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令和3年度群馬県地盤沈下調査研究委員会 開催結果概要

更新日:2022年10月25日 印刷ページ表示

1 開催日時

 令和3年9月1日(水曜日) 14時~16時

2 開催方法

 ウェブ会議(Google Meet)

3 出席者

  • 委員:2名出席
  • 事務局:環境保全課、農村整備課、産業政策課、企業局水道課
  • 傍聴人:なし

4 委員会の概要

  1. 開会
  2. あいさつ
  3. 自己紹介
  4. 委員長選出
  5. 議事
    (1)令和2年度地盤変動状況及び令和2年地下水位観測結果について
    (2)令和2年地下水採取状況について
    (3)令和3年度一級水準測量の実施(案)について
    (4)その他
  6. 閉会

5 議事概要

(1)令和2年度地盤変動状況及び令和2年地下水位観測結果について

【事務局】資料に基づき説明

【委員】結果報告を見ていると太田市や大泉町で沈下を起こしている。国が要綱で定めている保全地域や観測地域の見直し予定はあるか。
【委員長】国土交通省では要綱指定地域の見直しの話は出てはいない。現在、地盤沈下は沈静化の傾向にあるという評価であり、また、地盤沈下の防止対策としては、地下水位を元に戻していけば良いという考えであるためと推測する。

【委員】太田市や大泉町について、今後揚水を行う工場の進出や水道用水の需要の増加は起こる見込みがあるのか。
【事務局】この点については、環境保全課で把握していない。

【委員】観測井の結果について、井戸の深さや標高等、各観測井の情報を一覧表にまとめてはどうか。これにより、各地点の地下水位と沈下の状況を比較できる。
【委員長】地下水位と地下水採取状況や変動量の相関についてまとめた図などもあるとより分かりやすい。
【委員】難しいかもしれないが地下100~200mくらいを想定した地下水位等高線が作成できると、地下水の流れを把握でき状況がわかりやすい。

【委員】別紙1-11の農政局観測井の地盤変動量図のグラフについて、農政局1号(100m)より農政局2号(200m)の沈下量の方が小さい。普通であれば、深い観測井の沈下量の方が大きくなるはずである。標記されている深度で測定しているのか、標記された深度までの間で測定しているのか、また、変動量も、単年か累積か分かると原因を考えやすい。
【事務局】資料の内容を改善していけたらと思う。

【委員】板倉町の沈下量が大きいということだが、隣接する栃木県や埼玉県の地盤沈下の影響を受けているのではないか。隣県のデータもあるとそのあたりについて検討ができる。

(2)令和2年地下水採取状況について

【事務局】資料に基づき説明

【委員】別紙2-2(1)で保全地域だけ揚水量が増えているが、なぜか。保全地域の用途別揚水量の経年変化を確認できるとよい。
【委員長】群馬県の条例には、県民も地盤沈下対策について協力すべきとの内容もある。県民の方に状況を知ってもらうためにも、地盤沈下についてまとめた冊子を作成するべきである。

【委員長】今は、揚水機の口径が小さければ揚水量が抑えられる時代ではなくなっている。
【委員】群馬県の届出基準である吐出口の断面積19平方センチメートルの意味は何か。
【事務局】以前の届出を義務づける際、統計により採取量の大部分をカバーできるとされた数字である。19平方センチメートルは直径約5センチメートルの大きさである。

(3)令和3年度一級水準測量の実施(案)について

【事務局】資料に基づき説明

【委員長】路線削減により、関東地区地盤沈下調査測量協議会の環閉合の計算精度への影響が懸念される。測量路線の削減について、国と調整は行っているか。
【事務局】今回削減を予定しているのは、群馬県が独自で測量を実施している部分である。協議会にも確認し、問題ないと回答をもらっている。

(4)その他

【事務局】資料に基づき群馬県の地盤沈下まとめ冊子の作成について説明。

【委員長】冊子の作成に当たっては、帯水層や地形・地質等についての情報が必要である。しかし、群馬県内の要綱指定地域の地質について資料が少ない。そのため、現地での調査が必要と考えており、事務局だけで作成するのは難しい。今後の施策については、どこまで書けるか分からないが、他県と同じ内容にはならないと考えている。県として世間に出せる冊子とするためにも、委員の皆様に御協力いただけたらと思う。
【委員】骨子1について、地下100~200mのデータの文献や論文があれば多少は書くことが可能であろうが、とにかくデータをそろえることが必要である。
【委員長】群馬県の観測井の柱状図のデータはあるはずだ。
【委員】市町の郷土史のようなものに地質の情報が記載されている可能性がある。
【委員長】確認してみたが、地質についての記載はない。
【委員】柱状図をつなげた図を作ることはできそうだが、連続した地質断面図を作るのは難しそうである。
【委員長】岩肌が出ている部分から地質を確認したり、衛星写真などを使用したりすると良いのではと考えている。
【委員】筑波の地質研究所(現・地質研究総合センター)で調べてみたい。

【委員】資料のスライドについて、スライド番号を付けてもらえるとわかりやすい。
【事務局】承知した。

6 開催結果

 令和2年度地盤沈下観測結果及び令和3年度一級水準測量の実施(案)について、事務局案のとおり了承されました。

7 資料

1.令和2年度地盤変動状況及び令和2年地下水位観測結果について

(1)地盤変動調査について

(2)観測井による観測結果

2.令和2年地下水採取状況について

その他資料

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