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第2回群馬県過疎有識者会議の概要

更新日:2021年3月25日 印刷ページ表示

1 日時

 令和2年12月22日(木曜日) 10時00分から12時10分

2 場所

 Webexによるウェブ会議

3 出席者

(1)委員(9名)

  • 西野 寿章 高崎経済大学地域政策学部教授
  • 指出 一正 ソトコト編集長
  • 星野 麻実 NPOキッズバレイ代表理事
  • 古川 拓 なんもく大学事務局長
  • 村上 久美子 中之条町移住・定住コーディネーター
  • 北山 郁人 みなかみ町体験旅行 常務理事
  • 田村 利男 神流町長
  • 長谷川 最定 南牧村長
  • 熊川 栄 嬬恋村長

(2)事務局・関係課(7名)

  • 地域創生部地域創生課
  • 地域創生部ぐんま暮らし・外国人活躍推進課
  • 環境森林部森林局林政課
  • 農政部農村整備課

(3)オブザーバー(21名)

  • 市町村担当者
  • 県行政県税事務所担当者
  • 群馬県町村会

4 議題

  1. 今後の過疎対策に施策大綱について(資料1)
  2. 意見交換(資料2)
     過疎地域の価値と役割について、今後の過疎対策の方向性について

5 議事概要

1 開会

2 あいさつ

3 座長あいさつ

4 議題

(1)今後の過疎対策の施策大綱について(資料1に基づき事務局から説明)

(2)意見交換 【主な意見】

  • 過疎地域の価値という部分に関しては、群馬県は首都圏の水瓶、水源であることが一番大きいので、これを強くアピールしていきたい。
  • 、過疎地域は「学べるところ」「学びが豊かな場所」だと思っている。例えば、そこでの暮らし方の価値観や、毎日の時間の過ごし方、生活の仕方、生業の作り方、そういうものが、都内のオフィスで働く方とは、全然違う価値や考え方になっており、それが「学び」になっている。
  • 過疎地域が果たしてる役割だが、移住者からの声では、圧倒的多数で、「本来の人間らしさを取り戻せる場所」という意見が多い。
  • 過疎地域の価値や役割が、なぜ今一つ認められていないのかを考えてみたときに、それは価値というものが、本来の「価値」ではなくて、「お金」になっているのではないかと感じている。「お金」とは切り離した、独自の価値観に新たに気づいてもらう、そのきっかけを作ることが、今、過疎地域に求められていることではないかと思う。
  • 過疎地域の一番大きな役割は、都会へ電力や水、木材などを供給してきたこと。これからは、新しいニーズを受けた新しい資源の提供、例えば、移住や田舎の楽しみ方などにも力を入れてほしい。
  • 過疎地域における重要な産業は、農業、林業である。これらの第一次産業が滅びたら、国家は滅びると思っており、環境や食料やエネルギーといった観点から考えると、第一次産業こそが、過疎地域のこれから生きる道である。
  • 森林環境税を上手く活用し、獣害対策とセットで山の整備を進めていくことが必要。
  • 人口減少により、学校の統廃合が進んでいる。小規模なら小規模なりに、金をかけない質の高い教育を受けさせることも考える必要がある。
  • 過疎地域の教育におけるポテンシャルは、課題が身近にあること。課題という資源を上手く活用した「学び」に、親子を引き込むことが、過疎地域の今後の取り組みで出来ると面白い。首都圏の人から見ても、過疎地域が面白いと思えるコンテンツになるのではないか。
  • 移住者の受入に向けて、受け入れる側の意識改革や全体的な底上げも必要
  • 地域おこし協力隊員の活動を進める上で、地域でハードの整備が進んでいないために上手くいかないケースがある。空き家改修などのハードの取組も必要。
  • うまく田舎特有の価値観、過疎地域特有の価値観に馴染めるような施策を打っていく必要がある。
  • 圧倒的に首都圏生活が群馬県側に近づいたのは確かなので、距離的に近づいたところにいる人たちを、どう魅力的な群馬の各ローカルに来てもらうかを、市町村単位で考えていくのはとても大事。
  • 過疎地域が町村毎ではなく、オール群馬で知恵を出し合って、小さな町村が幸せになるような政策が必要。
  • 災害に強い地域ということや「村」といったのどかなイメージをアピールしていくと良い。
  • 地域の山で働く人たちが単純に増えるだけで、危機管理もできて緊急時に活躍できる人材が確実に増える。そうすると、地域に対する誇りも、どんどん増えていくと思う。
  • SDGsはファクトフルネスのもとにやっていることなので、1から17の項目を、地域にどう落とし込めるかということを話していくのが大事。
  • 大人たちが、子供や若い人に「田舎でもこんなに生き生きと働いているんだ」という姿を見せていくところから、だんだんシビックプライドが醸成されていく。
  • 過疎地域のなりわいがどうやったら儲かるか、どうやったら収入が上げられるかということを考えていく必要がある。
  • 不利な条件の中で、地域が内発的に取り組んでいく、その姿勢こそが非常に重要。
  • 過疎山村の将来像を描き、その将来像を形成する必要な人材に移住してきてもらうという発想も必要。

(3)その他
 次回会議は、2月に開催することとなった。

5 閉会

6 配付資料