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10 荒船山

【ぐんま百名山 番号.10】

荒船山(あらふねやま)

荒船山(あらふねやま)写真

 荒海を行く巨大な船のように見えることからその名が付いたとされる。溶岩台地状の頂上は、南端の経塚山から北端の艫岩と呼ばれる断崖まで約2キロメートルある。

標高

1423メートル

関係市町村

下仁田町、南牧村、長野県

登山口

相沢、内山峠、星尾

問い合わせ

下仁田町商工観光課 電話: 0274-82-2111

南牧村振興整備課 電話: 0274-87-2011

『わたしの百名山物語』(平成18年3月 群馬県発行)から

荒船山で岩魚を手掴み (前橋市・白石亜弥子)

 荒船山に登った回数は数えきれない。その中で最も鮮明な記憶は、教師になって3年目、南牧村立尾沢中学校に転勤した年の遠足。今はもう廃校になってしまったが、三十余年前は30人学級が各学年2つ、計6学級の学校だった。教師の平均年齢も二十代後半と若く、生徒と共に若いパワーを爆発させていた。

 晩秋の全校遠足。学校がすでに登山口に近いので勿論全行程歩きのみ。昔の子供は皆足腰強く脱落者はいない。

 頂上の艫岩から垂直の岩壁をのぞいてスリルを味わった後、頂上高原を散策していると数人の男子が枯葉の下に両手を突っ込んでゴソゴソしている。そして手に手に魚を掴み上げたのだ。落ち葉に埋まった細い流れで冬眠状態になっているようなのだ。思いもかけなかったこの光景は脳裏に焼き付いて離れない。昔の山村の子供達の生活経験の豊かさに驚嘆。自然の一部としての人々の暮らしがあった。

 その後転勤したり引越したりしたが、事ある毎にこの山に登っている。いろんなルートで。でもあの光景「魚の手掴み」にはその後お目にかかったことはない。たった一回の体験。しかし、一生忘れられない若き日の思い出である。

※登山や観光についてのお問い合わせは、上記問い合わせ先町村役場へお願いいたします。

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このページについてのお問い合わせ

環境森林部自然環境課
〒371-8570 前橋市大手町1-1-1
電話 027-226-2872
FAX 027-243-7702
E-mail kanshizen@pref.gunma.lg.jp
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