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世界遺産(せかいいさん)

 世界遺産は、昔から引き継(つ)がれてきた地球上の素晴(すば)らしい自然や文化財(ぶんかざい)など、「世界の宝物(たからもの)」なんだ。

世界遺産「富岡製糸場(とみおかせいしじょう)と絹産業遺産群(きぬさんぎょういさんぐん)」

 富岡市にある富岡製糸場と、関連する絹産業遺産群(伊勢崎市(いせさきし)の田島弥平旧宅(たじまやへいきゅうたく)・藤岡市(ふじおかし)の高山社跡(たかやましゃあと)・下仁田町(しもにたまち)の荒船風穴(あらふねふうけつ))は、2014(平成26)年6月、日本で18件(けん)目の世界遺産に登録されました。これらは、長い間生産量が限(かぎ)られていた生糸(きいと)の大量生産を実現(じつげん)し、世界の絹(きぬ)文化に大きく貢献(こうけん)したことから、その価値(かち)が非常(ひじょう)に高いと認(みと)められたのです。

ぐんまちゃんのひとこと
蚕に桑の葉をあげるぐんまちゃんの画像

 蚕(かいこ)という虫のさなぎである繭(まゆ)から作られるのが生糸。その生糸を織(お)って、絹織物(きぬおりもの)を作るんだ。蚕を育てて繭を作らせることを「養蚕(ようさん)」、繭から生糸を作ることを「製糸(せいし)」と言うんだよ。

富岡製糸場

富岡製糸場の写真

 1872(明治5)年に、国がつくった器械製糸工場です。当時、日本は外国に生糸を輸出(ゆしゅつ)していましたが、中には質(しつ)の悪いものがあり、質の向上が課題でした。そのため、品質のよい生糸を大量に生産する技術(ぎじゅつ)を外国から学び、その技術を広めるため、全国の模範(もはん)として富岡製糸場をつくったのです。建物は、フランス人の指導(しどう)のもと、日本の大工や職人(しょくにん)が力を合わせて造(つく)りました。今でも、創業(そうぎょう)当時に造られた操糸場(そうしじょう)や繭倉庫などの建物がほぼ完全に残っています。

田島弥平旧宅

田島弥平旧宅の写真

 田島弥平は、育てるのが難(むずか)しい蚕の飼(か)い方を研究し、換気(かんき)を大切にした「清涼育(せいりょういく)」と呼ばれる飼い方を開発しました。そして1863(文久(ぶんきゅう)3)年に、清涼育に適(てき)した、二階建て・瓦(かわら)屋根の建物を作り、一階を住居(じゅうきょ)、二階を蚕を飼う蚕室(さんしつ)としました。この家の一番大きな工夫は、屋根の上に作った「越屋根(こしやね)」という仕組みで、この越屋根を通して、二階の蚕室へ空気が出入りできるようになっています。

高山社跡

高山社跡の写真

 高山長五郎(たかやまちょうごろう)は、1883(明治16)年、蚕室を暖(あたた)めて飼育(しいく)する「温暖育(おんだんいく)」と、田島弥平から学んだ換気を重視して飼育する「清涼育」の両方の長所を生かした「清温育(せいおんいく)」という新しい蚕の飼育方法を開発しました。これにより、蚕が病気にかかりにくくなり、毎年同じくらいの量の繭が安定的に取れるようになったのです。そして翌1884(明治17)年、清温育を広めるための学校として「高山社」をつくりました。

荒船風穴

荒船風穴の写真

 製糸技術が発展(はってん)し、たくさんの生糸が作られるようになると、原料となる繭が大量に必要になりました。そこで下仁田町の庭屋静太郎(にわやせいたろう)は、岩の間から吹(ふ)き出す冷たい風を利用して蚕の卵(たまご)を貯蔵(ちょぞう)し、卵がかえる時期をずらすことにより、養蚕の回数を増(ふ)やして繭を大量に作る「風穴(ふうけつ)」の利用を研究しました。そして1905(明治38)年~1914(大正3)年に、当時の最新技術を用いて「荒船風穴」をつくりました。

【関連リンク】
 世界遺産「富岡製糸場と絹産業遺産群」(外部リンク)

他にもあるよ!「○○遺産」

日本遺産「かかあ天下―ぐんまの絹物語―」

富沢家住宅の写真
構成(こうせい)文化財の一つ
「富沢家(とみざわけ)住宅」

 2015(平成27)年4月、「かかあ天下―ぐんまの絹物語―」が「日本遺産(Japan Heritage)」に認定(にんてい)されました。日本遺産は、地域(ちいき)に点在(てんざい)する有形・無形の文化財群(ぶんかざいぐん)を、総合(そうごう)的に整備(せいび)・活用して、わが国の文化・伝統(でんとう)を語るストーリーとして文化庁(ぶんかちょう)が認定するものです。
 日本遺産「かかあ天下―ぐんまの絹物語―」では、古くから絹産業が盛(さか)んな上州で、女性(じょせい)が養蚕・製糸・織物で家計を支(ささ)え活躍(かつやく)してきたことを示(しめ)す12件の構成(こうせい)文化財から、上州名物「かかあ天下」のストーリーが見えてきます。

【関連リンク】
 日本遺産 かかあ天下―ぐんまの絹物語―(外部リンク)

ぐんま絹遺産

碓氷峠鉄道施設の写真
ぐんま絹遺産の一つ
「碓氷峠(うすいとうげ)鉄道施設」

 「ぐんま絹遺産」とは、県内に残る養蚕、製糸、織物、流通に関わる建造物(けんぞうぶつ)や施設(しせつ)、民俗芸能(みんぞくげいのう)等を対象に、県が登録した絹の遺産です。県内に残るさまざまな絹遺産を、ぜひ訪れてみてください。

【関連リンク】
 ぐんま絹遺産ホームページ(外部リンク)

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