遊びながら食を学ぶすくすくカルタ
子どもがくり返し遊びながら、食についての知識を学ぶことができる食育教材です。幅広い食に関する内容をカルタに盛り込みました。(作成:平成15年12月)
読み札の作成にあたっては、県内に在住等群馬県と関わりのある方を対象に公募したところ、487人から3,176句のご応募をいただき、厳正な審査の結果、44句を選定しました。
すくすくカルタが目指すこと
食育は、「食」について考える習慣を身に付け、自分に必要な食品を自ら選択できる力を養うことです。子どもの食習慣の乱れによる健康への影響が心配され、また食への安全意識が高まっている今、子どもの頃から始める食育は重要な課題の一つとなっています。
「子どもの頃からはじめる食育」を効果的に実施するためには、様々な食育のテーマを総合的・一体的にした取り組みが必要です。そこで、本県では、平成14年秋から、子どもの食育に取り組んでいる学識経験者、幼稚園教諭、保育士、調理師、幼児の保護者の方々と庁内の食育関係部署の担当者からなる「子どもの食育・健康な食生活推進ワーキンググループ」(現在「食育推進ワーキンググループ」に名称変更)を設置し、幼児やその保護者向けの啓発方法を検討した結果、幼児が反復して遊ぶことができる遊具に食の内容を盛り込むことにし、平成15年度に「すくすくカルタ」を作成しました。
この「すくすくカルタ」を使って反復継続して遊びながら、食に関する多面的な知識を総合的・一体的に身につけていただけることを期待しています。
特徴

楽しく使える!
絵札は、子どもが親しみやすいデザインで、読み札は子どもでも読めるようにすべてひらがなで書かれています。
楽しく 学べる!
栄養や食習慣、農業、食品衛生、食文化など、食に関する様々な内容を盛り込み、遊びながら食について楽しく学ぶことができます。また、読み札裏面にはわかりやすい解説をつけました。

対象
幼児から小学生
読み札・絵札
各44枚
遊び方の例
- 遊び方
3人が1組となり、2組で勝負する「団体競技」と、1人対1人で勝負する「個人競技」があります。 - 遊びの準備と開始
絵札をならべます。読み手が読み札を読んで、遊びの開始です。 - 採点
採点の計算は、1枚1点とします。
ただし、団体競技の場合は、次のような「やく札」があります。「あ」「ゆ」「の」「ふ」「え」の5枚で20点、いずれか3枚で10点。「やく札」は揃わなければ、1点として計算します。
個人競技には「やく札」はありません。団体・個人とも同点の場合は、「ゆ」の札のある方を勝ちとします。 - 競技上の注意
- 絵札を取るときは、押さえても、とばしても、絵札に指が早く触れた方が勝ちです。
- 読まれた札でない札を取ったら、「お手つき」として、取った札の中から1枚を相手に渡します。
- 2人の手が重なったら、下の手の人が取ります。
- みんなで楽しく遊びましょう。
(参考)やく札の意味

安全な食品を選ぶ、食中毒を予防する

豊かな心を育む

農業や食料事情への理解を深める

食文化に触れる

栄養と食物を正しく理解する、望ましい食習慣を形成する