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令和2年2月教育委員会会議定例会の会議録

1 期日

 令和2年2月14日(金)

2 場所

 県庁24階 教育委員会会議室

3 出席者

 笠原寛教育長、平田郁美委員、青木章子委員、武居朋子委員、益田裕充委員、竹内健委員

4 事務局出席者

 山口政夫教育次長、上原篤彦教育センター所長、山崎浩通総務課長、柿沼輝信管理課長、塩谷聡福利課長、上原永次学校人事課長、鈴木佳子義務教育課長、村山義久高校教育課長、町田英之特別支援教育課長、福田芳美生涯学習課長、柴野敦雄文化財保護課長、矢島貢健康体育課長、小林謙五総務課次長、羽鳥正総務課補佐(行政係長)、宇津木牧子総務課主幹

5 開会

 午後1時00分、笠原教育長、教育委員会会議の開会を宣す。
 傍聴人は2名であることを報告。

6 会議録署名人の指名

 笠原教育長が今回の会議の会議録署名人に竹内委員を指名

7 議案審議の一部を非公開で行うことについて

 議案審議に先立ち、笠原教育長から、第69号議案から第75号議案までの7件は議会に提出する案件であるため、第76号議案は附属機関の委員の委嘱に関する案件であるため、第77号議案は教職員の人事に関する案件であるため、審議は非公開で行いたい旨の発議があり、全員賛成で議決した。

8 教育委員会の行事日程

 教育委員会の主要行事日程及び次回定例会議の日程について、総務課長が説明。

9 教育長事務報告

(笠原教育長)

 最初に私から報告する。
 まず、群馬県いじめ問題等対策委員会について報告する。県立高校生の死亡案件について、前回の教育委員会会議以降、第10回委員会が1月29日に開催された。委員会では、調査計画に基づき、教職員及びクラス生徒への聴き取り調査の状況について報告が行われたほか、今後予定されているご遺族等への聴き取り調査、また、これまでに把握している事実関係の具体的な検証方法について協議が行われたと報告を受けている。
 前回の委員会から、年度末の経過報告に向けた協議が始められ、次回以降、検証作業とともに、その報告内容についても協議が行われるとのことである。県教育委員会として、引き続き委員会の調査審議が円滑に行われるよう、全面的に協力したい。
次に、高崎市内で発生した中学生の転落事故についてである。先月末、高崎市内の県営住宅から、女子中学生2人が転落し、1人が亡くなる大変痛ましい事案が発生した。未来に無限の可能性を持つ子どもの命が失われたことは痛恨の極みである。県教育委員会としても本件を重く受け止めている。詳細については現在調査中とのことであるが自殺も疑われている。
 1月12日に開催した県市町村教育長協議会において、市町村の教育長と子どもの自死の問題について議論した。現在、県教育委員会と市町村教育委員会が連携し、子どもが自らSOSを発信できるよう、SOSの出し方を指導する取組を行っている。今後、学校の教員を含め、我々が子どもたちのSOSをしっかりと感じ取り、受け止めるには、どのような対応が必要か課題になることが考えられる。この点について、各市町村の教育長と認識の共有を図ったところである。
 県教育委員会としては、悩みや不安を抱える児童生徒の命を守るため、引き続き、市町村教育委員会、そして学校現場の教員とも連携して、こうした取組を進めていきたいと考えている。教育委員にも引き続き協力してほしい。
 次に、新年度に向けた県教育委員会の予算案及び組織改正について報告する。すでに新聞等で報道されているが、2月6日に知事から記者発表があった。
 当初予算案について、教育委員会関係では、引き続き「ぐんま少人数クラスプロジェクト」による教員の配置、「桐生・みどり地区の新高校整備」、「藤岡特別支援学校の整備」、「県立学校ICT教育充実総合対策」等に取り組むこととした。また、新規事業として、「外国人児童生徒等教育充実総合対策」、教員のICTを活用した指導力向上のための「ICT活用促進プロジェクト」、ヘルメット着用率向上のための「中高生自転車安全対策」、校庭の芝生化等を推進する「子どもがスポーツに親しむ環境の整備」などを予算案に計上している。
 組織改正の関係については、知事部局で大きな部の再編整備が行われ、知事戦略部、地域創生部、生活こども部が新たに設置される予定である。教育委員会関係では、関係する法律の改正を受け、文化財保護行政並びに美術館や博物館等の社会教育施設を知事部局に移管する案が示されている。すでに美術館等の管理運営は知事部局が行っているところであるが、さらに文化財保護行政を移管することにより、文化財の保存・活用を地域づくりに活かすことなどにより、文化行政の一体的推進が図られるという考えに基づく改正である。
 最後に、前回の教育委員会会議以降に教育委員が出席した主な行事について報告する。
 1月27日から28日に、全国都道府県教育委員会連合会の第2回総会が開催された。平田委員が27日の教育委員協議会の理事会や総会に出席し、引き続き行われた教育委員・教育長協議会の合同研究協議会には私も出席した。合同研究協議会では、海外調査についての研究報告と文部科学省の行政説明が行われた後、「外国語(英語)教育について」をテーマに、4つの分科会に分かれて議論した。また翌28日の教育長協議会総会に私が出席し、「学校における働き方改革」について都道府県の教育長と情報交換を行ったほか、教員の魅力発信、教員の質の保証という観点から、日本教育大学協会の東京学芸大学学長と教育長とで意見交換を行った。同日午後には、教育研究部会の研究会議が開催され、研究担当県である秋田県から研究テーマである「プログラミング教育推進とそのためのICT環境整備について」の調査研究報告案が示された。なお、来年度は本県が研究担当県となることから、「外国人児童生徒への教育の充実」について取り上げることを提案し賛同を得たところである。外国人児童生徒の教育については、新年度予算の中でも大きな目玉になっており、今後、本県の施策を進める上でも、他の都道府県の取組を知ることができると考えている。
 2月1日には、総合教育センターを会場にぐんま教育フェスタが開催され、全委員と私が出席した。
 長くなったが私からの報告は以上である。各委員から、出席した行事について報告をお願いする。

(平田委員)

 全国都道府県教育委員会連合会総会について報告する。この連合会は、全国都道府県教育長協議会と全国都道府県教育委員協議会という二つの協議会からなっている。私は教育委員協議会に出席した。今回の総会から、教育委員協議会の理事と副会長を群馬県が務めることになった。このため、理事会に出て、総会に出てと、分刻みの忙しい日程だった。その上、当日、東京には大雪警報が出ていたため、残念ながら落ち着いて一つ一つの議題について丁寧に討論するところまでいかなかった。それでも、他の都府県の状況を聞くことができて大変勉強になった。
今回は「外国語教育」が大きな一つの目玉になっており、合同研究協議会では、研究担当県から海外調査事業の研究報告があった。マレーシア、中国、台湾などの事例の紹介や、マレーシアでの現地調査について報告があった。マレーシアは多民族・多言語国家であるため、国家統合のためには英語教育が不可欠という状況にある。そうした中、マレーシア教育省では英語技能のCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)を適用し、小学1年生から高校生までの達成基準を定めるなど、国を上げて英語教育に取り組んでいた。一方の日本、特に群馬では、子どもたちが日々の生活の中で英語に触れるという状況にはまだない。とはいえ、これから英語教育が必要となることは確かである。技能を身に付けるには、小学校のうちから、耳から聞き取る、積極的に話すといったことからはじめなければならない。そうした状況の乖離を強く感じた報告であった。報告の後に行われた分科会でも、各道府県の教育委員と同じテーマで意見交換を行ったが、やはり地域で状況にかなりの違いがあった。時間も30分ほどしかなく、議論を深めるところまで至らなかったことがとても残念である。
 次にぐんま教育フェスタについて報告する。オープニングセレモニーでは、ぐんま教育賞(杉の子賞)に最優秀賞が1作品、優秀賞3作品、計4作品が受賞された。また会場では研修員の先生方の研究成果の発表がなされた。教員の不祥事が続いているが、一方で受賞者や研究発表された方々のような素晴らしい若い教員もいる。また、彼らを支えているのは、学校の校長先生や同僚の先生たちである。こんな素晴らしい活動が群馬で行われていることを、もっと発信できたら良いと思う。
 研修員の成果発表では、まず「小学校プログラミング教育」を見学させてもらった。プログラミング的思考を育む教育の工夫として、国語科、数学、算数科、理科、図画工作科の5人の先生たちが、それぞれの教科の中のプログラミング教育について、ワークシートの活用と協働的な活用をキーワードに研究した生活を発表された。小中学校から様々な教科の先生が集まり、それぞれの違う視点からプログラミング教育をどう教科に取り入れるかを研究されており、非常に参考になった。もう1つ「高校教育の改善」を見学した。沼田高校と渋川高校の先生から、カリキュラム・マネジメントの視点から考える教科等横断的な取組のあり方の提案があった。高校ではどうしても教科ごとの学びで終わってしまうことが多いが、各教科の内容や目標を見通した上で、教育目標に照らしたカリキュラム・マネジメント的視点から、各教課の学びが、学校の教育目標に定めるどの部分を担うのかを学校全体として考え、協力して進めようという提案であった。高校の学校運営もこんなに進んで来たのかと、明るい未来を見るような思いがした。

(青木委員)

 ぐんま教育フェスタについて報告する。ぐんま教育賞の表彰式では、受賞者の中に笑顔がとても素敵な方がおり心が和んだ。研究成果発表は「SOSの出し方に関する教育の指導プラン」を見学した。保護者の立場からは学校の対応が見えづらいところもあり、とても興味があった。発表は、研究員の先生の「SOSの出し方は大切な教育の一つです」という言葉で始まり、続いて自殺者の全体数が年々減少する中で十代の自殺者の数は変わってないこと、自殺予防には発達段階に合わせた学習が必要なこと、対策には学校全体で取り組む必要があることなどについての熱い説明があった。若者の自殺が多い要因として、抱えている悩みや苦しみを他者に発信することができない子どもが多くいることを挙げ、研究成果として、学校全体でロールプレイングによる悩みを打ち明ける訓練に取り組む指導プランの提案があった。人とのコミュニケーションが希薄になる中、悩みの解決策としてまず人と話そうという発想はとても画期的だと感じた。見学者からは「具体的な提案で分かりやすかった」、「スクールカウンセラーや養護教諭を入れることで、学校全体で情報を共有することができる」と感想があった。
 こうした研究を続けることはとても大切なことである。また、この指導の流れの中に保護者も入れることができれば、学校、児童生徒、保護者の連携につながるのではないかと思った。

(武居委員)

 ぐんま教育フェスタについて私からも報告する。スローガンである『新たな時代の幕開け 未来を開く学びの提案』にはとても未来を感じた。長期研修員の発表は「小学校プログラミング教育」と「高校教育の改善」の2つを見学させてもらった。
 プログラミング教育では、ICT環境の整備がまだ十分ではない学校が多いが、その中でもプログラミング的思考の学習に工夫して取り組んでいることが分かった。付箋を使った学習の様子を見て、積極的に新しい教育に挑戦しようとする現場の先生たちの意欲に感動した。
 高校籍の長期研究員の発表について、私は高校の学習は教科指導が重視されると思っていたので、今回の「カリキュラム・マネジメントの視点から考える教科等横断的な取組」というテーマは大変興味深いものがあった。内容を簡単にまとめると、新しい時代に必要となる資質能力を育むには、学校教育全体の中で教科横断的な視点を持って教育課程を組み立て実践することが大事なのではないかという提案だった。話を聞きながら、教科指導が重視される中で実践するにはたくさんの壁があるだろうと、考え方に共感しながらも実現の難しさを改めて感じていた。しかし、会場の参加者から出された逆提案に、発表者が「なるほど」と答えて考えを深めていくやり取りを見て、今のこの場で、子どもたちに本当に必要な資質能力を身に付けさせるにはどうしたらよいか会場全体で考えていることに気づき、まさに「未来に拓く学びの提案」その通りの光景だと、とても感動した。
 午後はピーター・フランクル氏の講演をお聞きした。真の国際人を育てるために「英語の勉強は必要です」と言いながらも、「でも、もっと大事なのは寛容な心ですよ」と強調されていたことが印象に残る講演だった。

(益田委員)

 ぐんま教育フェスタに教育委員として出席するのは2回目になるが、改めて上原総合教育センター所長をはじめ、所員が一丸となって作り上げてきた素晴らしい取組だと実感した。
 長期研修員の「小学校プログラミング教育」のご発表をずっと伺っていた。ご発表の内容は、探求や問題解決の中で生まれる子どもなりの考えを、進めたり戻したりしながら試行錯誤させることが、プログラミング的思考を育むために重要な方策であるという提案だと受け止めた。5名の発表を聞きながら、こんな切り口もあるのかと考えさせられるのと同時に、教員には、授業を深く捉える力を身に付けることが、重要なのだと思った。

(竹内委員)

 ぐんま教育フェスタには出席する予定ではなかったが、先生たちが研修する場所というのがどんな様子なのか気になり、様子見のつもりで会場に行ってみた。急な訪問にもかかわらず、所員が丁寧に対応してくれたおかげで、表彰式に出席することができた。改めて御礼申し上げる。表彰式では、緊張しながら賞状を受け取る先生の姿に、普段からピシッとしている先生でもやっぱり緊張するのだなと微笑ましく思った。大変勉強になった。

(笠原教育長)

 それでは、各所属長から順次報告をお願いする。

(1)公立幼稚園の廃止について(沼田市)(PDF:15KB)

 義務教育課長、沼田市教育委員会教育長から、公立幼稚園の廃止について届出があったことを、資料1により報告。

(2)市町村立学校の廃止について(みどり市)(PDF:11KB)

 義務教育課長、みどり市教育委員会教育長から、小学校の廃止について届出があったことを、資料2により報告。

(3)市町村立学校の廃止について(板倉町)(PDF:14KB)

 義務教育課長、板倉町教育委員会教育長から、小学校の廃止について届出があったことを、資料3により報告。

(4)令和2年度群馬県公立中等教育学校等入学者選抜結果について(PDF:19KB)

 高校教育課長、令和2年1月25日に行われた令和2年度群馬県公立中等教育学校等入学者選抜の結果について、資料4により報告。

(5)令和元年度県立学校卒業式の期日について(PDF:44KB)

 高校教育課長、令和元年度県立学校卒業式の期日について、資料5により報告。

(6)令和3年度県立学校入学者選抜日程等について(PDF:68KB)

 高校教育課長、令和3年度県立学校入学者選抜の日程等について、資料6により報告。

(7) 「ぐんま高校生LINE相談」の実施状況について(PDF:48KB)

 高校教育課長、 「ぐんま高校生LINE相談」(1月26日現在)の実施状況について、資料7により報告。

(8)「地域と学校が連携・協働した活動の推進方策について(答申)」について(PDF:44KB)

 生涯学習課長、県社会教育委員会議から「地域と学校が連携・協働した活動の推進方策(答申)」が提出されたことについて、資料8により報告。

(笠原教育長)

 それでは、教育長事務報告は以上とする。

10 議案審議

第68号議案 群馬県指定文化財の指定について(PDF:13KB)

 文化財保護課長、原案について説明

 異議なく原案のとおり決定

11 議案審議(非公開)

 ここで、笠原教育長から、これからの審議は非公開で行う旨の発言があり、傍聴人は退室した。

第69号議案 臨時代理の承認について(令和元年度群馬県一般会計補正予算(教育委員会関係)について)

 総務課長、原案について説明

 異議なく原案のとおり承認

第70号議案 臨時代理の承認について(令和2年度群馬県一般会計当初予算(教育委員会関係)について)

 総務課長、原案について説明

 異議なく原案のとおり承認

第71号議案 臨時代理の承認について(群馬県部設置条例及び群馬県地域機関設置条例の一部を改正する条例について)

 総務課長、原案について説明

 異議なく原案のとおり承認

第72号議案 臨時代理の承認について(和解及び財産の交換について)

 管理課長、原案について説明

 異議なく原案のとおり承認

第73号議案 臨時代理の承認について(群馬県義務教育諸学校等の教育職員の給与等に関する特別措置に関する条例の一部を改正する条例について)

 学校人事課長、原案について説明

 異議なく原案のとおり承認

第74号議案 臨時代理の承認について(群馬県立学校職員定数条例及び群馬県市町村立学校職員定数条例の一部を改正する条例について)

 学校人事課長、原案について説明

 異議なく原案のとおり承認

第75号議案 臨時代理の承認について(群馬県立学校設置条例の一部を改正する条例について)

 高校教育課長、原案について説明

 異議なく原案のとおり承認

第76号議案 群馬県社会教育委員の委嘱について

 生涯学習課長、原案について説明

 異議なく原案のとおり決定

第77号議案 教職員の人事について

 学校人事課長、原案について説明

 異議なく原案のとおり決定

12 教育委員会記者会見資料について

 教育委員会記者会見資料について、総務課長が説明。

13 閉会

 午後2時40分、笠原教育長、教育委員会会議の閉会を宣す。

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