群馬県文化振興指針策定・推進評価部会第4回の概要
1 開催日時
平成29年10月6日(金)13時45分~15時25分
2 場所
群馬県庁18階181会議室
3 出席者
委員5名
4 議題及び主な意見等
(1)第2次群馬県文化振興指針策定アンケート調査結果報告書について
〔主な意見〕
- 委員
県民の情報認知の問題が大きい。県が関わる情報発信が、情報として届いていない。
文化施設の催し物のスケジュール情報がほしいという声が多くあがっているが、情報を伝える仕組み、広報戦略を考えなければならない。
高齢者は紙媒体、若者はツイッター等どのように使うかであるが、定期的にただ情報を流すだけでなく、コンテンツの工夫が必要である。 - 委員
情報の伝達手段として、テレビ、新聞、県広報紙も見ない人々に対して、きめ細かな情報をどう伝えるのが有意義であるか、もっと本気で考えなければならない。 - 委員
前回アンケート調査より回収率が上がったことに対する分析はしているか。 - 事務局
単純には分析できないが、質問項目を簡潔にする等回答しやすいように工夫した。また、アンケート対象者全員に1名分が無料となる県立歴史博物館入場券を添付した。客観的、論理的には説明できないが、文化への関心も高くなってきているのではないかと思う。
県民アンケートの意見の中で、「このアンケートがきっかけで歴史に興味を持った」旨の意見もあった。委員の意見を踏まえて質問項目を簡潔にしたことが、回収率向上につながったと思う。 - 委員
アンケート回収率が向上したことは、大変な成果である。県民アンケート回収率が50パーセントいけばさらに良かった。情報発信については、メディアによる周知が苦手な人も何割かいると思う。ポスターは、施設に出向かないと目に付かないということもある。 - 委員
情報発信については、前橋市のigoo(イグー)のような情報ポータルサイトにもっと力を入れて、受け身ではなく、プッシュしていく仕掛けがほしい。 - 委員
若者への周知については、若者に人気の地域フリーペーパーを利用したり、バイラルメディアをうまく利用することもできるのではないか。テレビを見ない若者には、SNS情報は効果があると思う。 - 委員
バイラルメディアはリスクを伴うこともあるが、埼玉県立近代美術館や水戸芸術館のように、ツイッターを利用して人の耳目を集め、リツイートを集める上手な使い方をしているところもある。新しい情報の打ち出し方については、外部の広告代理店等プロの力を借りることも時には必要ではないか。
(2)群馬県文化振興指針の評価の方法等に関する総括について
- 委員
4つの視点と8つのプロジェクトがどう関わるのか、また、条例に基づく6つの基本目標とどのような連関になるのかわかりにくい。
なお、指針を作るときは、評価と連動させることを検討していただきたい。各事業実施後の検証、評価を視野に入れて、何のためにその事業を実施するのかを明確にしておく必要がある。 - 委員
指針の標題についても、「第2次群馬県文化振興指針」はサブタイトルとし、県民が親しみやすいものにした方がよいのではないか。内容ももっとやさしい言葉を使って県民に理解されるよう難しい言葉を極力替えて、文章の簡略化、ビジュアル化に努めてほしい。 - 委員
「守る」は、継承するということだと思うが、近寄りがたく感じる。 - 委員
「守る」は、威圧的に感じる。一般の県民に伝わりにくいと思う。 - 委員
指針で最も大事なことは、どのように実施していくのか「HOW」である。
また、アートマネジャー等専門人材の育成、組織の改善を指針に組み込めないか。群馬の文化を変えていくのに必要だと思う。「守る」と「育む」はセットで進めていただきたい。 - 委員
上毛かるた、群響、温泉等の全国屈指のすごいことを県民が認識していない。「全国屈指」という文言を入れるだけでも県民に伝わるのではないか。可能な範囲内で表現を考えていただきたい。 - 事務局
本日の意見を参考に、さらに検討したい。
5 添付資料
次第
資料1 第2次群馬県文化振興指針策定アンケート調査結果報告書
資料2
群馬県文化振興指針 基本目標及び施策体系に係る現行指針と第2次指針(案)比較
第2次文化振興指針8つのプロジェクトと昨今の文化情勢
資料3 第2次群馬県文化振興指針骨子案
資料4 第2次群馬県文化振興指針記載例
*資料1~4は、未確定の内容が含まれるため非公開とする。