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「第3回群馬県感染症対策産業経済総合支援本部会議」の結果概要
更新日:2021年3月30日
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令和3年3月22日(月曜日)に、「第3回群馬県感染症対策産業経済総合支援本部会議」を開催しました。その概要は以下のとおりです。
日時:令和3年3月22日(月曜日)15時16時05分
場所:294会議室(県庁29階)
第3回群馬県感染症対策産業経済総合支援本部会議
- 首都圏にあって、国の緊急事態宣言に頼らない形でなんとか踏ん張れたのは、県民の皆様のご努力・ご理解のおかげであり、経済界の皆様にも大変な努力をしていただいている。
- 感染者数は(1週間平均で)20人未満に抑えられており、いよいよ経済を回す方向にベクトルを切り替えていきたい。
- 愛郷ぐんまプロジェクト第2弾「泊まって!応援キャンペーン」の実施について、県議会で補正予算を議決いただいた。県内ほとんどの地域で「警戒度2」が保てれば、(26日から)愛郷ぐんまプロジェクトの実施に踏み込みたい。
- 経済界の代表者から話を伺い、要望を県の政策に反映していきたい。
- 資料説明:県(県の経済対策)、関東経済産業局(国の経済対策)、群馬労働局(県内の雇用情勢)
- 出席者による意見交換を実施。
出席者の主な意見
- コロナウイルスの第3波が年末年始の書き入れ時にあたってしまった。GOTOトラベルの一時中止や、営業時間の短縮要請、また、歓送迎会や花見の自粛により、飲食店や宿泊業等への影響は深刻。
- 中小・小規模事業者は、国や県の制度融資、給付金、助成金を活用しなんとか踏ん張っている状況である。
- 売上の回復しない業種については、事業再構築補助金の活用を真剣に検討する必要がある。
- 雇用調整助成金を活用したおかげで今があるような状況で、大変感謝している。輸送機器産業や建設機械は、生産回復の話があり来年度は明るい兆しが見えそう。一方、脱炭素の影響による原材料費の値上がりと生産量の減により、厳しくなる産業もあるだろう。
- 企業の多くが、冬の賞与を大幅に削減して、何とか利益を確保しようと取り組んでいるのが実態である。この春、大手ではベースアップや定期昇給などの動きがあるが、地方の中小企業ではそこまではいかず、各社が工夫しながら春の取り組みを行っている。
- 愛郷ぐんまプロジェクト第2弾が決定し、組合員一同、喜んでいる。感染予防に努めて、県内のお客様にお越しいただくように頑張っていく。
- 温泉地の稼働率は、現状2割から3割であり、愛郷ぐんまプロジェクト第2弾の実施に感謝。感染症防止策を徹底し、県民の方に楽しんで欲しい。また、観光だけでなく、あらゆる産業でニューノーマルの先進県を目指して欲しい。
- インバウンドがほぼなくなったことにより、農畜産物の消費が減退していが、コロナ収束後にも事業が継続できるように、農業経営の支援を実施している。
- 緊急事態宣言の出た埼玉県、栃木県の隣であり、助成金や一時金等の支給の対象にしていただけたらありがたい。
- 資金繰りについては、制度融資による手当が早かったことや、公的金融機関が積極的に資金提供したことにより、スムーズな対応となっている。しかし、負債が増えていることから、今後は、長期的な事業の持続性を考え、企業の生産性向上、デジタル化等による経営改善に取り組む必要がある。
- 各市では、利子補給や給付金、金券発行等々、アイデアを絞って、独自の取り組みを進めている。一方、市税収入の大幅減が見込まれている。
県(知事・産業経済部長)
- 愛郷ぐんまプロジェクト第2弾は、わかりやすく前回と同じ規模・方法で行う。更に波及効果を広げるために、市町村に同時期にキャンペーンを実施するように働きかけている。
- 本日の意見・要望を県の事業実施の際に生かしていく。ウィズコロナ、アフターコロナを見据えた必要な事業を検討する。
- 国に対して、緊急事態宣言区域に隣接する地域への支援や臨時交付金の増額も要望している。
会議参加者
知事、副知事、県産業経済部長、県健康福祉部長、県環境森林部長、県農政部長、県県土整備部長、群馬県商工会議所連合会会長、群馬県商工会連合会会長、群馬県中小企業団体中央会会長、群馬県経営者協会会長、群馬県商店街振興組合連合会会長、群馬県産業支援機構理事長、群馬県観光物産国際協会理事長、群馬県旅館ホテル生活衛生同業組合理事長、群馬県農業協同組合中央会会長、群馬県森林組合連合会会長、群馬県建設業協会会長、日本政策金融公庫前橋支店長、商工組合中央金庫前橋支店長、群馬県銀行協会会長、群馬県信用金庫協会会長、群馬県信用組合協会会長、群馬県信用保証協会会長、関東財務局前橋財務事務所長、群馬労働局長、関東経済産業局長、群馬県市長会会長、群馬県町村会会長
※参加者には、代理を含む