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第10回群馬県青少年健全育成審議会第1部会の結果概要(R2.8.7開催)

更新日:2020年9月14日 印刷ページ表示

開催日時

令和2年8月7日(金曜日)午後3時から午後4時30分まで

開催場所

昭和庁舎2階21会議室

出席委員

大森部会長以下4名

事務局

児童福祉・青少年課長以下5名

傍聴者

なし

議題

第2期群馬県子ども・若者計画の点検・評価について

第2期群馬県子ども・若者計画の外部評価を行うため、同計画の令和元年度推進状況について事務局から説明を受けました。

主な委員意見(要旨)1

 公表資料を県民の皆様に見ていただくということを考えたときに、評価ができる結果が書かれていると、さらにいいと思います。例えば、子どもの生活・学習支援事業の内容は、「生活保護世帯や生活困窮世帯の中学生を対象に学習意欲の向上を図ります」というものですが、その結果には、「学習支援事業を実施しました」ということしか書かれていません。「します」、「しました」としか書かれていませんが、おそらく、もう少し意義あることをやっていたかと思います。

主な委員意見(要旨)2

 我々がやる自己評価というのは、いくつかの視点でまとめることが多いかと思います。事業内容は書いてありますし、取り組んだ課題も取り組みの柱で表現されている。ですから実施結果のところには、いわゆる事業実績としての量的な指標が記載されるとわかりやすいですし、もう一つは質的な評価が大事なので、事業の成果として、その取り組んだ課題に対する成果はどんなものがあったのか、次年度に繰り越す課題はどういうものなのか、ということが、まとまって書かれている方が、県民の皆さんがその事業に対しての意義を感じやすいのではないかと思います。

主な委員意見(要旨)3

 私も関わっていた事業になりますが、子ども・若者支援協議会の事業は「いついつに」「何を」「どういう対照群に対して」「何人やって」「その結果、学び直しについて考える結果となった」というような量的な指標と、そこで得られた成果というものがしっかり記載されています。一方で、いくつかの事業では実績が載っていないものもあり、評価に迷うところであります。県民の方々もプロセス評価は見えづらいかと思いますが、成果評価としては量的な指標の達成度ですとか、対照群のニーズにどれほど合った成果が出せたのか、或いは、課題として残っているものが明らかになったものはどんなものなのか、というところが評価されるてくると思いますので、ある程度量的指標は出してほしいと思います。また、次年度に向けて、残された課題や今年度やったことによる成果みたいなものも、一言でまとめるのは難しいのかもしれませんが、ぜひ、意欲的な事業ばかりなので、公表していただければというふうに感じました。

主な委員意見(要旨)4

 取組状況の資料に、数字的なものの記載が無いと感じています。薬物関連問題相談事業では、すごくいい活動をしてるのに、数字的なものがなく、「実施して、理解を促すことができた」という記載になっています。ここに関わってない方が見たときに評価が難しいと思います。

主な委員意見(要旨)5

 事業評価に際しては、担当課に対して、「どのような項目を入れて、その上でこういう評価をしてください」ということを依頼すれば報告も出しやすくなると思いますので、今後はそうしていただけるとよいかと思います。

主な委員意見(要旨)6

 各事業内容のところに、事業の目的が結構書かれていますが、その結果のところにはその目的が達成されたかどうかの評価がされていません。事業を実施したけれども、目的の達成にはまだまだ努力が必要であるという評価があっても当然いいわけです。生活学習支援事業でも、「生活習慣・学習習慣の確立や学習意欲の向上を図ります」というのならば、それが、図れたのかということを、やっぱり書かないといけないんだと思います。逆に、有り得ないけれども、この事業をやったがために、学習意欲が下がったんだったらこの事業はやめなきゃいけないわけですから、その事業の目的に対してそれが達成できたかどうかっていうのが、数字的にも或いは質的にも掲げていくということが望ましいというふうに思います。

主な委員意見(要旨)7

 子どもの生活・学習支援事業はとてもいい事業で、県も市もやっていただいてると思いますが、具体的に週に何回とかいうようなことも書こうと思えば書ける部分だと思います。先生たちが一生懸命みてくださっているのにもかかわらず、それが書いてないのはもったいないなと思います。評価として知ってる人は知ってるけど、一般の人たちは具体的に書いてないとわかりにくいのかなと思います。

主な委員意見(要旨)8

 来年に向けて、量的指標もなるべく記載してもらうこと、それから、質的な評価と成果。きちんとやったというだけじゃなくて、やった結果どう変容したのか、或いは変容しきれなかったとかいうこと、もっと充実すべきことが目的に則して書かれていくことが必要だと思います。

主な委員意見(要旨)9

 移動音楽教室事業についてです。音楽教室自体は非常に素晴らしいことですが「多様な体験活動の推進」という柱の中ではしっくりこない気がします。本当はこの取組の柱の中にたくさんの事業を記載して、これだけ多様なチャンスが開かれているということが書けた方がいいかと。多様さのポイントは、1個の事業の成果というよりも、本当にいろんなチャンネルを開いて、子どもたちがチャレンジする機会がたくさん増えているということだと思います。全員の方が全部にアクセスすることはもちろんできないけれども、だからこそたくさんの事業を行い、広げているということでもあります。

主な委員意見(要旨)10

 取組の中にGIGAスクール系のことは何か入っているのでしょうか。子どもたちの支援を考えたときに、コロナ禍で我々が行ったリモート的なものが、例えば不登校の子であるとか、そういうところに、うまくやればかなり有効に活用できるのではないかということがいろんなところで言われています。ICTを活用した支援体制も今後検討しても良いのではと思います。

主な委員意見(要旨)11

 コロナ禍では、親御さんのサポートがある家と無い家の差がすごく大きいと感じました。学校でもリモートをしているところとしていないところがあり、この何ヶ月ですごく差が大きくなったような気がします。そして、その差は、できるお子さんたちにとってもよくないことだと思っています。コロナはまだこれからも続くと思いますので、県が市に対して何らかの形で指針を示していただけるとよいかと思います。

主な委員意見(要旨)12

 多分このコロナ禍で、困難を抱えている子ども、若者の対照群もおそらく変わってくるだろうし、その困難の内容も変わるのではないかと思っています。本来、子どもたちが発達をしていく上でとても重要な発達課題を、通り過ぎる環境ではなくなってくるっていうことが懸念されています。そうすると、今までのこの条件の中だったらこの事業がきっといいだろうというふうに計画を立てていくけれども、そもそも、困難を抱える内容も対照群も変わってくるということを想定しておく必要も、視点としては大事なことなのかなと思います。

主な委員意見(要旨)13

 去年度の取り組みに対する評価と意見を踏まえて、今年度の計画、事業の中身を考えるという趣旨だとすれば、視点1、2、3の評価の他に審議会からの意見として追記してもらいたいことがあります。1つは、去年と今年で事業内容が根本的に変わってくるだろうし、子ども若者の対象も困難の種類も変わるということ。それとコロナ禍ではグローバルな事業や地域体験学習などの前向きな事業であっても開催自体が議論されることになるが、そんな中でも子どもたちの成長や体験を促す取り組みを模索してほしいという2つのことです。困難の対象をよく見極めていく必要があるということと、事業も、単に取り止めということだけじゃなくて、どうしたら子どもたちの発達を促していけるのかということを考えて事業を形成してほしいということは審議会からの意見としていれてほしいと思います。

主な委員意見(要旨)14

 当支援機関でもウェブを使った面談を始めていますが、御家庭によってそのシステム自体がないとか、Wi-Fi環境がないなど様々です。パソコン自体の導入を支援すると同時に、通信料の補助もあると、みんなが使えるようになると思います。今はその御家庭の状況にすごく左右されています。また、ウェブではなく、直接面接したいという子どもや若者がいます。ウェブ利用などの施策と両輪で行い、その子達が希望する支援を受けられるとよいと思います。直接面会がしたいということは、人恋しさもあったり、孤独感があると思います。

主な委員意見(要旨)15

 通信制の大学が全国にはたくさんありますが、1人で学ぶという孤独の中、4年間で卒業というのはなかなか難しいという話もあり、そこに手が差し伸べられることが非常に重要です。東京で先端的なことをやってるクリエイターたちとGIGAスクールの議論をしていた中では、GIGAスクール成功の秘訣は人に予算をどれだけつけられるかにあるという話になります。人に寄り添えるかどうかという、すごくアナログな話をしたりします。

主な委員意見(要旨)16

 リモートはあくまでもツールの一つという感覚で、根本は人といかに寄り添っていけるかということなのだと思います。今後、リモートが更に普及したとしても、一人一人の理解度に合ったあった伝え方をしていかなければと思います。

主な委員意見(要旨)17

 リモートでは教室にいるのと違って、取り残されてるかどうかの把握すらできないという状況があると思いますし、子ども若者支援も新たな局面に入ったと感じています。視点ごとのまとめに加えて、今後の事業展開に関することを加えていただけるとありがたいと思います。

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