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緑の相談室 樹木に関するご相談 カエデ類

更新日:2011年2月18日 印刷ページ表示

カエデ類(カエデ科)

カエデの紅葉写真
カエデの紅葉

カエデの黄葉写真
カエデの黄葉

一口メモ

 落葉高木
 名前の由来は、葉がカエルの手に似ていることによります。

花言葉

 自制、遠慮

植え方、殖やし方

 昼夜の温度差が大きく、空中湿度が高い、半日陰の所が適しています。
 植える時期は、12月から2月の落葉している時が良いです。

植え方

 春先、大きめの植え穴に腐葉土や堆肥を入れ、やや高めに水ぎめで植え支柱を立て支えます。活着まで乾かさないよう水やりをします。植え替えは、根回しや幹巻きをしてから水ぎめで植えます。

殖やし方

実生、挿し木、接木、取り木

育て方、咲かせ方

 新緑、紅葉を楽しめるように自然樹形をいかし、主幹、主枝、亜主枝などが交錯しないように仕立てます。
 徒長枝の剪定は付け根から切り落とし、切り口に癒合剤を塗り、樹液の流失を防ぎます。
 枯れ枝、絡み枝、車枝、逆枝などは切り捨てて風通しを良くします。乾燥を防ぎ、土中湿度維持に努めて紅葉美を鑑賞します。

主な病害虫防除

ウドンコ病

白いうどん粉状のカビが葉全面に広がり、枯れます。発病した葉は焼却するか密閉して処分します。必要に応じて殺菌剤を散布します。

緑化相談Q&A(当センターに寄せられた緑化相談の一部をご紹介します。)

Q:質問1 幹に付いていたマユを破った時にマユ液がついて皮膚が痒くなって紅く腫れてきた。何のマユでしょうか。

 A:回答 イラガの越冬マユと思われます。幼虫は体全体に毒刺毛があるため、抜け殻が残っていたのかもしれません。手でこすらずに綺麗に水洗いします。

Q:質問2 整枝剪定の時季と、やり方について教えてください。

 A:回答 整枝は11月下旬から12月が適期です。枯れ枝や交差枝、平行枝などを切り取ります。自然樹形を好むので、強い剪定は嫌います。

Q:質問3 枝枯れが目立ってきた。原因と対策を教えてください。

 A:回答 整枝は11月下旬から12月に樹形全体を見渡し、重複する枝や交叉する枝及び枯れ枝を切除します。切除枝の枝元に新芽を残せば、翌年萌芽します。

Q:質問4 幹に食害された穴があります。害虫駆除について教えてください。

 A:回答 ゴマダラカミキリの幼虫の食害痕と思われます。見つけたら早めに駆除します。

Q:質問5 呼び接木について、やり方を教えてください。

 A:回答 接木のコツは幹の形成層を合体させることです。接ぎ穂と台木の切断部を確認し、乾かないように手早く接合させます。後は接ぎ蝋や癒合剤を塗布し、ビニールテープで固定させます。

Q:質問6 鉢の植え替え時期や、やり方について教えてください。

 A:回答 植え替えは、落葉初期の春先が適期です。一回り大きめの鉢を用意し、徒長枝を切り戻し枝全体を透かしたものを植えます。定植後2週間位は水やりを行い、直射日光は避けます。

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