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群馬県農業農村整備計画2020令和2年度実施計画実績

更新日:2021年10月7日 印刷ページ表示

 「群馬県農業農村整備計画2020(ぐんま水土里保全整備プラン、以下プラン)」は、今後10年先を見据えて、令和6年度を目標年度とする農業農村整備の指針です。基本目標である『豊かで成長し続ける安全安心な農業・農村づくり』を目指すこととし、令和2年3月に策定しました。
 プランの目標を達成するため、「群馬県農業農村整備計画2020進行管理委員会」を設置して、目標年度を見据えた「実施計画」を毎年度作成し、年度毎の目標を明確に示すとともに、その目標に対する実績をとりまとめ、次年度以降の事業運営に反映します。

群馬県農業農村整備計画2020の基本方針

 魅力ある産業として発展し続ける力強い「農業」を実現するため、「農業の収益性向上を図る生産基盤整備」と「持続的な農業用水の安定供給」を実施します。また、県民の暮らしを支える活力ある「農村」を実現するため「魅力ある農村の構築」と「地域資源を活かした中山間地域の振興」に取り組みます。
 これら「力強い『農業』」と「活力ある『農村』」を実現するためには、安全な環境で安心して暮らせる農村でなければなりません。このため、「安全安心な農村づくり」を推進し、「豊かで成長し続ける安全安心な農業・農村づくり」を目指します。

「豊かで成長し続ける安全安心な農業・農村づくり」5本柱のイメージ画像

基本施策の実績

1 農業の収益性向上を図る生産基盤整備

(1)担い手への農地集積を図る生産基盤整備

  • 松義西部地区(富岡市、安中市)ほか12地区において区画整理などの基盤整備を実施・支援し、担い手への農地集積を促進しました。
  • 境小此木東部(伊勢崎市)、牛の平(片品村)、上宿原(川場村)及び緑町地区(太田市)において、来年度以降の区画整理工事に向けて、詳細な測量や調査設計等に着手しました。
数値目標
単位:ヘクタール 基準年
平成30年
実績
令和元年
令和2年 令和3年 令和4年 令和5年 目標年
令和6年

生産基盤整備事業を契機に担い手へ集積する農地面積(累計値)

261 332

計画 298

実績 397

      488

(2)営農条件改善のための生産基盤整備

  • 中之条地区(中之条町)ほか4地区において、農道の路面補修等5.5キロメートル、橋梁の地震対策工事や補修工事2箇所を実施しました。
  • 宝泉(太田市)及び城沼地区(板倉町)において、33.9ヘクタールの畦畔除去等による区画拡大を支援しました。

(3)スマート農業に対応した生産基盤整備の推進

 前橋市の農事組合法人と連携して、水管理労力の軽減を図るためのスマート農業(自動給水栓)の実証試験を実施しました。

2持続的な農業用水の安定供給

(1)農業水利施設の長寿命化

 沼田平地区(沼田市)において、長寿命化対策工事を完成させました。

数値目標
単位:地区 基準年
平成30年
実績
令和元年
令和2年 令和3年 令和4年 令和5年 目標年
令和6年

基幹農業水利施設の長寿命化対策工事を完成させる地区数(累計値)

14 17

計画 19

実績 19

      28
  • 大正用水3期(前橋市、伊勢崎市)及び藤川用水地区(邑楽町)において、長寿命化対策工事に着手しました。
  • 赤城大沼用水3期地区(前橋市)ほか5地区において、長寿命化対策1.4キロメートル、掛樋改修、ポンプ改修工事等を行いました。

(2)土地改良区の体制強化

  • 広瀬桃木両用水土地改良区と八坂堰土地改良区の合併支援を行い、10月30日に合併しました。
  • 中部地域において、土地改良区の維持管理計画書の見直しを支援しました。

(3)農業水利施設の維持管理合理化

 西部地域において、鏑川水系中村堰土地改良区の農業用水合理化に向けた構想検討を支援しました。

3安全安心な農村づくり

(1)防災重点ため池の豪雨・地震対策

 防災重点ため池53箇所のハザードマップ作成及び豪雨・地震対策の詳細調査を完了させました。
(ハザードマップ:65箇所、豪雨・地震詳細調査:64箇所)

数値目標
単位:箇所 基準年
平成30年
実績
令和元年
令和2年 令和3年 令和4年 令和5年 目標年
令和6年

ハザードマップの作成及び豪雨・地震対策の詳細調査を完了させる防災重点ため池数(累計値)

45 60

計画 126

実績 113

      206

 防災重点ため池の大谷池(藤岡市)、牛秣貯水池(藤岡市)、宇楚井(沼田市)及び奥沢下沼(桐生市)において地震対策工事を実施し、池田ため池(みなかみ町)において豪雨・地震対策工事を実施しました。

(2)ため池の管理体制整備

  • ため池管理者、市町村及び消防や警察等の関係機関を含めた緊急連絡体制を作成しました。
  • ため池の日常点検等の実施方法について検討を行いました。

(3)農村の防災減災対策

  • 前橋北部地区(前橋市)ほか4地区において、石綿セメント管を撤去し、10.0キロメートルの塩ビ管等を布設しました。
  • 岩井畑地区(安中市)において、土壌汚染対策による排客土事業に着手しました。
  • わらび峠地区(中之条町)ほか7地区において、地すべりの前兆を早期把握するため、地域住民と連携した監視体制を構築しました。

4魅力ある農村の構築

(1)地域の協働活動による多面的機能の維持・発揮

  • 土地改良区と連携した活動組織(多面的機能支払交付金)の立ち上げを推進しました。
  • 農地整備事業等の事業化を検討している地域で活動組織の立ち上げを推進しました。
数値目標
単位:ヘクタール 基準年
平成30年
実績
令和元年
令和2年 令和3年 令和4年 令和5年 目標年
令和6年

農地・農業用施設の維持・保全が図られた農地面積(累計値))

17,748 17,553

計画 17,909

実績 17,890

      20,000

(2)農村生活環境の保全整備

 農業集落排水施設について、最適整備構想に基づき、込替戸(前橋市)ほか4地区の機能強化並びに樋越(前橋市)ほか4地区の事業実施に向けた調査設計等を行いました。

5地域資源を活かした中山間地域の振興

(1)グリーン・ツーリズム、農泊の推進

 利根沼田地域において、農泊モデル地区の支援を行いました。

数値目標
単位:地区 基準年
平成30年
実績
令和元年
令和2年 令和3年 令和4年 令和5年 目標年
令和6年

農泊モデル地区支援(累計値)

0 0

計画 1

実績 1

      3
  • 農家や民宿の庭先にキャンピングカーを駐車し、農業体験をはじめとして地域の方々との交流や周辺の観光地等を巡るモニターツアーを2回開催しました。
  • モニターツアーの様子を含めた農泊プロモーション動画を3本制作しました。

(2)中山間地域の農業生産活動の支援

  • 農業事務所や市町村担当者を参集した会議等の開催、「事務の手引き書」を作成・配布し、中山間地域等直接支払制度の周知を図りました。
  • 中山間地域(18市町村、168協定、交付面積1,357ヘクタール)の農業生産活動について支援を行いました。

(3)中山間地域の特性を活かした整備構想策定

 東部地域において、関係土地改良区や市と協力して、「元気な地域づくり」整備構想を作成しました。

令和2年度実績はこちらからご覧になれます