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四季の花木(11月)/平成29年11月27日
更新日:2017年11月27日
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ヒイラギ(モクセイ科)
撮影日2017年11月23日
11月ころから、芳香のある白い花を咲かせます。葉の縁が鋭いトゲ状になることでお馴染みですが、このトゲは老木になると無くなって、葉の縁は丸くなります。邪鬼の侵入を防ぐ力があるとされ、節分の夜には鰯の頭と共に門口に飾られます。クリスマスの飾り付けに使われる西洋ヒイラギはモチノキ科の別種の植物です。
ツルウメモドキ(ニシキギ科)
撮影日2017年11月23日
秋から冬にかけて実が黄色く熟し、三つに割れて赤い仮種皮に包まれた種子が顔を出します。この種子は色鮮やかさを長く保つため、リースや生け花の材料としても人気があります。また、冬の間、野鳥たちの貴重な食料となります。
ヤブコウジ(サクラソウ科)
撮影日2017年11月23日
山地のやや暗い林床などに生育します。高さは10~20センチメートルほどですが、草ではなく樹木です。小柄でも赤い実が美しいため、万両や千両、百両(カラタチバナ)などと並び十両の別名があります。江戸時代から斑入りの変異株などが珍重され、明治から大正にかけては投機の対象になるほどのブームが続いたそうです。