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「2012ぐんまの家」設計・建設コンクール受賞作品

更新日:2012年10月26日 印刷ページ表示

審査結果

 「ぐんまの家」設計・建設コンクールは、良質で住み良い住宅を表彰することにより、県民の住宅に関する関心を高め、居住水準の向上及び良好な住環境への啓発を図ることを目的とし、群馬県及び群馬県ゆとりある住生活推進協議会の主催により毎年開催しています。
 審査は、施主の要望が適切に満たされた設計・施工、地域景観と調和したデザイン、材料、工事費、施工品質等に重点をおき、審査委員8名によって厳正に行われました。
 その結果、43点の応募作品の中から、最優秀賞1点、優秀賞1点、設計趣旨賞1点、住宅リフォーム賞1点、地域デザイン賞1点、住宅金融支援機構北関東支店長賞1点、優良賞4点の合計10点が受賞作品に選ばれました。

受賞作品
名称 設計者 施工者
最優秀賞 IDEAL WALL (有)HIRO建築工房 (有)阿部建築
優秀賞 つづく家 (株)米田設計 (株)津久井工務店
設計趣旨賞 角渕の家~緑あふれるエコハウス ~ ATELIER N (株)津久井工務店
リフォーム住宅賞 悠久の時を次世代に継承する家 一級建築士事務所 林藤建築事務所 (株)林藤ハウジング
地域デザイン賞 mat house KAZ建築研究室 (有)藤建設工房
住宅金融支援機構北関東支店長賞 稲荷台の家 プラスデザイン一級建築士事務所 (株)関工務所
優良賞 女渕の家 POTOS DESIGN OFFICE 分離発注による

江木のコートハウス

(株)下田設計 小島建設(株)

大きな屋根の家

(有)HIRO建築工房 (有)阿部建築

柴崎町のコートハウス~光と風に囲まれた家~

ATELIER N (株)オムニバス

審査委員長総評

 2012「ぐんまの家」設計・建設コンクールに各方面よりそれぞれの工夫を凝らした作品40点、リフォーム3点の応募がありました。1次審査において、その作品における施主の要望、それを設計者がどの様に表現したか、また、施工者がどの様に期待に応えたかを一点一点審査させて頂きました。どれをとっても素晴らしく審査員一同非常に悩みました。
その中から10作品を絞り込みさせて頂き、その10作品を現地において、2次審査を行いました。どの作品をとっても施主の方々は要望が十分反映されており、また、施工精度も素晴らしいと十分満足されておりました。
 今回非常に感じたことは、敷地選びから施主の意志がはっきりしており、それらを設計者に十分伝え、その意見、思いを設計者が理解して設計に反映させ施主、設計者、施工者が一体になって造り上げた結果が前記した施主が満足のいく建物になっているのではないかと思います。
 特に、平面計画においては、敷地の周囲の環境、立地条件を最大限利用しての平面計画を行い、より良い住まい環境を創作、演出していることを特に感じました。
 例えば、南面の田園風景、自然のある風景、市街地における周りの視線を意識しない中庭等の配置などあらゆる条件をうまく利用し快適なる住まい造りを演出した作品に審査員一同、感服いたしました。
 今回最優秀作品に選ばれました、IDEAL WALL の作品は市街地にありながら採光の取る位置を充分考慮し周りの視線を気にすることなく充分な採光を確保でき、平面計画において基本的に1ルーム形式を取り、建具の開閉において色々な部屋の利用が可能な質の高い、素晴らしい住まいだと思います。

最優秀賞「IDEAL WALL」

「2012ぐんまの家」最優秀賞外観写真
外観

「2012ぐんまの家」最優秀賞内観写真
内観

審査委員講評

 南側道路に面した台形の敷地に建つ、白い壁と大きな開口のある箱の家で、明るい自然光を取り入れながら高いプライバシーを考えた住まいが最初の印象でした。
 玄関から内部への引戸を引くと明るく天井の高い奥行きのある空間に迎えられます。その先に食べるところを中心にL形に連続してキッチンスペースがあります。中央の大きな引戸を開けるとさらに連続して奥へ奥へと引き込まれて行きます。引戸のマジックによる可変空間が驚きと楽しさを感じさせてくれます。
 群馬の養蚕農家の襖で自由に部屋の広さを変化させた空間体験から発想したという設計者の意思を受け入れた建て主、また多くの職人達との交流の中から完成された幸せな住まいです。
 1つの箱と3つのL形の壁による構造コンセプトからなる連続して流動的な空間構成、省エネルギーを考慮した設備システム、柱・梁・出入り口枠・建具の納まり等、設計者と施工技術者との緻密な連携が、質の高い建築空間を完成させています。

受賞作品紹介

応募作品紹介

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