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栽培が禁止されている「ケシ」の見分け方

更新日:2023年5月1日 印刷ページ表示

 次の三種類の「ケシ」は、「あへん法」「麻薬及び向精神薬取締法」により、栽培が禁止されています。発見した場合は、最寄りの保健福祉事務所または薬務課までご連絡ください。

1 ソムニフェルム種(八重咲きのものは「ボタンゲシ」とも呼ばれています)

特徴

  1. 葉の外観はキャベツの葉のような白味を帯びた緑色をしている。
  2. 葉、茎、つぼみの表面にはほとんど毛がない。
  3. 葉の付け根が茎を抱き込むような形で付いている。葉の切れ込みはセティゲルム種より浅い。
  4. 全草の大きさはセティゲルム種より大ぶりである。花が終わった後の果実も大形である。

写真:ソムニフェルム種写真:ソムニフェルム種の特徴A、B

A:葉の縁はギザギザで、白味を帯びたキャベツの葉の様な質感を持つ
B:茎を抱く様に葉が付く

ご注意下さい

 過去に一般園芸店を通じてソムニフェルム種が流通してしまう事例が発生しました。購入等心当たりのある方は下記「問い合わせ先」へご連絡下さい。また、種子が落ちた場合は自生する可能性がありますので、同様の植物を見かけた際もご連絡ください。

 参考として、流通した「けし」の画像を掲載します。

写真:ソムニフェルムの花1

写真:ソムニフェルムの花2

写真:ソムニフェルム全体

2 セティゲルム種(アツミゲシ)

特徴

  1. 葉の外観は緑色でよく枝分かれをしている。
  2. 葉、茎、つぼみの表面はソムニフェルム種よりも毛が多く生えている。
  3. 葉の付け根が茎を抱き込むような形で付いている。
  4. 全草の大きさはソムニフェルム種より小ぶりである。花が終わった後の果実も小形である。

写真:セティゲルム種写真:セティゲルム種の特徴A、B、C

A:けし坊主はやや小形
B:切れ込みはあるがポピーなどとは異なる
C:茎を抱く様に葉が付く

3 ブラクテアツム種(ハカマオニゲシ)

特徴

 栽培しても良いオニゲシと非常によく似ていますが、次の点が異なります。

  1. 花は深紅色で花びらの中心に黒い斑点がある。
  2. 花びらの直ぐ下に4~6枚のハカマ(ほう葉)があり、花びらが落ちた後もハカマが残る。

写真:ハカマオニゲシの特徴A、B

A:花弁の下にハカマが付いており、花弁が落ちても残る
B:つぼみの毛は直立せず寝ており、ハカマもある

ご注意下さい

 過去に一般園芸店を通じてブラクテアツム種が流通してしまう事例が発生しました。上記の「3 ブラクテアツム種(ハカマオニゲシ)」の特徴を参考にしていただき、購入等心当たりのある方は下記「問い合わせ先」へご連絡下さい。また、種子が落ちた場合は自生する可能性がありますので、同様の植物を見かけた際もご連絡ください。

 参考として、流通した「けし」の画像を掲載します。

写真:けしの花
​けしの花

写真:けしのつぼみ
​けしのつぼみ

写真:けしの製品
​けしの製品

東京都福祉保健局 けし(ハカマオニゲシ)の回収について<外部リンク>