新型コロナウイルス感染症患者に係る宿泊療養のご案内
群馬県では、地域の医療提供体制を維持する観点から、新型コロナウイルス感染症患者のうち、無症状者や軽症者について、宿泊施設での療養にご協力いただいております。入居者の決定にあたっては、診断にあたった医師の意見を踏まえ、保健所長が総合的に判断しています。宿泊療養施設への入居が決定した方については以下をご確認していただき、入居にあたっての準備をお願いいたします。
宿泊施設療養のしおり
宿泊施設療養のおおまかな流れ
1 症状がないもしくは症状が軽い場合
宿泊療養施設の看護師から療養にあたって必要な情報の聞き取りをさせていただきます。その内容を施設で健康管理を行う医師が確認し、入居が可能と判断した場合には宿泊療養施設での療養の対象となります。
2 宿泊療養のご案内
医師から施設での療養が可能と判断された場合は、群馬県からご案内のお電話をいたします。
3 宿泊施設療養準備、療養先への移動
宿泊施設での療養の準備をお願いいたします。準備の内容については、下記の「宿泊施設療養される方へ〈準備編〉」をご参照ください。
4 療養中
外出をせずに施設で過ごしていただきます。療養期間中は注意事項や生活上のさまざまな制約もございます。また、毎日の健康状態を報告していただきます。詳細は下記の「宿泊施設療養される方へ〈療養編〉」をご参照ください。
5 療養終了
原則、陽性確認の検体採取日から10日間経過し、医師が退居可能の判断を行った場合には宿泊療養が終了となり、翌日宿泊施設を退居となります。
※但し、医師の判断により宿泊療養期間が延長となる場合があります。
例:1月1日に検体採取を行い、1月8日に症状軽快と判断された場合、最短の退居日は1月12日となります。
宿泊施設について
群馬県が確保した宿泊施設のイメージ写真です。必ずしも、同様の部屋を確保できるわけではありませんので、ご注意ください。



宿泊施設療養される方へ〈準備編〉
1 費用について
宿泊費用、食費について、宿泊者のご負担はありません。
2 日用品の準備
- 現金、身分証、保険証、筆記用具、おくすり手帳(持っていない場合には不要)、マスク、連絡手段(スマートフォン・携帯電話等)、連絡手段の充電器、着替え、寝間着、歯ブラシ、シャンプー等洗面用具(宿泊施設で用意したものを使用する場合は不要)は必ず持参してください。
- 着替えについて、退居の際は宿泊施設内で着用していない衣服で帰宅していただきますので、宿泊施設内で着用する分とは別に1日分ご用意ください。
- 宿泊施設内に洗濯機はありませんので、衣類が不足する場合には居室で手洗いしていただきます。(洗剤、室内用物干しは宿泊施設で準備します)
- 宿泊施設はホテルではありませんので、必要なものはご自身で準備ください(例:ひげそり、爪切り、ハンドクリーム、生理用品、化粧品等)
- 自動販売機、売店等の利用はできません。
※居室に備え付けられているもの:テレビ、冷蔵庫、電気ケトル、フリーWi-Fi、ドライヤー
※県が用意するもの:1日3食の食事、飲料水等、タオル(バスタオル・フェイスタオル(毎日交換))・リネン類、ビニール袋、室内用物干し、洗濯用洗剤、シャンプー・リンス、石けん、粘着ローラー、トイレ掃除用具、歯磨きセット、箱ティッシュ、トイレットペーパー、くし
3 薬の準備
服用中のお薬がある場合は、2週間分程度を準備するようにお願いいたします。
4 その他
マニキュア等の爪の装飾については落としてきてください。(1日3回パルスオキシメーターという、脈拍数と経皮的動脈血酸素飽和度を測る器械を指先につけていただくためです。)
宿泊療養される方へ〈療養編〉
1 療養中の注意事項
- 施設内では、ルールを守って療養していただきます。
- 療養中は原則として居室内で生活していただき、宿泊施設の指定されたエリアから出ることはできません。
- 宿泊施設に常駐している看護師が健康観察を行いますので、検温及び症状の記録、看護師からの電話への対応をお願いいたします。
- 宿泊者同士の接触はしないようにお願いいたします。
- 居室清掃、衣類洗濯(手洗い)は宿泊者自身で行っていただきます。
- 健康状態の正確な把握が困難となる恐れがあることや症状が悪化する恐れがあることから、療養中の飲酒・喫煙は厳禁です。
- 家族等からの差し入れ、ネットショッピング、デリバリーサービスなど外部からの物品・食品等の持ち込みはできません。
- 療養中の紛失・盗難について、群馬県は一切責任を負いません。
※運用は宿泊施設により異なる場合があります。具体的な時間や方法は宿泊施設の案内に従ってください。
2 看護師による健康観察および医師による健康管理
宿泊療養中は、24時間、看護師への相談を可能にしております。また、毎日、看護師を通じて、医師による健康管理も実施しております。
3 薬について
宿泊療養中に薬が足りなくなりそうな場合には、かかりつけ医の電話再診等を受けた上で処方をしてもらうようお願いします。
療養中の健康管理について
皆さまにやってほしいこと
毎日
1日3回の検温
朝昼夕1日3回の検温・記録をお願いいたします。
健康状態、症状の健康観察票への記録をお願いいたします。
健康管理へのご対応
宿泊施設に常駐する看護師が健康観察のための電話をしますので、ご協力をお願いいたします。
体調の悪化・急変などの際
健康観察の際以外に、体調の悪化についてのご相談や緊急連絡が必要な場合は、入居時にお渡しする「入居時のご案内」に記載の連絡先にご連絡ください。状況に応じて医療機関への搬送手配なども行いますので、少しでも不安に感じることがありましたら、まずご連絡ください。
特に、以下に記載した緊急度の高い症状が現れた場合は、ただちにご連絡ください。
危険な13症状
表情・外見
- 顔色が明らかに悪い
- 唇が紫色になっている
- いつもと違う、様子がおかしい
息苦しさ等
- 息が荒くなった(呼吸数が多くなった)
- 急に息苦しくなった
- 生活をしていて少し動くと息苦しい
- 胸の痛みがある
- 横になれない・座らないと息ができない
- 肩で息をしている
- 突然(2時間以内を目安)ゼーゼーしはじめた
意識障害等
- ぼんやりしている(反応が弱い)
- もうろうとしている(返事がない)
- 脈がとぶ、脈のリズムが乱れる感じがする
ダウンロード用ファイル
※上に記載の内容と同様です。