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ユズの樹形
ユズの実
健康美
冬の寒風を避け、西日の当らない腐植質に富む粘質な肥沃土が適地です。
春、大きめの植え穴に腐葉土と堆肥等を入れ、支柱を添えてやや高めに水ぎめで植えます。果実採りが目的なので、成木の植え替えはしません。止むを得ず移植する場合は、根回しと根巻きをします。
実生(実付きの良い豊産種)、接木
樹形は、主幹に採光と通風を良くする開心自然形が良いです。
放任すると樹高が高くなり、手入れと採果に苦労します。
整枝は、主幹と主枝を手の届く範囲で切除し、萌芽した枝に花芽が付くようにします。結果枝は続けて結実しないので、元から切除し、伸びた新梢を半分位で切り戻しておきます。
寒肥として、油粕を根の周りに埋め込みます。お礼肥は採果後、化成肥料を一掴みくらい施します。
葉や果実にイボ状の灰黄色の斑点が現れ、果実も硬くなります。早期発見に心掛けて、発病した葉や果実は焼却するか密閉して処分します。
小さい虫が新梢に寄生し、樹液を吸汁して葉を変形させます。発生初期に殺虫剤を散布します。
緑色のイモムシが葉を食害します。見つけしだい、捕殺します。
A:回答 実生では、実がなるのにかなりの年数がかかります。カラタチの台木にユズを接木すれば、早く実を実らせることができます。