52 白毛門
【ぐんま百名山 No.52】
白毛門(しらがもん)

南斜面にジジイ岩、ババア白毛門(しらがもん)岩と呼ばれる二つの岩峰があり、雪が積もると白髪頭のジジイとババアが門柱のように見えることから、この山名が付いた。
標高
1720m
関係市町村
みなかみ町
登山口
土合
問い合わせ
みなかみ町観光商工課 電話:0278-62-2111
『わたしの百名山物語』(平成18年3月 群馬県発行)から
白毛門 (渋川市・鳥山光枝)
「ぐんま百名山」の中で一番の思い出の山は白毛門です。白毛門はズバリ谷川を見る山と言ってもいいでしょう。勇壮な谷川岳の山、マチガ沢、一ノ倉沢を目の前に眺めるこの光景は何と表現して良いか感動ものです。1本道なので方向音痴の私も迷わず登れる山です。
30年以上前、頂上で、山男に「岳人のうた」を教えて頂いたのですが、その歌は今でも覚えています。一緒に行った友も覚えているそうです。不思議ですね、やはり若かったからなのでしょう? ♪星が降るあのコール グリセードであの人は来るかしら 花をくわえて アルプスの恋歌 心ときめくよ なつかしの岳人 やさし彼(か)の君♪
あれから結婚し子育て等で山のことなど縁遠くなっておりました。しかし主人の七回忌を過ぎてから山に行くチャンスが出来、前向きに生きることが供養と思い一生懸命山に登っています。職場の人には休みに何も疲れに行かなくても、と呆れられますが、かえって行かない方がストレスが溜まるのです。山は心身ともに癒しと言う贈り物をしてくれるのです。
紅葉の赤と熊笹の緑のコントラスト、梅雨の晴れ間人影も少なく眺望が最高、雪の恐怖で頂上断念、残雪に白馬ならぬ黒馬の模様を見たこと、下山後あの沢の水の心地良かったこと、その先の笠ヶ岳まで行ったが引返したこと、下りで膝が笑ってしまったこと、新潟から来たご夫婦の奥さんが松ノ木沢でバテてしまったこと、みな良い思い出です。
※登山や観光についてのお問い合わせは、上記問い合わせ先町役場へお願いいたします。