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モッコクの樹形
モッコクの葉
常緑高木
花期 6月から7月
端正な樹形で生長が遅く、樹姿の乱れが少ないので「庭木の王様」と呼ばれています。
日当たりと通風が良好で、腐植質に富む土壌が適しています。
西日と冬の寒風は、樹勢を弱めるので避けます。
春、大きめの植え穴に腐葉土を入れ、水ぎめで支柱を添えて植えます。
根が粗く難しいので、根回しと根巻きをして移した方が安全です。
実生
樹冠に小枝が密生するので、こまめに小枝を間引きします。
整枝は、枝抜き剪定と胴吹き芽の切除を繰り返します。
剪定は、枝元の緑葉を1枚から2枚残すようにして切り捨てます。
放任すると、樹枝が広がるので、枝抜き剪定を繰り返します。
寒肥として、腐葉土や油粕等を根の周りに埋め込みます。
葉に丸い灰白色の病斑が現れ、広がり枯れます。発病した葉は焼却するか密閉して処分します。必要に応じて殺菌剤を散布します。
葉に黒っぽい粉状のカビが生え、広がり枯れます。発病した葉は焼却するか密閉して処分します。必要に応じて殺菌剤を散布します。樹木の葉に寄生しているアブラムシが原因なので、必要に応じて殺虫剤も散布します。
新葉が褐色化したり、黄化したりして落葉します。被害葉を焼却するか密閉して処分します。必要に応じて殺虫剤を散布します。
葉を糸でつづった中に幼虫が生息し、食害します。早期に殺虫剤を散布します。
A:回答 5月から秋頃まで発生するので、発生が見られたら殺虫剤を散布します。
A:回答 病虫害か植栽条件かを見極める必要があります。葉が重なり合っていれば、ハマキムシの食害と思われるので殺虫剤を散布します。葉に斑点があれば炭そ病と思われるので、発病した葉を除去し、殺菌剤を散布します。