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教育ぐんま27年1月号-記事1

上野国分寺想像図

解き明かされる史跡上野国分寺跡

キーワード

  • 国分寺って?
     奈良の大仏を造った聖武天皇の命令で、全国68の国ごとに造られた寺院です。仏教の力で国を安定させることを目的としていました。かつて上野国(こうずけのくに)と呼ばれていた群馬県に造られた国分寺には、全国最大規模の七重塔があったと考えられており、「古代ぐんま」の強大な勢力をうかがわせます。
  • 金堂って?
     国分寺で中心となる建物で、仏様が安置されていました。

新たな金堂と北面回廊を発見!

 平成24年度から上野国分寺跡の発掘調査が再開されました。中門と回廊が新たに発見されるなど、上野国分寺の姿が少しずつ明らかになってきています。今年度は、その姿をさらに大きく塗り変える重要な発見がありました。これまでずっと金堂であると考えられてきた建物の南側で、新たな建物の跡が見つかったのです。

 実際に発見されたのは、建物跡の北東角に当たる箇所の基礎工事の跡と、建物の柱を支えていたと考えられる、直径が1.3メートルもある礎石です。基礎工事の規模は東西28.5メートル、南北19メートルと推定されました。
 また、塔の東側で、北面回廊がはじめて発見されました。回廊がこれまでの金堂にはのびていかず、今年度発見した建物跡に向かってのびていたことから、今回発見された建物跡は、金堂に間違いないとみられます。

平成24年度からの調査に基づいた最新の建物配置図

 この新発見によって、金堂はこれまでの想定より約40メートル南の位置に、塔と並んで建てられていたことが明らかとなりました。他国の国分寺では、金堂は塔よりも奥まった位置にある場合が多いので、上野国分寺が特徴的な配置をしていたことがわかります。またこの事実から、これまで金堂とされていた建物は何だったのか、という新たな疑問も生まれました。

 その課題も視野に入れながら、上野国分寺の姿のさらなる解明を目指し、来年度も慎重に調査を進めていく予定です。

 上野国分寺跡についての詳細は…史跡上野国分寺跡へのご案内

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