県のシンボル
シンボルというのは、象徴(しょうちょう)のことだよ。群馬県を象徴する、紋章(もんしょう)や県旗、花・鳥・木・魚はどんなものかな?
紋章(県のマークのこと)

中心に群馬県の「群」の古字を置いています。古字とは、昔使われていて、今は使っていない文字のことです。周辺の三角は、「上毛三山」といわれる赤城山(あかぎやま)・榛名山(はるなさん)・妙義山(みょうぎさん)の山の形を表しています。(大正15年10月1日制定(せいてい))
県旗

群馬県の旗は紋章と別に決められています。
旗の地の色は紫(むらさき)で、群馬が古くから栄えていたことを表しています。
三つの月は伸(の)びていく県を表していて、上毛三山から形をもらっています。まんなかの丸い形になっている「群」の文字は、県民の和(仲がよいこと)を表しています。(昭和43年10月25日制定)
県の花 レンゲツツジ

ツツジの仲間で、5月から7月の初めにかけてオレンジ色の花を咲(さ)かせます。赤城山や榛名山、浅間高原、武尊(ほたか)牧場、鹿沢湯の丸(かざわゆのまる)牧場などに有名な群生地(ぐんせいち・たくさん生えているところ)があります。(昭和26年3月選定)
県の鳥 ヤマドリ

日本だけに住む、キジ科の鳥です。群馬県では、他の県よりも広い範囲(はんい)に住んでいます。キジよりも一回り大きくて、オスの尾羽(おばね)がとても長いのが特徴(とくちょう)です。(昭和38年4月指定)
県の木 クロマツ

クロマツは、赤城山周辺にたくさん植えられています。海から遠い場所でこれほどたくさん植えられているのは珍(めずら)しく、群馬県の林業の大きな特色の一つにもなっています。県庁(けんちょう)の敷地(しきち)にも古いクロマツの木があります。(昭和41年10月11日指定)
県の魚 アユ

北海道から九州まで、日本各地の川に住んでいる魚です。県内でもたくさん見られますが、きれいな川にしかいません。背中(せなか)はオリーブ色、おなかは白色をしていて、川底の石についた藻(も)を食べて大きくなります。(平成元年5月24日指定)
群馬県の歌
昭和43年の「明治百年記念事業」の中で、県民の皆(みな)さんに親しみをもって歌ってもらえる県の歌を作ることになり、歌詞(かし)を募集(ぼしゅう)しました。たくさんの応募(おうぼ)の中から選ばれた歌詞に、作曲家の服部良一(はっとりりょういち)さんが曲をつけてくださいました。(昭和43年10月25日制定)

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