、大多数が後期選抜も受検し、その多くが合格している現状がある。また、高校生の家庭学習日が合計で8日間となっていて、学習面への影響も小さくない。さらに、高校入試の採点に関しては、慎重を期する必要があり、2度の選抜を行うのは、高校の教員の負担も非常に大きい。前期と後期で2回の選抜を行う理由として、特に専門高校を希望する生徒のミスマッチの回避というものがあったが、埼玉県や茨城県のデータを見ると、選抜を1回にしたからといって、入試の倍率が下がっているようなこともないようだ。ただ、1本化するにあたっては、多様な選抜基準というのが必要である。

委員長

 追加の意見等があるか。

 (追加意見なし)

 委員の皆様からは、選抜を1本化する方向で今後検討を進めるという御意見が多かったと思う。その中でも、多様な尺度での選抜、公正公平な選抜、受検期間の短縮という視点があった。
 それでは、論点1については、ここまでとし、次にいきたい。

「<論点2>全県一学区制に関すること」、「<論点3>多様化する生徒の受入れに関すること」、「<論点4>様々な能力を適切に評価するための選抜方法に関すること」

 「<論点2>全県一学区制に関すること」、「<論点3>多様化する生徒の受入れに関すること」、「<論点4>様々な能力を適切に評価するための選抜方法に関すること」について、事務局から、説明をお願いしたい。

事務局

 (資料説明)

 ※「<論点2>全県一学区制に関すること」、「<論点3>多様化する生徒の受入れに関すること」、「<論点4>様々な能力を適切に評価するための選抜方法に関すること」

委員長

 事務局の説明について、御質問があればお願いしたい。

 (質問なし)

 「<論点2>全県一学区制に関すること」については、高校教育改革検討委員会からの報告では、維持していくことを前提に考えるとの方向性が示されている。「<論点3>多様化する生徒の受入れに関すること」では、このような生徒について、特に、全日制への進学ニーズに積極的に対応していくべきとの方向性、また、「<論点4>様々な能力を適切に評価するための選抜方法に関すること」については、新学習指導要領を踏まえて選抜方法を見直していくべきとの方向性が示されている。本検討委員会では、この方向性を踏まえ、よりよい選抜の在り方を考えていきたい。

委員

 全県一学区制は維持していく方向性でよいのではないか。多様化する生徒の受入れについては、いろいろと課題はあると思うが、取り組みながら工夫をしていくことになるのかと思う。

委員

 少子化と生徒の多様性というのは、中学校でも課題となっている。全県一学区制については高校側としてよろしければ、維持していくのでよいと思う。多様な生徒の受入先に関して、いろいろな受入先について検討していただいたり、人材を育成していただいたりしているのは、中学校側としてもありがたい。

WG委員

 全県一学区制は継続の方向でよいと考えている。多様な生徒の受入れという点については、公立高校はある程度の受入れ体制は整えられていると感じる。また、ひとくくりに不登校と言っても、いろいろな状況があるので、他県の様子などの研究も必要だと思う。

委員

 全県一学区制に関しては、都市部の進学校に生徒が集中するという現状があるようだが、学校同士で切瑳するようなこともあって、学力の維持という点ではよい部分もあるだろう。また、多様な生徒の受入れについては、どの県でも課題はあると思うので、群馬県独自のやり方を考えていくのがよい。各校の指導力を向上させるということも必要かと思う。

委員

 全県一学区制の選抜はだいぶ定着しているのではないか。山間部の高校の生徒が集まらないという問題は、全県一学区制のみが原因というわけではないと思うので、ほかの要因とも合わせて考えていく必要があるのではないか。多様な生徒の受入れということに関しては、群馬県には外国人が多く住んでいるという特徴がある。日本人の生徒にとっても、いろいろな方と交流することも必要だと思う。また、不登校の生徒にもいろいろな原因があって、今回コロナで自粛期間が長くなった影響で不登校となってしまった生徒もいるようだ。他県の事例等も含めて研究する必要がある。
 論点4の「様々な能力を適切に評価するための選抜方法に関すること」に関しては、大学入試改革の方でも混乱があったので、施策について慎重に考えていく必要がある。

委員

 全県一学区制は見直しも含めて検討してもよいのではないか。今後少子化の中で、地域に全く学校がなくなってしまうという所も出てくると思う。教育の使命ということからすると、全県一学区制は見直してもよいのではないか。多様な生徒への対応という点については、公教育で厚く手当をしていかなければならないと思う。私立は財源に限りがある。お金はかかるかもしれないが、多様な人材を支える役割が公教育ではないか。

WG委員

 専門高校は元々全県一学区制だった。専門学科がない地区もあるので、全県一学区制を継続するということでよいのではないか。多様な生徒の受入れという点については、本校は定時制があるが、昔と違って昼間働かなければ学校に通えないという生徒は、ほとんどいなくなってきている。生活のリズムを維持するために、昼間に働くよう指導をし、アルバイトをしている生徒もいるが、多くの生徒は本当は全日制の学校に行きたいのではないかと思う。ただ、定時制を選択する生徒の中には不登校経験があるなどの生徒も多いので、受入れのためには人的な配置も必要になってくる。

WG委員

 私も中山間地の学校に勤務したことがあるので、いろいろな事情をもった生徒の対応をしたり、生徒確保に苦労をしたりした経験がある。また、様々な能力を適切に評価するための選抜方法ということで考えると、検査項目に踏み込んだ改革も必要ではないかと思う。いろいろな事情を持った生徒の選抜方法についても検討する必要がある。

WG委員

 仮に全県一学区制を廃して、これまで選べた高校が選べなくなるというのは、時代の流れから考えてもそぐわないので、維持することには賛成の立場だ。多様な生徒の受入れに関しては、公立高校全体の問題として考えつつ、各校の教育目標や特色化を重視する流れもあるので、論点4の「様々な能力を適切に評価するための選抜方法に関すること」と合わせて、多様な選抜方法を他県の例を参考にして、考えていく必要がある。

WG委員

 この方向性で検討を進めるのでよい。

委員長

 追加したい御意見はあるか。

WG委員

 多様な生徒の受入れに関して、昨年度、県中学校長会と県教委で意見交換を行った。生徒の受入れについて具体的な依頼をしたところ、年度内のうちに対応していただき、大変ありがたかった。生徒の受入れなどの検討をする際、慎重にやることと、スピード感が必要なことを整理するとよい。

委員長

 本日の協議の最後に、まとめの御意見をいただきたい。

委員

 まず、受検機会ということについてだが、複数の受検機会があるということは、メリットだろうと思う。しかし、中学生の受検期間が1月から3月末まで続くというのは長すぎるように感じる。また、高校の方でも、2月、3月の授業がそれぞれ10日程度しかないというのは、問題であると思う。配付資料に「複数の選抜機会があれば1回目は本当に行きたい学校にチャレンジできる」とあるが、必ずしもそうではないと感じた。生徒が「2回目の選抜で志願先変更をすることが不本意入学につながりかねない」とあるが、1番大切なのは、「生徒が自分の進路について早い段階から考える」ということである。中学校でしっかりとした進路指導をしていただき、中学生は先生や保護者と相談して、納得のいくところを受検することが大切であり、私は今のところ、受検は1本化でよいのではないかと思う。
 論点2~4についてだが、多様な子供達に対して高校側が非常に丁寧にフォローしていただき、ありがたいと思っている。中学校で不登校だった子供が、高校に行って、しっかり登校できていると聞くこともあり、高校の対応に感謝申し上げる。課題のある生徒の受入れにはいろいろと対応しなければならないこともあると思うが、さらに受入環境を充実させてもらいたい。
 全県一学区制に関しては、継続でよいと思う。

委員

 時代の流れからすると、選抜の1本化については、その方向で検討することが必要である。中学校、高校双方の選抜関係の業務量の軽減ということにもつながる。ただ、受検生の視点も持たなければならないと思う。前期・後期制が導入された当初と比較し、前期・後期の定員の割合も変わってきており、私立を受検する生徒も多くなっている。子供たちが前期選抜で落ちて、ショックを受けるという話もあったが、前期選抜を受ける前に、私立の選抜で落ちてショックを受けている子供もいる。公立の前期、後期選抜が駄目だったというショックもあり、私立が駄目だったというショックもあるので、ショックの中身というものについて考える必要がある。こうした点について考えるには、今の前期・後期選抜の制度で高校に入学した生徒がどう受け止めているのかという視点を持つ必要があると思う。
 また、コロナ禍における対応において、1回の選抜か2回の選抜かどちらが良いのかという話があったが、非常時の対応と中学生にとっての適切な選抜方式は別の問題である。
 親は、子供の成長の過程においていろいろな試験に関わるが、振り返って高校入試が一番嫌だったという意見を、少なからず耳にする。大学入試は何度か受ける機会がある。中学校3年生とその親など、これから入試を受ける、また最近入試を受けて高校生になったという方の声を聞いて、選抜制度を考えていくことが必要である。
 全県一学区制については、導入の際にあった反対の声は、前橋・高崎・太田地区に生徒が集中してしまうというものであった。しかし、それでもなぜ導入したかというと、当時8学区制をとっていて、隣接する学区へは進学できる制度があったが、学区内から受検して合格した生徒と、隣接学区から受検して合格した生徒の合格最低点を比較すると、隣接学区から受検した生徒の点数の方が高く、同じ高校に入学するのに不公平であるという意見が議会でも出されたからである。やはり、子供の立場からすれば、受けたい高校を県内どこでも、自由に受けられるということを大事にすべきである。全県一学区制で生徒が集まらなくなってしまう山間部の高校などに対しては、県が手厚く面倒を見ていく必要がある。
 多様な生徒の受入れに関しては、中学時代に不登校だった生徒が昼間の高校に通いたいというニーズがあるという意見があった。中学校で不登校でほとんど学校に行かなかった子供が、公立高校に進学して皆勤で通っているという話を聞くことがある。中学校に行けなくても、高校という違う世界で頑張ろうという子供たちに対して、不登校生徒を受け入れますという看板を掲げるのは難しいとしても、しっかりと面倒を見てあげる公立高校の存在は必要である。
 外国人の受入れについては、外国人の受入れに特化した高校というのは難しいので、今ある枠組みの中で配慮していることをさらに拡大していくことが必要であると思う。
 障害のある子供の受入れについてだが、特別支援学校の高等部に子供を通わせる保護者の中には、子供を高校生として扱って欲しいというニーズがあるわけで、普通高校で学べる選択肢がもっとあってもよいのではないか思う。

委員

 選抜の機会については、多くの委員の皆様から一本化の検討に関する意見が出された。A校の例で、前期選抜と後期選抜両方で不合格となる生徒が39名となっているが、やはりこの数字はかなり多いと思う。また同じくA校では前期選抜で97名が不合格となっていて、この97名の多くは、総定員からすると、後期選抜では合格する可能性が高いにも関わらず、不合格となったわけである。中学校の先生方も、前期選抜で不合格となった生徒の心に配慮しながら指導を継続する必要がある。2回の試験で不合格になった生徒が、結果に納得して自分の中に落とし込んで、次に向かっていくまでの期間としては、現在の後期選抜と再募集選抜の間隔はとても短いと感じる。このような状況だと、学習性無力感というものに陥る可能性もある。仮に1回目の試験で落ちてしまっても、ある程度期間があれば、反省したり次に向かって努力したりと自分の中で消化していけるが、期間をあまり開けずに2回続けて試験に落ちてしまうと、自分の中に落とし込む期間がない。落ちてしまったことをつらいとか、悲しいとか口に出せるようになるためには、自分の中で消化する必要があって、中学生にとっては、その期間をしっかり設けることが大切である。2度目の試験で合格した生徒からは、2回チャンスがあったから受かったとか、2回チャンスがあって良かったという声がすぐに出てくると思うが、2回落ちてしまった生徒から、つらかったなどの声が出てくるのには時間がかかる。失敗してしまった生徒に対し、中学校の先生方などがしっかりとフォローする期間があった方が、中学生が自分の中でそれを受け入れ、次のステップに進んでいくということができるわけで、そういう点では、やはり1本化について検討を進めるのがよいだろう。2回の試験を続けるとしても、試験の間隔を広くとる必要があり、現状は結果の悪かった生徒への負荷が大きすぎるだろう。

委員長

 多くの貴重な御意見をいただき、委員の皆様には感謝申し上げる。後日でも結構なので、何かまた御意見があれば、事務局までお寄せいただければ有り難い。議事進行に御協力いただき、感謝申し上げる。

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