県内食品製造工場における新型コロナウイルス感染症の集団発生について
県内の食品製造工場において、令和3年1月30日から令和3年2月3日までに7名の感染が判明しましたので、お知らせします。
管轄保健所では当該工場への感染拡大防止に向けた指導を行いました。
なお、今回の件について、当該工場の協力により速やかに対応できたことを申し添えます。
1 概要
(1)感染者の状況
- 20代から50代の男女。従業員7名。
- 発症は1月下旬。
(2)施設の状況
- 当該工場は、食肉加工を行っている。
- 作業中、手指衛生を徹底し、マスクを着用するよう指示していた。
- 関係者以外の出入りはない。
(3)検査の状況
- 2月3日までに、全従業員20名の検査を実施し、7名の陽性、13名の陰性が判明した。
2 これまでの対応
(1)保健所の対応
- 積極的疫学調査の実施。
- 濃厚接触者等の検査。
(2)施設側の対応
- 保健所の調査等への協力。
- 保健所の指導のもと、必要箇所の消毒を実施。
- 施設内における、感染防止対策の強化。
- 施設関係者(従業員及び家族等)への周知と注意喚起。
3 今後の対応
- 今後、新たに濃厚接触が確認された方に対しては、健康観察と外出自粛を要請するとともに、PCR検査の実施を調整します。
- 厚生労働省によると、食品を介して新型コロナウイルス感染症に感染したとされる事例は報告されていません。