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「2010ぐんまの家」設計・建設コンクール受賞作品

更新日:2012年6月12日 印刷ページ表示

審査結果

「ぐんまの家」設計・建設コンクールは、良質で住み良い住宅を表彰することにより、県民の住宅に関する関心を高め、居住水準の向上及び良好な住環境への啓発を図ることを目的とし、群馬県及び群馬県ゆとりある住生活推進協議会の主催により毎年開催しています。
 審査は、施主の要望が適切に満たされた設計・施工、地域景観と調和したデザイン、材料、工事費、施工品質等に重点をおき、審査委員8名によって厳正に行われました。
 その結果、49点の応募作品の中から、最優秀賞1点、家族に配慮した住宅部門優秀賞2点、環境に配慮した住宅部門優秀賞1点、リフォーム住宅部門優秀賞1点、住宅金融支援機構北関東支店長賞1点、優良賞6点の合計12点が受賞作品に選ばれました。

受賞作品

 賞

名称

設計者

施工者

最優秀賞 前橋木組みの家 徳井正樹建築研究室 (株)津久井工務店

家族に配慮した住宅部門優秀賞

シカクイエ~ House to nurse happily ~

ATELIER N

(株)関工務所

秋間の家

舟建築設計(有)

文化舎建築(株)

環境に配慮した住宅部門優秀賞 華蔵寺の家(自然とうまくつきあう始(つい)の住処) WOOD’S環境計画工房 (株)津久井工務店
リフォーム住宅部門優秀賞 先人の家を住み継ぐ 一級建築士事務所野積基子設計室 野積建設(株)
住宅金融支援機構北関東支店長賞 長~い家 田村建築設計工房 分離発注

家族に配慮した住宅部門優良賞

梨農家の家 (株)Yui建築工房 分離発注
前橋上泉の家 (株)飯井建築設計事務所 高崎土建(株)
上泉のコートハウス~ 中庭を囲む二世帯住宅 ~ ATELIER N (株)津久井工務店

Sg

芦澤竜一建築設計事務所 (有)安松託建
環境に配慮した住宅部門優良賞 ひまわりハウス StudioGreenBlue 小林工業(株)
リフォーム住宅部門優良賞 土間と薪ストーブの民家 アコルド建築研究所 (有)宮島工務店

選考委員長総評

 今年度の「ぐんまの家 設計・建設コンクール」は、施主が実際に生活し満足している住宅という条件で募集したところ、家族に配慮した住宅部門35点、環境に配慮した住宅部門9点、リフォーム部門5点の合計49点の作品の応募がありました。
 一次審査(書類審査)で優秀作品を絞り込み、一次審査を通過した作品について現地に赴き、二次審査を行いました。二次審査にあたっては、施主の満足度に主眼をおき、施主の要望が設計に忠実に反映されているか、地域に調和している優れたデザインか、施工の品質が優れているかといった点を中心に審査を行いました。また、実際に生活した上での感想など貴重なご意見を伺うことができ、これらの要素を含め、総合的に判断しました。
 いずれの作品も、施主、設計者及び施工者の「家」に対する情熱が伝わり、見事に形となって完成された素晴らしい住宅であると感じました。施主が家づくりに積極的に参加することで、思い出と住まいづくりへの熱い思いが詰まった住宅となり、幸せな生活を営んでいる様子が伺え、改めて理想の「住まい」とは何かと認識することが出来ました。
 最優秀賞の前橋木組みの家は、日本家屋の特徴をそのまま網羅した建物で、外観の日本瓦の美しさ、居間空間にも自然素材を使ったことによる重厚感、そして細部にわたる丁寧な仕上げと、安心できる建物であると感じました。
 また環境に配慮した住宅部門優良賞の「ひまわりハウス」は、自然エネルギーの提案が優れており、設計コンセプトが良く、新しい住宅のあり方を見たようでした。

最優秀賞「前橋木組みの家」

「2010ぐんまの家」最優秀賞「前橋木組みの家」外観の画像
「2010ぐんまの家」最優秀賞「前橋木組みの家」外観

「2010ぐんまの家」最優秀賞「前橋木組みの家」内観の画像
「2010ぐんまの家」最優秀賞「前橋木組みの家」内観

選考委員講評

 市街地の比較的交通量の多い幹線道路沿いに建つ家です。アプローチから一歩入ると、街区の喧噪から別次元の世界が広がります。低めに配された特殊瓦の屋根付ポーチから玄関に入ると、勾配屋根なりに連続したトップライトのある吹き抜け空間が現れ、居間へと導かれます。太い柱、梁、垂木としっくい壁、大谷石で構成された居間空間は、素材の圧倒的存在感がありながら、繊細な仕上げ精度をも合わせ持っています。居間以外の各室はコンパクトで使い勝手も良く検討され、各所細部の演出も上品に施されており、全ての部屋は詩的に勾配天井を共有しています。建主の機能的要望への対応に留まらない、より深い設計思想を体感すると共に、材料や精度など、施工の優れた力量を強く感じる作品です。
 審査にあたり、建設坪単価が住宅の一般的標準を超えているため、当コンクールの受賞に相応しいかとの議論がありましたが、この作品はそれを超える輝きがある事を審査員全員が認め、最優秀作品に選定されました。
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