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第3 分野毎の施策の推進(2)

4 がん登録(※9)の推進

   がん登録はがん患者のがんの罹患、転帰その他の状況を把握し、分析する仕組みであり、がんの罹患率及び生存率など、がん対策の企画立案と評価に際しての基礎となるデータを把握・提供するとともに、がん患者を含めた国民に対して科学的知見に基づく適切ながん医療を提供するために必要なものです。

   本県の院内がん登録の実施状況は、すべてのがん診療連携拠点病院と一部の医療機関で実施されてきていますが、がん登録を更に推進していくことが求められています。このため、個人情報の保護を徹底しつつ、がん登録を円滑に推進するための体制整備を行っていく必要があります。

   本県においては平成6年から地域がん登録を開始し、がん罹患数等の把握・分析を行ってきました。年々医療機関からの、がん患者に係る届出票は増加しているものの、届出精度をさらに高める必要があります。

   がん登録届出精度指標である「死亡票のみで登録されたがん患者(DCO)」が届出罹患数に占める割合は、5%以下が望ましく、本県のDCOは、平成15年で61.0%、平成18年は39.4%(推定)となっています。

   本県における各種がんの罹患数(率)、5年生存率等がんに関する精確な基本的情報を得るためには、地域がん登録の推進が不可欠となっています。

【個別目標】


 (1)院内がん登録を実施している医療機関数を増加させるとともに、すべての拠点病院における院内がん登録の実施状況(診断から5年以内の登録症例の予後の判明状況など)を把握し、その状況を改善することを目標とします。

 (2)すべての拠点病院において、5年以内に、がん登録の実務を担う者が必要な研修を受講することを目標にします。

  (3)がん登録は、がん罹患率などの疫学的研究に不可欠の制度であり、院内がん登録とともに地域がん登録のさらなる推進を図ることを目標とします。DCOについては、5年以内に10%以下とします。


※9 がん登録  院内がん登録は、病院で診断されたり、治療されたりしたすべての患者のがんについての情報を、診療科を問わず病院全体で集め、その病院のがん診療がどのように行われているかを明らかにする調査です。この調査を複数の病院が同じ方法で行うことで、その情報を比べることができるようになり、病院ごとの特徴や問題点が明らかになるものと期待されています。病院にかかったすべてのがん患者という幅広い対象に対して調査を行いますので、病院のがん診療の特徴がよくわかります。

  地域がん登録は、がん対策の成果を評価するために、集団全体のがんの罹患率、生存率を継続して計算する仕組みです。一つ一つのがんごとにまとめられた情報に基づき、がんの実態、がんの治療成績、さらにがん検診の有効性を把握することで、地域がん登録は、がん対策の企画と評価に役立てられます。また、がん予防の研究にも活用され、研究の進歩に大いに貢献しています。   

 がん登録の仕組み
○院内がん登録

院内がん登録のフロー図
○ 地域がん登録
地域がん登録フロー図
〔国立がんセンターがん対策情報センター作成〕

このページについてのお問い合わせ

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FAX 027-223-7950
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