自転車保険に加入しましょう!
新学期になり、自転車に乗る子どもたちが増えています。自転車は快適で楽しく便利ですが、時として子どもたちを事故の加害者としてしまいます。
子どもたちが安全に自転車を利用できるよう、家庭で交通ルールの確認と合わせて自転車保険の加入も確認してみませんか。
子どもの交通事故の多くは自転車事故!
県内では、学年が上がるにつれて自転車事故も増える傾向があります。県警察の統計でも、中学生の事故のうち、約94%が自転車事故によるものです。
小学生 | 中学生 | |
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交通事故総数 | 147 | 232 |
自転車事故数 | 73 | 218 |
※群馬県警察本部交通企画課統計
自転車事故は、子どもたちが被害者となるだけでなく、加害者となることもあります。加害者となった場合、年齢に関係なく多額の損害賠償を求められるケースもあります。
自転車加害事故の賠償責任事例(神戸地裁)
自転車に乗った小学校5年生が、前方不注意により歩行中の女性と衝突。
女性は頭の骨を折る重傷。その後も意識不明のまま寝たきりとなった。
この事例における賠償金は9,520万円であった。
万が一の備えとして「自転車保険」
自転車保険(個人賠償責任保険)は、単独で加入する保険から、TSマークや自動車保険などに付帯しているものまで、さまざまです。
保険によって条件や補償額が異なりますので、家族で確認しましょう。
TSマークと補償内容
TSマークは、自動車安全整備店で自転車安全整備士の点検・整備(有料)を受けた証明です。TSマークには、点検日から1年間有効の賠償責任保険と傷害保険が付いています。
傷害補償 | 入院(一律)10万円 死亡・重度後遺傷害(1から4級) (一律)100万円 |
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賠償責任補償 | 死亡・重度後遺傷害(1から7級) (限度額)5,000万円 |
被害者見舞金 | 入院15日以上 (一律)10万円 |
