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第10回群馬県感染症危機管理チーム会議議事録

  1. 日時 令和3年9月24日(金)18:30~19:30
  2. 場所 秘書課会議室
  3. 出席者 資料2「出席者名簿」のとおり
  4. 議事
 

(1)新型コロナ対策ロードマップについて
(2)今後の感染動向について
(3)その他

  

(健康福祉部長)
それでは、群馬県感染症危機管理チーム会議を開催する。
まず初めに、山本知事からご挨拶をお願いしたい。
 
(知事)
本日は、専門家の皆様、お忙しい中、時間をつくっていただきお礼を申し上げる。
緊急事態宣言の延長期間の期限が近づいてきており、群馬県として今後の対応について、しっかり決めていかなければいけない。専門家の皆様から群馬県並びに全国の感染状況等について意見を伺い、これからの群馬県の方針に反映させていきたい。
早速だが何点か専門家の皆様にうかがえたらと思う。
初めに緊急事態宣言の延長期限が切れ、来週早々には政府の方で大体の方針が決まると思うが、週末に西村大臣に電話をして意見交換をし、群馬県の立場を伝えようと考えている。緊急事態宣言が解除されるか、それともまん延防止等重点措置に移行するのかという点から政府も議論していると思うが、もし緊急事態宣言が解除されたとしても、これまでの例から、全ての制限を一気に解除したことはないため、県内全域か感染者が多い地域を対象に県独自の時短要請を行う必要があると考えている。西村大臣との話し合いでは、今の感染状況では群馬県からまん延防止等重点措置を申請するのは難しいと考えていること、北関東全体をしっかり見てほしいこと、どういう状況でも今後の対応で県としての裁量を認めてほしいことを話そうと考えている。例えば時短要請は、緊急事態宣言が解除になった場合も、県内全域に要請する場合も、県内事業者の考え方や県議会の考え方もあるためうまくいかないこともあるが、一気に全ての制限を解除することもできないため、人口が多いところや、ワクチン接種率など様々な点から考え、時短要請をかけようと考えている。このあたりについて専門家の皆様から御意見を伺いたいのが1点目となる。
2点目はロードマップについて、群馬県はワクチン接種率が全国的に非常に高く、関東首都圏では一番である。概ね来月の上~中旬ぐらいまでには、他の自治体よりも1ヶ月ぐらい早く県民全体の8割に2回目の接種が終わるため、ここから独自のワクチンパスを出し、観光キャンペーンもやっていきたいと考えている。ただ、一気に開けるのではなく、感染防止対策はしっかりやっていただき、医療提供体制も強めるということが三本柱であろうと思うが、その時にワクチンパスについての議論がある。ワクチンを打てない人、あるいは自身の意思で打たない人がいること。不公平感がないよう、差別にならないようにすることが必要。県民の皆様に説明する内容としては、アレルギーなどの関係でワクチンを打てない方、打たない方もいるので、こういう方々に対しては、例えば愛郷キャンペーンといった群馬県の宿泊補助については、PCR検査や抗原検査などを採用する方法でよいと思われる。その際には国の方で補助をしてもらい検査費用を安く出来るスキームは考えないといけないと考える。
しかし、ワクチンが打てるのに打たない方もおり、こういう方々に対してどう説明していくか、知事としては打てない人を守らないといけないと考える。科学的データから言っても打たない人はまず感染するリスクが高く、重症化するリスクが高い。打てない人を守るためには、打てる人のワクチン接種率を上げていく必要があるのだと、このように説明しようと考えている。
ワクチンを打たない人と、打てない人には様々なケアが必要なのだと思うが、こういう事に対してどのような説明をしていくのが一番わかりやすいかということが2点目となる。
3点目はブースター接種について。国の方針を確認したが、まだはっきりとしておらず、12月ぐらいに医療関係者に打てる準備をしてほしいということだけは各自治体に来ている状況。大きな流れから言ったらブースターショットをすることになると思われるが、これについてどのような方向で考えられているのか伺えたらと思う。
 
(委員)
1点目の質問に対しては、賛成である。ワクチンの接種が大分進んできたとは言っても、まだ一定数(8割)までいっていないところで、一気に緩和をすると、県民の気持ちの変化への影響も大きく、再度一気に流行を呼ぶ可能性が高いと考える。まん延防止等重点措置で地域的にどこまでかけるかは、地域の事情と思われるが、まん延防止等重点措置で繋いでいくということは大事だと思うし、その間、今一層ワクチン接種のスピードに力を入れて行うことが大事だと考える。
2点目の質問に対しては、正直難しいところ。特に、信念信条があって打たない方への対応は本当にどうしていいかわからないと思っているが、知事が話していた事実を伝えることは大切だと思う。ただし、事実としては、そういう方々が恐らくは今後感染を広めるリスクにはなっていくのだと思われる。今現実にそういう方々が罹患した場合の重症化リスクは高いわけであり、それは本人たちのリスクでもあると同時に医療全体のリスクでもある。それはやはり見過ごせないところはあると思う。
なので、そういうリスクがあるのは事実なので、やはり行政の立場としては、みんなのことを考えて、打つことをお勧めしたい、そして打つ気になったらいつでも対処しますということは伝えてもよいと思う。
全体に対して影響があるというのが現実なので、ここをお伝えするのが筋かと思う。実際に打っている方々に対しての説明でも大事と考える。
ブースター接種に関しては、意見が分かれているところなので、難しいと思っているが、私自身は8か月経ったら打っていった方が良いと思う。誰を対象にするかが難しいところなのだが、まずは、重症化リスクの高い人からだと思っている。65歳以上高齢の方々が、リスクも高く、日本では優先的に早い段階から接種が始まっており、効果が落ちていていく可能性が十分にある世代であるため、そちらから打っていく必要があるのではないかと思っている。
医療従事者については個人的には少し待ってもよいと思われる。医療に与える影響が大きいのは我々自身が一番気にしているので、医療従事者のことを考慮いただけるのは大変ありがたいことではあるが、感染対策をしっかりやっていれば何とかなり、あとは多少のびても重症化が避けられればと思っているので、重症化リスクの高い方々をやったほうがよいと思っている。
あとは考え方からすると、ブースター接種は一時的には重症化リスクの高い方を減らしていくというところから話が始まっていると思うが、諸々の状況や今回の特に第5波の落ち着き具合を見ていると、感染そのものを抑えていく効果も無視できないのではないかと思い始めている。
ブースター接種を打っていくことも、結局は流行をある程度のところで抑えられる、抑止力になるのではないかと思う。
そういう意味ではまだ打ち残しの方々に個別にでもよいのでどんどん打っていくことを並行して行っていくのがよいと思われる。
 
(知事)
ありがとうございます。もう一点だけ伺いたいことがある。
群馬県でもブレイクスルー感染が増えている。最初は発症率を9割ぐらいは抑える感じだったのが、最近2回接種後に2週間経過した人でも発症する人たちが感染者の2割ぐらいまで増えてきている。これはどういう原因なのか。
群馬県でも、医療機関でブレイクスルー感染が発生した。群馬県のデータだと100万人以上の方が2回のワクチン接種を終えているが、重症化した人は1~2人とほとんど重症化しておらず、中等症も少ないので、重症化リスクを下げ、重症化を防ぐ効果は圧倒的に出ているが、こうやってブレイクスルー感染が増えてきたことがどういう理由なのか。
いろいろと分析をしているものの、もしかすると免疫力が弱まっているのか、他の原因があるのか、どのように考えているのか伺いたい。
 
(委員)
少なくとも二つの要素があり、一つはワクチンと人の体との関係そもそもの問題で、ある程度時間が経てば経つほど、発症を予防する効果は減弱するのではないかと思われる。
もう一つは、今回ワクチン効果の減弱というものが言われるようになってきたのと合わせて、世界的にもデルタ株が流行の中心になったということがあると思われる。
つまりは、ウイルスそのものによっておこされる免疫と、デルタ株とのかみ合わせというものが要因かと考える。デルタ株に対しては、効果がこれまでの株ほどには十分には出ないのではないかということも十分考えられると思う。
ただ、その二つのどちらかというのはなかなか決められない。その両方の可能性があるというふうに理解をしている。
 
(委員)
今の状況とすると、飲食などは厳しい制限かかっているため、今の状態を続けるのはかなり厳しいと思う。
しかし、逆にこれを完全に外してしまうと非常に危ないので、具体的な時間まではわからないが、時短をしながら、少しずつ緩めていくことが必要だと思われる。
それと県内で感染の多い地区と少ない地区があり、感染が多い地区は結構こういう時期でも営業をしている。そういうところは少し厳しくしていかないと一生懸命やっている地区から不満も出てくる。その辺は地域差をつけたほうがよいと感じている。
 
(知事)
専門家の皆さんの御意見をいつも最大限尊重しているのだが、地域経済の実情もある。多くの人は緊急事態宣言が終わると、一気に商売を再開ができると思っているところもあり、そういう声も聞きながら、先生おっしゃったように、濃淡つけていかないといけない。制限を一気に外すことはできないので、まん延防止等重点措置に移行しなかったとしても、時短要請は残していきたいと思う。
 
(委員)
今日は13人と少なかったが、昨日は47人、その前週も同じように久々に増加し、下げ止まっている印象を持っている。ここで完全に緊急事態宣言を解除という形になると、また緩んでいる雰囲気もあるので、何らかの措置を継続して行った方がよいと考えている。地域によってかなり陽性者数の差があるので、その辺り差をつけていくことが必要だと思う。
それともう一点。外国籍の方へのワクチン接種をしっかりと受けていただくというような働きかけが、重要と考えている。
ブレイクスルー感染は注意が必要だと考えており、今ワクチンパスを使うにしても、これまで同様に感染対策を徹底していくということが必要と考えている。
 
(委員)
ほぼ皆様と同じ意見だが、経済活動は段々と開始していくのでよいと思う。
ワクチンパスは二つのよいところがあり、ワクチン接種率が上がること、あとは経済活動も回していけること。最初は限られた地域からでもよいと思う。
あと、ワクチン接種の3回目の話で、高齢者に加えて医療従事者も打った方がよいという話があったが、クラスターが起きている施設は群馬県以外にも散見されており、先ほど話があったように、ワクチンの効果、特にファイザー製の方が少し早く減弱していくみたいだが、効果が下がってくるという点もあり、感染管理は確かにしっかりできていれば予防できるのだが、中小病院とか精神病院だと普段からなかなか難しくできていないところもあり、頑張って感染管理をやっていけば予防できるかというと少し心配なところもある。医療従事者とか特に介護の人と、あとは障害者施設の従事者は、高齢者と同じぐらいの優先順位でやっていった方がよいと思うが、医療従事者も、介護従事者もかかってしまっているので、昔のように医療施設、介護施設が機能を失ってしまうところまでクラスターが大きくなってしまうことも、今後パラパラと起こってくると思う。
なので、ここに対しては、早めにワクチン接種をするのがよいと思われる。あと群馬県もしっかりと対策をとって、感染管理支援チームができていると思うが、それをしっかり機能させ、冬から春先までしっかり維持していくっていうのは大事だと思う。
 
(知事)
ブースター接種については、まず国の基本的な方針がどうなるかということもよく踏まえ、また群馬県の裁量がどこまであるかというのも見ながらよく考えていきたいと思う。
群馬県では陽性者のうちワクチンを2回打っている方で重症者はほとんどいない。しかし、ワクチンを2回打ったことにより病院や介護施設の職員の方々が少し安心しているところもおそらくあると思われる。このあたりも県として様々な形でお願いや依頼、周知を図ったりしていきたいと考えている。
外国人に関しては、知事と外国籍の県民が多いところのコミュニティとの連携をやっており、この間も最初の協定を結んだ。いざという時に働きかけるような仕組みをやっていきたいと思うが、外国籍の点は県としても注意してやっていきたいと思う。
 
(委員)
まず今回第5波がかなり厳しい状況だったが、県民の方が感染予防策をしてくださったり、ワクチンを打ったり、そして県で準備された部分のワクチン接種が推進されたのは非常にありがたかったと思う。
その上でロードマップに関して、まず、まん延防止等重点措置がかなり難しいというのは私もそういうふうに思うので、例えば、10万人当たり10人以上といったある種の基準を設けて、感染者が多かった部分を中心として、ぶり返しがないように、何らかの制限をかけるというのは私も賛成である。
また、打たない方に対しできる限り打ってほしいとお願いをする際、情報として先ほど知事がおっしゃったような、打った方は重症化が極めて少ない、打つことによって自分の運命の紐が、重症化ではない紐も引けるようになるという、そういったメッセージを県民に出していただくのは非常に有効かと思う。
3回目のブースター接種に関しては、東京のデータを参考にしているのだが、東京だと、会社での感染で2名以上というのがだんだん減ってきている一方で、医療福祉系で2名以上の発生というのがだんだん増えてきている。それを考えると、確かに急ぐ必要ないかもしれないが、医療従事者に3回目のワクチン接種は行った方がよいと思う。
今回の群馬県内で起きた病院でのブレイクスルーに関しては、感染した方もしていない方も、果たしてどれぐらいの抗体を得ていたのか、本当にワクチン接種した効果が抗体として見られるのかなど、そういったものも、もし調べる機会があれば、一体何が起きたかというのを見る上では参考になるかと思う。
 
(知事)
先日、前橋赤十字病院を視察させてもらった。人工呼吸器を着けた方は1日に3回ぐらい背臥位から腹臥位へひっくり返したりしないといけなく体の大きな人だと10人ぐらい人手が必要ということも聞いた。コロナの患者の方々の対応をするのに多くの人手が必要なのだと改めて実感した。
河野太郎大臣も話していたが、ベッドを並べるだけなら誰でもできる、本当に必要なのは医療従事者だと。要は病床を増やすとかベッドを空けるとかではなく、スタッフの方々がいないと回らないということ。今回前橋赤十字病院を視察し、このことをよく理解することができた。こういう地方の実態も伝えていきたいと思うのでよろしくお願いしたい。
いずれにせよ、たとえ緊急事態宣言が解除になったとしても、反発はあると思うがある程度地域によって時短要請のようなものはしっかりやっていくことを言っていきたいと思うので、よろしくお願いしたい。
 
(委員)
私はちょっと別の観点から発言させていただくと、PCR検査で陽性になったあと、遺伝子解析までやっているが、前の段階でウイルス量がかなり多く、しかも、症状がないのにウイルス量が多い人がいるということは、やはり、感染させる可能性が高いと思う。
遺伝子解析によれば、去年の12月以降、通常株から始まり、R1からアルファ株、それからデルタ株ということで、第5波はほとんどデルタ株で、急激に増えている。
これからデルタ株以外の変異株が入ってくる可能性があるので、きちんと検査をして、1例でも出たらすぐ、地域と関係部署に連絡して対応していくことが大事かと思う。
まん延防止等重点措置を要請するのはなかなか難しいと思うが、一気に解除するわけにはいかないと思う。しかも、解除すると感染対策がおろそかになる可能性が出てくる。ウイルス量が多くて症状がない人たちが、マスクもしないで行動するとどうしても感染が広がってしまうので、そこは慎重に、徐々に変えていただく必要があると思う。それをやることによって、第6波のピークを少しでも下げられればよいと思うので、よろしくお願いしたい。
 
(知事)
委員が話したことは大事だと思っている。我々も、全国に先駆けてワクチンパスを出して、地域経済の回復を図るためにいろいろな事業をやっていこうと思うが、一気には開かない。例えば愛郷ぐんまプロジェクトという宿泊5000円の補助は、第1弾は全国で一番効果があったので、要望も強いが、例えば利用する方にはマスクも提供して、感染対策は続けてくださいというふうに気をつけてやろうと思う。
さらに、今回県内の医療機関の皆さんにも大変ご協力いただいて、病床はもう絶対増やせないと思っていたが、1日の感染者数が最悪のシナリオ100人だったのが300人を超えたので、健康福祉部長にも頑張ってもらい、今県内の医療機関のご協力も得て550床余を目標として立てているので、医療提供体制も強化する。感染対策も気をつけてもらった上でワクチンパスを使うというやり方があるので、またいろいろ知恵を借りたいと思う。
最近ずっと毎日、今日の感染と週ごとのグラフを見ているが、4ヶ月に一度必ず感染拡大が起こっているので、そうだとすると次は11月かと思う。何か自然の摂理でこうなっている気もするので、もう1回11月に第6波がくるように感じるがどうか。
群馬県が他地域よりも下がるベースが早いのは、多分ワクチン接種率が高いからだと思っているがどうか。
 
(委員)
多分いろいろな複合要因があると思うが、第6波は起きると思って準備してかなくてはいけない。ただ5波のピークよりも下げるような形で準備してかなくてはいけないと思う。
去年はインフルエンザがほとんどなかったが、これから冬にかけてインフルエンザも今年起きる可能性がなくもないので、そこも気をつけなくてはいけないと思う。
 
(知事)
 我々も気をつけていきたいと思う。
 
(委員)
こんなに一気に患者が減少したのは正直驚いた。やはりワクチンの影響が大きいと思う。群馬県は先進的に進めていただいたおかげかと感じている。
ただ、先週の3連休は初日に台風が来ていたにもかかわらず、残りの2日間は、驚くほどの観光客が来ていて、緊急事態宣言がまだ出ているにもかかわらず、もう国民や県民は、ご自身で判断されて、患者も減ったし、今行ってもいいかなと判断されていると、すごく痛感した。
でも大切なことは、これまでも第5波も第6波も同じで、結局バーベキューをしているだとか、大人数での会食だとか、大人数の集会、もうそのキーワードに尽きるということを感じているので、そこの注意を特に呼びかけていくということが大切だと思っている。
この第5波を乗り越えて、地域の院長先生がたから、そろそろコロナの病床を作ろうかなというお声がけをいただいているので、丁寧に進めていきたいと思っている。
職員が夏季休暇を取得しきれてない中で、くたびれているところなので、このまますぐ次の対応というのはなかなか難しい状況であることもお伝えしたい。
 
(知事)
群馬県は今まで自宅療養を設けてなくて、必ず入院していただくか療養施設でやっていたのが、ついに新規感染者が300人を超える状態になり、自宅療養を設けたが、我々としてはもう基本的に自宅療養は無くしていく。基本的には、入院していただくか、あるいは療養施設に入っていただくということで一生懸命頑張っていきたいと思うのでよろしくお願いしたい。
それから、自宅療養の方に、1日何回か健康観察する。それが1週間とか2週間とか行かなかったという例も他の地域であるが、我々はそこを一生懸命やっていく。庁議でもヒューマンタッチが大事だと言ってあるので、保健所も追跡を諦めないということでやってもらっている。300人とかになると大変だが、確認していただいているということが大事なので、ぜひここは大変だと思うがよろしくお願いしたい。
まん延防止等重点措置について、群馬県の方から続けてくれとは今の数字だと言いにくいが、北関東はやはり一体で見てもらわないといけないと思っていて、群馬県だけ外れたらみんなこっちへ来たりするので、そこを一体で見てほしいのと、緊急事態宣言が外れて、時短要請をそのまま全部外すわけにはいかないので、委員が言ったように、状況に応じてワクチン接種率とか、感染率とかで、時短要請をかけていくが、そこは少し群馬県の立場になって裁量を認めてほしいと西村大臣に言おうと思っている。
栃木県も茨城県も積極的にまん延防止等重点措置をやってほしいと言っていないので、群馬県の態度というのは実は影響を与えるものであるから、群馬県も積極的には言わないということになると、多分全体としては外れる感じになってくるかもしれないので、そこは慎重にやりたいと思う。
 
(委員)
イベント等で感染対策がきちっと出来ているところも結構増えてきている。できていないところは、改善できるようにすることと、あとやはり例年並みにたくさん集客する形はまずいと思う。できれば例年の7,8割で止めたいところ。その辺は様子を見ながら考えていただきたい。
 
(知事)
草津温泉も6割ぐらいにはなっているが、やっぱり人が結構多いし、県外の車のナンバーも結構いたりして、愛郷ぐんまをやるにしても、観光地の方もあまり密を作らない工夫を油断せずにやってもらうということだと思う。
 
(委員)
抗原定性検査キットについて、体外診断用医薬品の承認を受けているものならよいが、研究用試薬がかなり出回っていて、それが適切に使用されればよいが、陰性でもあまり安心できないということを十分周知した上で使用してもらうことが必要と考えており、その点の周知をお願いしたい。
 
(知事)
委員の話はとても大事なポイントで、ワクチンパスを使って愛郷ぐんまプロジェクトを、しっかり今回は2回接種を終わった方を中心に経済を回していきたいと思うが、アレルギーとかで打てない方々については、PCR検査で対応するというものの費用が高い。ここをどう解決したらいいか。PCR検査は1万円とかかかるので、これになかなか補助できないと思う。抗原検査キットを薬局で出せるようにするのは正しいと思っているが、どういうふうにしたらよいか。
 
(委員)
臨床検査医学会を中心に今、提言を出しているが、今のところ抗原定性の場合には、唾液を使ったものは認められているものはない。鼻腔拭い液が必要になってくるので、採取の方法も注意が必要になってくる。そのあたり今後、どういうふうにしていくか、今、唾液を使った研究用のものはあるが、体外診断用医薬品としては認められていないので、そのあたりを今後どういうふうに折り合いをつけていくかということが問題かと思う。
 
(知事)
愛郷ぐんまを始めるまでに検討しなくてはいけない。場合によっては抗原検査で確率がそんなに高くなくても、ある程度リスクヘッジできるのだったらやるとか。
例えば1回目愛郷ぐんまプロジェクトをやる時にはかなり厳密に今のところやろうと思って、2回接種があった方を中心にと思っているが、例えば家族で来るのに子供はどうするのかとか、特にワクチンを打てない方をどうするのかという時には、どうしてもそれがないといけないから、そこである程度リスクがあっても、抗原検査みたいな、少し簡単なことでやってもらうのか、しかし打ってない人は感染する確率も高いし、重症化する確率も高いので、その辺が悩ましいのでまた知恵があったらお聞きしたい。
ブレイクスルー感染が多い理由はどうか。
 
(委員)
基本的にはやはり人の要因とウイルスの要因の二つでよいと思う。
一方で、ワクチンがきちんとした形で打たれているかどうか、例えば、ワクチンはかなり光とか振動に弱いので、そういった管理がされた状態で打っているのかどうかというところまで、本当は確認したほうがよいかと思う。なかなか数字で見るのは難しいが、抗体がきちんとできているかどうかを確認することによって、ある程度はそのワクチンの効果というのは、数字で見ることができるのではないかと思う。
 
 
(知事)
抗体ができているかの検査は、サンプリングできるものなのか。
 
(委員)
採血が必要になる。
 
(知事)
来た人たちに採血するわけにはいかない。
 
(委員)
病院ならできると思う。クラスターが起こっている病院で少し取っていただいて、一定数調べてみるというのは意味があると思う。
 
(知事)
少し知恵を考えて、サンプリングがやれるような形にできればよいと思う。
PCR検査の件については、なかなか難しくて、ワクチンパスだけだと、差別につながってはいけない。ではアレルギーとかで打てない方をどうするのかというのを、PCR検査とか、こういう検査で対応しようと、言うのは簡単だがそれを安く検査ができるところがない。
 
(委員)
ある程度信頼性を確保するためにはPCR検査になってしまうと思う。抗原定性検査だとすぐ出来るが、結果に惑わされてしまうという点がある。例えば、大量に購入して配布するくらいしかないと思う。
 
(委員)
PCR検査については、その時は陰性だとしても、それが偽陰性で実は数日した後に、症状が出て陽性なるということがあるので、どれぐらいの有効期間とするかもきちっと決めて、期間が外れたら使えませんという案内が必要である。
それからワクチンパスをやる場合には、ラインでやる場合とあとは、使えない年寄りの方は、接種済証のコピーとプラス本人確認するような免許証で確認するとか、別な人が使ってしまうこともあるので、その辺も考えておいたほうがよい。
 
(知事)
今、ワクチンパスについてはデジタル推進監に一生懸命やっていただいている。
 
(デジタルトランスフォーメーション推進監)
成りすましの件については、今、登録に関して、お住まいの市町村と接種券番号と、あと生年月日を入れていただき、さらに現地の店で身分証明証と照合するという計画でやっている。
もちろんこれですべてを防ぐことはできないと思うが、やはり利便性とリスクのトレードオフになると考えている。
 
(知事)
完全に偽造を防ぐのは難しいが、推進監が言っている方法で組み合わせていけば相当リスクヘッジできると考えている。
新規感染者がかなり減ってきたが、現場でワクチン接種の効果だという実感はあるか。
 
(委員)
すごくある。ただ、どうしてもワクチンを2回打ったのに感染してしまう方の特徴としては、同居される家族が陽性だった場合はうつりやすい。そういうところでやはりブレイクスルー感染は起きてしまうと感じている。そこまで濃厚な関係でないところでは、2回ワクチン打った方は大体陰性のことが多いと経験している。抗体価の話だが、ワクチン接種後、1ヶ月では上昇しなかったが、ワクチン接種後2ヶ月経過した時には上昇している方がいた。つまりワクチン接種の効果が発現するまでに時間がかかる人もいる、という例もみられた。

(知事)
以前にブレイクスルー感染的なものが起こったときに健康福祉部長に調べてもらったら、2回接種後2週間経っていなかった。よくそこら辺もデータでいつちゃんと打ったか調べてもよい。
大体おかげさまで何とか皆さんと話して中身が固まってきた。また、どうなるかわからないが緊急事態宣言が解除された後もちょっと慎重にやっていきたいと思う。また引き続きいろいろなアドバイスをいただければと思うので、よろしくお願いしたい。
 
(健康福祉部長)
以上をもって、第10回群馬県感染症危機管理チーム会議を終了する。

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