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第2回群馬県感染症危機管理チーム会議議事録

  1. 日時 令和2年3月31日(火) 15時30分~16時30分
  2. 場所 秘書課会議室
  3. 出席者 資料2「出席者名簿」のとおり
  4. 議事
  (1)県主催イベント等実施ガイドラインについて
  (2)学校の再開について
  (3)今後の流行について
  (4)その他

(1)県主催イベント等実施ガイドラインについて

(知事)
本日の議題は、まずはイベント等の開催にあたっての基準を作ることがある。国の方でも方針等が出てきているが、これを踏まえて県としてどのような点に気をつけるべきかなど、専門家の見地からご意見をいただきたい。もう一つは、4月からの学校の再開について検討することである。県庁内での議論では、学校の再開については相当慎重に考えなければならないと思っている。台湾のように、毎日、学校の入り口で体温を検温することや、手の消毒等を徹底できるか、教室内が密閉・密接・密集という状況にならないかどうか、空気の循環がきちっとできているか、こういった基準が満たせないままでは学校の再開は厳しいと考えている。現時点で、マスクや消毒液が不足している。マスクや消毒液の確保についても基準を定めて、それを満たすことができれば、十分な感染拡大防止策を講じた上で、学校の再開やイベント等の開催をしていきたいが、基準を満たすことができないのであれば、慎重な対応をしなければならないと考えている。政府に対しては、マスクや消毒液の確保等について、文部科学大臣や経済産業大臣へ要請するよう準備を進めている。そうした状況において、本日の会議では、イベント等実施ガイドラインの内容や、学校の再開、今後の流行についてご意見をいただければと思っている。よろしくお願いしたい。

(健康福祉部長)
早速、座長を山本知事にお願いし、議事に入りたい。

(知事)
現在、県主催のイベント等実施ガイドラインについて準備を進めている。イベント等の再開にあたっては、まずはこのようなガイドラインを策定し、十分な感染防止策を講じていきたいと考えている。また、県としては、再開に向けた準備状況を検証するチームを作ることも考えている。県衛生環境研究所の職員や医療関係者、建物関係の専門家等に協力いただき、チームを現場に派遣し、イベント等の開催にあたり基準を満たしているか判断できる仕組みを作りたいと思っている。それでは、まずはこのガイドラインについて、危機管理監から説明をお願いしたい。
 
(危機管理監)
ガイドラインは、イベント等の実施に関して、人の集まる空間に病原体が持ち込まれることを最小限にすること、また、もし持ち込まれたとしても集団内で二次感染が起きるリスクを最小限とすることを目的にしている。対象範囲については、2の(1)~(5)のとおりで、(2)会議から(4)美術館等については、6ページ以降にマニュアルを記載している。感染リスクの評価については、(1)開催規模から(6)不特定多数か否かまで、6つの項目について行うこととしている。2ページ目、イベント参加者にお願いすることとしては、発熱等の症状がある方については参加を認めないことなど記載している。イベント主催者が配慮することとしては、入場時に手指消毒を徹底することなど基本的なことから、スタッフの衛生知識の向上など、感染拡大防止に努めていただきたい事柄を記載している。6ページ以降は、先ほど申し上げたとおり、会議等の開催にあたってのマニュアルを掲載している。
 
(知事)
概要を危機管理監から説明させていただいたが、お手元の資料もご覧いただきながら、ご意見をいただきたい。川島委員、いかがか。
 
(委員)
基準に基づいてイベント等を開催した場合でも、絶えず見直しをしていく必要があると思う。
 
(知事)
見直しというのは、感染の状況に応じてということか。
 
(委員)
感染の状況に応じてもそうだが、実際にイベント等を開催していく中で気付くことなどあると思うので、必要に応じて見直しをしていくことが重要だと思う。
 
(委員)
重要なのは、感染が発生した場合に濃厚接触者をトレース(追跡)できるようにすること。これについては、様式で連絡先も記載いただくようにしており、また、感染者が出た場合に保健所の調査への協力もお願いするよう記載いただけていると思う。さらに先ほど川島先生がおっしゃったように、状況に応じて見直しをしていくことも必要だと思う。また、飲食の部分が特に重要であると思っていて、群馬大学病院などの会議でも飲食の提供はやめるようにしている。
 
(危機管理監)
マニュアルの中では、例えば会議においては、7ページで食事の提供を行う場合には、パッケージされた食事を個別提供する等の工夫を行うこととしている。
 
(副知事)
このマニュアルを作成した際の考え方は、現在は一律で会議等が開催できない中で、今後、イベント等を実施していく上で、非常に慎重にやっていこうという考えをしているので、飲食はある程度、受け入れることがあってもよいのではと考えている。
 
(委員)
飲食の際には、どうしてもマスクを外すことになるので。川島先生、いかがか。
 
(委員)
我々のところでは、食事をするときに職員は会話をしないこととしている。
 
(知事)
飲食については控えていただくようにしたい。
 
(委員)
先ほどお話しにあったように、感染が発生した場合にしっかりと調査を行うことができるように、様式にあるような健康状態や連絡先等を申告いただく、申告いただけない場合は参加をお断りするような仕組みが大事だと思う。あとは、手洗いの徹底と、熱などの症状があったらしっかりと休んでいただくということが重要だと思う。
 
(委員)
高齢者の方や基礎疾患をお持ちの方などは重症化の恐れがあるので、例えばイベント等の参加にあたって主治医の先生にご相談できるようにしていただけるとありがたいと思う。必須にするというのは難しいと思うが、主催者側も参加者側も少し安心できる。
 
(副知事)
イベント参加者にお願いすることとして、高齢者の方や基礎疾患がある方は、イベント等への参加が可能かどうか主治医に相談いただくことを記載したい。
 
(知事)
武藤部長からは何かあるか。
 
(健康福祉部長)
委員の先生方にご協力いただき作成しているので、厳しい基準が作成できていると考えている。
 
(副知事)
あとは、専門家によるチェックということで、県主催のイベント等でよく使う会場などは、一度チェックできれば、その後の使用についてもある程度協力いただけると思うが、企業が主催するイベント等については、県のガイドラインも参考に、業界ごとに基準を作成いただくことになると思う。そうした展開をどのように進めるのがよいか、すべて専門家がチェックするようにするとなかなか進まないが、ある程度はチェックできるのが望ましいと思うで、どのように進めたらよいか良いアイディアがあれば伺いたい。
 
(知事)
市町村における対応についても、県のガイドラインを参考にしていただけるとよいと思う。
 
(教育長)
教育委員会では博物館や天文台等を所管しているが、基本的には同じ考え方で、健康状態の申告等をお願いして対応できればと考えている。

(2)学校の再開について

(知事)
本来、校門での検温が必要と考えているが、体温計が不足している中で再開できるのか慎重に考えなければならない。県立学校については、マスクや消毒液等が不足している状況では、4月の再開はできないと考えている。小中学校は市町村の判断だが、再開する場合は家庭内での検温を徹底いただく必要があると考えている。マスクや消毒液などの物資が十分でない中で学校の再開をどのように考えるか、専門家の皆さんからご意見いただきたい。まず川島先生、いかがか。
 
(委員)
医療機関でも不足している状況なので、学校では数が大量に必要になると思うので、物資が不足している中では再開を見合わせてもらうのはよいと思う。
 
(知事)
様々な方から、学校は再開すべきという意見も伺っているが、子供を守るために、しっかりとした感染防止対策を講じられない状況で学校を再開することはできないと考えている。4月以降、状況が整ってきたら判断していきたいと考えているが、医学的な見地からはどうか。
 
(委員)
なかなか難しい問題だが、小中高全て休業するという考えもあれば、低学年だけ再開するという考えもあると思う。例えば小学校であれば学校区が限られているため、あまり遠くの地域から通ってくることはないが、高校は遠くの地域から通う方もいるため危険度が高いとか、検温も適当になってしまう恐れもある。小中高、一律で休校ということではなくてもよいのでは。
 
(委員)
十分な感染防止策を講じた上で再開するということは重要だと思う。群馬大学は4月20日再開を目指しているが、座学の講義はオンラインで実施できるよう準備しており、実習についてはどのように安全に行うか検討しているところ。
 
(知事)
中学・高校以上はオンラインで対応できると思うが、市町村長からも懸念されているのは、小さい子供たちがずっと家にいなければならないということである。川島先生からも話があったが、小学校の子供たちと中学以上で分けるということも考えられるかもしれない。
 
(委員)
感染の発生状況を見て、感染が広がっているような地域は対応を見直すなど、先ほど小学校や中学校等とを分けて取り扱うという話があったが、すべての地域を一律で取り扱うというのではなくて、地域の状況に応じて対応を考えるということも考えられるのではないか。
 
(知事)
武智所長、現場の状況を踏まえて、ご意見はあるか。
 
(委員)
小さい子供に関しては皆さんと逆の意見で、子供が入院できるところは県内でも限られている。医療機関の先生方は、子供が陽性になった場合、保護者が陽性でも無症状でも付き添ってくださいと言われているが、子供の年齢が小さいほど入院環境、医療環境が悪く、3密が避けられない状況にある。そのため、ひとたび一クラス分などの陽性が発生すると、大変な状況になってしまう。
 
(知事)
子供の間で感染が広がる場合、大人への対応以上に大変ということか。知事としては、県立の学校についての判断となり、市町村立の学校は市町村の判断になるが、小中学校の再開を検討いただくにあたり、子供の間で感染が広がった場合は、大人への対応以上に大変であることは市町村に伝えなければならない。
 
【大曲委員参加】
 
(知事)
大曲先生、本日はお忙しいところ、ご参加いただき感謝申し上げる。これまで、県主催イベント等実施ガイドライン、学校の再開に向けたガイドラインについて議論してきた。県の方では、感染拡大防止のため厳しい基準を設けて、基準を満たすことができたらイベントの実施や学校の再開について対応していきたいと考えている。ご意見を伺えるか。
 
(委員)
厳しい基準を設けて、その基準を満たした場合はイベント等を実施するということはよいと思う。今後、感染防止対策を講じた上で様々な活動を再開させていくことになると思うが、これまでの現実からは、防止策を徹底してもらうことは難しく、気持ちが緩んでしまうということも見られたため、しっかりと基準をクリアしている場合に限り認めるという考え方はよいと思う。
 
(副知事)
先生方にご意見いただくにあたり、教育長の方からポイントを説明させていただいた方がよいと思う。
 
(教育長)
学校の再開については、3月24日付けで文部科学省から基本的な感染症対策を行った上で再開するよう通知が来ているが、群馬県では、それらの対策を徹底できるようガイドラインとして整理した。ガイドラインの中で検温の徹底について触れているが、非接触型体温計が十分に確保できない中で、教育委員会としては家庭でしっかり検温いただき、結果を提出してもらうという対応をとらざるをえないことを問題点として認識している。もう一つは、学校を再開する場合の問題として、いきなり全校一斉に再開するのでよいか、あるいは学年ごとなどで分けるべきか、感染が広がってきた場合にどのような対応をとるべきか専門家の皆さんからご意見いただきたい。仮に延期する場合、県内や近県の感染状況などを踏まえて、どのような考え方で、どのぐらいの期間を延期すべきと考えるか、ご意見伺いたい。
 
(知事)
このガイドラインは、県としてかなり厳しい基準を設けていると考えており、基準を満たせなければ県立学校を再開することはしないつもりである。東京や日本全体がどのような状況になっているかも踏まえて、群馬県として対応を考えなければならないとも考えているが、ご意見いかがか。
 
(委員)
全くそのとおりだと思う。学校の再開にあたっては様々な条件がそろっていないと感じていて、物資などの準備も十分でなく、医療体制の状況、感染の状況も先が見通せないため、もう少し様子を見なければいけない状況だと思う。
 
(委員)
先ほど話があったように子供が入院するときは大変だが、子供が家にいなければならないということも大変で、小さい子供の保護者は出勤できないということも考えられる。東京などであれば公共交通機関での通学もあるが、群馬は基本的には徒歩で通学だったり、地域によっては一クラスしかない学校もあるため、密集の状況も違うと思う。あとは曜日で分けて登校するということも考えられると思う。
 
(委員)
再開を延期する場合、4にある部活動等の対応については、どのように考えているか。
 
(教育長)
再開を延期する場合は、活動も自粛してもらうことを考えている。
 
(委員)
今回、再開に向けたガイドラインとして整理いただいたが、再開後にどこかの学校で陽性が出たときに、どのように対応するかということも考えなければいけない。もし陽性が出たら、例えばクラス単位で休みとするのか、学年単位にするのか、学校一斉で休校とするのかなど考えておく必要がある。それから、陽性が出た場合は濃厚接触者を調査し、すぐにPCR検査を実施すべきというような話になるが、検査は万能ではなく、陰性になったからと言ってウイルスがないことを保証するものでもないため、一人陽性が出たら学校全員にPCR検査を受けさせるというような話にはしないでいただきたい。
 
(副知事)
現時点では、1名陽性が出た場合は学級閉鎖で、2名以上の場合は学校閉鎖という基準を設けている。
 
(委員)
先ほど猿木所長から話があったように、学校で陽性が出た場合の具体的な動きを詰めていけるとよいと思う。クラス名簿の提供や保護者への連絡内容など、シミュレーションしておけるとよいと思う。
 
(知事)
本日は、大変お忙しいところ、様々なご意見をいただき感謝申し上げる。いただいたご意見を踏まえ、イベント等実施ガイドラインの見直し、学校の再開に向けた検討を進めたい。

※(3)今後の流行及び(4)その他は、時間の都合上、省略
 

資料


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