43 鉱石山
【ぐんま百名山 No.43】
鉱石山(こうせきやま)

以前は、研磨剤などに利用されるガーネット(柘榴石)を採掘していた鉱山跡地。トロッコの軌道が残っており、往時をしのばせる。
標高
1205m
関係市町村
川場村
登山口
鉱石山ハイキングコース入口(桜川温泉ふじやまの湯)
問い合わせ
川場村むらづくり振興課 電話:0278-52-2111
『わたしの百名山物語』(平成18年3月 群馬県発行)から
鉱石山 (館林市・三瓶晃)
一両日中に冬将軍の訪れが予想されていた12月の中旬、山仲間の4人で鉱石山を訪れた。
9時頃、喫茶樹恵里のある林道入口から歩き始めた。前半は、沢沿いに付けられた林道を歩くので展望はない。付近一帯はスギやヒノキの造林地帯だ。ハイキングコースが林道を離れてしばらく登ると、トロッコの線路跡が現れる。10時20分、すっかり葉が落ちたミズナラに囲まれた広場に出た。「世田谷区民健康村 鉱石山休憩所」と2段に書かれた看板がある。さらに、カラマツの落ち葉の上に降り積もった、わずかばかりの雪を踏み締めて行くと、20分ほどで頂上とされる広場に着いた。全行程を示す大きな看板や仮設トイレがある。朝倉山が木の間越に、すぐ目と鼻の先に見える。
山頂(1205メートル)から林道に出るまでの間の下り道が、このコースでは一番楽しいところだ。西側の展望が開けている。県道合流点に「川場牧場入口」の看板が出ている。鉱石山の俗称は、むかし、山頂付近にサンドペーパーに使うザクロ石を採掘する鉱山があったことから呼び習わしていたものだそうだ。(平成16年12月22日歩く)
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