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西毛地域森林計画書<計画の大綱2>

更新日:2020年1月8日 印刷ページ表示

2 前計画の実行結果の概要及びその評価

 前計画における前半5カ年分の実行結果の概要及びその評価は次のとおりです。

  • 伐採立木材積については、主伐は計画220,000立方メートルに対して実行203,000立方メートル(実行歩合92パーセント)、間伐は計画820,000立方メートルに対して実行910,000立方メートル(実行歩合111パーセント)でした。また、間伐面積については、計画10,200ヘクタールに対して実行5,180ヘクタール(実行歩合51パーセント)でした。針葉樹についてはほぼ計画どおりでしたが、広葉樹については、東日本大震災における原発事故の影響により、ほだ木利用量が減少したため、実行歩合が低位となりました。間伐面積の実行歩合は計画の約半数でしたが、高蓄積の林分の伐採が多かったためか、伐採立木材積は全体で実行歩合107パーセントとほぼ計画どおりでした。
  • 人工造林の面積については、計画640ヘクタールに対して実行92ヘクタール(実行歩合14パーセント)、天然更新の面積については、計画370ヘクタールに対して実行86ヘクタール(実行歩合23パーセント)でした。理由として、皆伐後、太陽光発電施設等に転用された箇所が多かったことが挙げられます。また、面積あたりの蓄積が多い高齢級の森林の伐採が多かったことから、伐採面積が少なく、更新の面積も少なかったものと思われます。
  • 林道の開設又は拡張については、開設は計画68.2キロメートルに対して12.2キロメートル(実行歩合18パーセント)、拡張は計画132.8キロメートルに対して19.7キロメートル(実行歩合15パーセント)でした。近年の集中豪雨等による災害への対応や、森林所有者の不在村化等により用地取得交渉に時間を要する箇所があり、進捗が遅れたものと思われます。
  • 保安林の整備については、水源涵養(かんよう)のための保安林は計画1,085ヘクタールに対して実行52ヘクタール(実行歩合5パーセント)、災害防備のための保安林は計画806ヘクタールに対して実行175ヘクタール(実行歩合22パーセント)、保健、風致の保存等のための保安林は計画124ヘクタールに対して実行はありませんでした。森林境界の不明瞭化や、森林所有者の不在村化等により保安林指定の承諾を得ることが困難なことから、保安林の整備が進まないものと思われます。
  • 治山事業については、山地治山は計画78箇所に対して実行94箇所(実行歩合121パーセント)、水源地域整備は計画4箇所に対して実行3箇所(実行歩合75パーセント)、保安林整備は計画30箇所に対して実行43箇所(実行歩合143パーセント)でした。近年の集中豪雨等による災害への対応により施工箇所数が増加したものと思われます。

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