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尾瀬らしい自動車利用社会実験について

更新日:2013年12月13日 印刷ページ表示

尾瀬に関する自治体等と環境省では、地元関係者の協力を得て、尾瀬の多様な魅力をゆっくりと楽しむ利用の促進を目指し、平成23年度から25年度の3ヵ年計画で社会実験を行いました。
この社会実験では、アクセスの利便性の変化が利用者の動きに与える影響を把握するとともに、入山口の魅力づくりや自動車利用のあり方などを検証しています。

社会実験中の鳩待峠第1駐車場の写真
車両を減らした鳩待峠第1駐車場

平成25年度の実施結果

1 実施場所と期間

(1)鳩待峠

平成25年6月22日(土曜日)から30日(日曜日)までの9日間

(2)大清水

平成25年7月13日(土曜日)から21日(日曜日)までの9日間

2 内容

(1)鳩待峠

静かで落ち着いた雰囲気の入山口をつくりだすことをめざし、駐車場の利用を次のとおりとしました。

  • 入山口に近い鳩待第1駐車場の乗合バス・タクシーの待機台数を、通常のマイカー規制時よりもできるだけ減らす
  • ツアーバス等の乗降場所を原則として第1駐車場から100メートルほど離れた第2駐車場に変更する

(2)大清水

尾瀬の自動車利用のあり方を検討するとともに、入山口の魅力づくりをめざし、次の取組を実施しました。
 ア 大清水~一ノ瀬間で低公害車輌を実験運行する(※注)
 イ 大清水~一ノ瀬間の旧道の通行を可とする
 ウ 沼田街道の歴史、大清水~岩清水間の過去の道路計画の経緯等について、大清水休憩所での写真展や、パンフレット配布等を通じて情報発信する

(※注)午前5時台から午後4時。無料。予約不要。随時運行。
 低公害車輌は、日産リーフ(100パーセント電気自動車)、日産セレナ(スマートシンプルハイブリッド。アイドリングストップ搭載等により「平成27年度燃費基準」「平成17年度基準排出ガス75パーセント低減レベル」達成)を計5台運行。

(3)利用者満足度調査等の実施

実験期間中に尾瀬を訪れた方に対し、鳩待峠口と大清水口(一ノ瀬含む)にてアンケート調査を実施しました。
また、当社会実験に関するご意見を県ホームページ等で募集しました。

4 利用者アンケートの結果

実験期間中に尾瀬を訪れた方に対し、鳩待峠口と大清水口(一ノ瀬含む)にてアンケートにご回答いただいたところ、結果は次のとおりでした。(一部抜粋)

(1)鳩待峠入山口

  • 社会実験の実施について 「知っていた」17.1%、「知らなかった」82.9%
  • 鳩待峠の印象 「静か」55.0%、「どちらかと言えば静か」36.9%
  • 当日の鳩待峠の雰囲気 「国立公園にふさわしい」85.5%、「ふさわしくなかった」8.3%
  • 鳩待峠の将来像 「車両はすべて第2駐車場までとする」49.1%、「車両はなるべく第1駐車場まで入れる」13.8%、「第1駐車場を車歩エリア分割利用する」37.1% 等

(2)大清水入山口

  • 乗車人数 3,958人、9日間のべ運行便数 1,240便
  • 社会実験の実施について 「知っていた」27.0%、「知らなかった」73.0%
  • 低公害車輌 「満足」92.4%、
  • 運行頻度 「満足」74.4%、 「もっと多く」15.2%
  • 将来の利用意向 「利用したい」95.0%、「利用したくない」2.4%
  • 現歩道について 「満足」67.9%、 旧歩道について 「満足」61.0% ※現歩道・旧歩道については回答数が少ないため参考値
  • 街道の歴史 「知らなかった」54.8%
  • 道路計画の経緯 「知らなかった」65.2%
  • パンフレット等により 「理解が深まった」43.8%、「やや深まった」45.0%

低公害車(電気自動車)の写真
低公害車(電気自動車)充電状況

低公害車(ハイブリッド車)の写真
低公害車(ハイブリッド車)

旧道の整備状況の写真
整備して通行可とした旧道

写真展の写真
大清水休憩所での写真展

平成24年度の実施結果

1 期間

平成24年9月20日(木曜日)から23日(日曜日)の4日間

2 場所

鳩待峠入山口および大清水入山口

3 内容

(1)鳩待峠

静かで落ち着いた雰囲気の入山口をつくりだすことをめざし、駐車場の利用を次のとおりとしました。

  • 入山口に近い鳩待第1駐車場の乗合バス・タクシーの待機台数を、通常のマイカー規制時よりもできるだけ減らす
  • ツアーバス等の乗降場所を原則として第1駐車場から100メートルほど離れた第2駐車場に変更する

(2)大清水

尾瀬の自動車利用のあり方を検討するとともに、入山口の魅力づくりをめざし、次の取組を実施しました。
 ア 大清水~一ノ瀬間で電動バス(WEB及びMAYU)を実験運行しました。(無料/1便定員10名程度/1日14~16便往復)
 イ 大清水~一ノ瀬間の旧道の通行を可としました。
 ウ 沼田街道の歴史、大清水~岩清水間の過去の道路計画の経緯等について、大清水休憩所での写真展や、パンフレット配布等を通じて情報発信しました。

(3)利用者満足度調査等の実施

実験期間中に尾瀬を訪れた方に対し、鳩待峠口と大清水口(一ノ瀬含む)にてアンケート調査を実施しました。
また、当社会実験に関するご意見を県ホームページ等で募集しました。

4 利用者アンケートの結果

実験期間中に、鳩待峠や大清水等にて当日の感想や尾瀬の将来像等についてアンケートに回答していただいたところ、結果は次のとおりでした。(一部抜粋)

(1)鳩待峠入山口

  • 社会実験の実施について 「知っていた」22.1%、「知らなかった」77.9%
  • 鳩待峠の印象 「静か」53.9%、「どちらかと言えば静か」35.2%
  • 当日の鳩待峠の雰囲気 「国立公園にふさわしい」85.9%、「ふさわしくなかった」7.9%
  • 鳩待峠の将来像 「車両はすべて第2駐車場までとする」53.9%、「車両はなるべく第1駐車場まで入れる」24.9%、「第1駐車場を車歩エリア分割利用する」21.2% 等

(2)大清水入山口

  • 乗車人数 545人(乗車率 約47%)
  • 社会実験の実施について 「知っていた」55.1%、「知らなかった」44.9%
  • 電動バス 「満足」93.3%、
  • 運行頻度 「満足」71.2%、 「もっと多く」26.8%
  • 将来の利用意向 「利用したい」94.8%、「利用したくない」1.8%
  • 現歩道について 「満足」69.2%、 旧歩道について 「満足」75.0% ※現歩道・旧歩道については回答数が少ないため参考値
  • 街道の歴史 「知らなかった」54.8%
  • 道路計画の経緯 「知らなかった」「59.4%
  • パンフレット等により 「理解が深まった」46.7%、「やや深まった」43.6%

電動バスMAYUの写真
電動バスMAYU

平成23年度の実施結果

1 期間

平成23年10月3日(月曜日)から9日(日曜日)

2 場所

鳩待峠入山口および大清水入山口

3 内容

(1)鳩待峠

車の無い、静かで落ち着いた雰囲気の入山口をつくり出すことをめざし、バスやタクシーの乗降場所を、通常の鳩待第1駐車場から鳩待第2駐車場に変更し、第1駐車場へのバス・タクシーの乗り入れを無くしました。

(2)大清水

 尾瀬の自動車利用のあり方を検討するとともに、入山口の魅力づくりを目指し、次の取組を実施しました。

 ア 大清水~一ノ瀬間で電動バス(WEB)を実験運行しました。(無料/1便定員10名程度/1日12便往復)
 イ 大清水~一ノ瀬間の旧道の通行を可としました。
 ウ 沼田街道の歴史、大清水~岩清水間の過去の道路建設中止の経緯等を、大清水休憩所での写真展示や入山口で配布したパンフレット等で情報発信しました。

(3)利用者満足度調査等の実施

実験期間中に尾瀬を訪れた方に対し、大清水口(一ノ瀬含む)にてアンケート調査を実施しました。また、当社会実験に関するご意見を県ホームページ等で募集しました。

4 利用者アンケートの結果

実験期間中に、大清水等にて利用者の方に、当日の感想や尾瀬の将来像等についてアンケートに回答していただいたところ、結果は次のとおりでした。(一部抜粋)

  • 乗車人数 720人(乗車率42%)
  • 社会実験の実施について 「知らなかった」65.7%
  • 電動バスについて 「満足」96.7%、「不満」0.8%
  • 現歩道について 「満足」47.2%、 旧歩道について 「満足」48.1% ※現歩道・旧歩道については回答数が少ないため参考値
  • 街道の歴史について 「知らなかった」46.1%、「ある程度知っていた」21%、「知っていた」32.8%
  • 道路計画の経緯について 「知らなかった」57.5%、「ある程度知っていた」17.5%、「知っていた」25%
  • パンフレット等によって 「理解が深まった」53.6%、「やや深まった」34.2%

電動バスWEBの写真
電動バスWEB

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