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イヌマキの生垣
イヌマキの葉
常緑高木
花期 5月
名前の由来は、昔、スギやヒノキなどをマキ(真木)と呼んでいたころ、この木を区別するために、犬(これに劣る)マキと呼んだといわれています。
日当りが良く、やや粘質で適湿な肥沃地が適地です。
春、植え穴を大きめに掘り、腐葉土を入れ、支柱を添えて植えます。
梅雨時、枝葉を切り詰めて、根巻きをしてから植えます。
実生
萌芽力が強いので、「門かぶり仕立て」や「直幹散らし玉仕立て」、「曲げ物散らし玉仕立て」等の樹形が出来ます。
整枝は、基本形を崩さないよう、初夏と晩秋の枝抜き剪定を繰り返し行います。枝葉が痛むので、冬の寒風を避けます。
寒肥として、堆肥や鶏糞などを根の周りに埋め込みます。
葉先から灰褐色の病斑が現れて広がり、枯れます。病気になった葉は焼却処分します。
葉裏や新梢に赤紫色のアブラムシが群生して、樹液を吸汁します。発生初期に殺虫剤を散布します。
A:回答 芽吹きが強いので、玉仕立てや垣根仕立てに出来ます。刈り込み剪定は何時でも可能です。徒長枝を刈り詰めて樹形を造ります。冬季剪定は切口が凍って寒害化するので要注意します。
A:回答 太く樹勢の強い徒長枝を切り詰め、萌芽した枝も刈り込みを繰り返して玉造りの樹形にします。
A:回答 葉の周りに虫がいればアザミウマの可能性があります。見つけしだい、殺虫剤を散布します。葉がくすんで黄色くなればペスタロチア病の可能性があります。病気になった葉は焼却処分します。必要に応じて殺菌剤を散布します。