令和2年度 制度融資の実施について
1 資金数及び総融資枠
(1)資金数
13資金(令和2年5月1日現在)
(2)総融資枠
6,300億円(令和2年10月12日現在)
2 主な改正内容について
(1)借換制度の改善
金融支援の考え方の中で借換が経営改善の手法として定着している現状を踏まえ、小口資金を除く各資金における借換要件の見直しを行い、経営改善に取り組む事業者への支援を拡充する。
(2)中小企業パワーアップ資金「SDGs要件」の創設
中小企業者においては、長期的な視点で社会のニーズを重視した経営と事業展開が課題となっている中、持続的な発展のための具体的な取組の一つとして「SDGs」への関心が高まっていることから、中小企業パワーアップ資金に「SDGs要件」を創設し、中小企業者における取組みを資金面から支援する。
(3)経営サポート資金『新型コロナウイルス感染症対策資金』の設定
新型コロナウイルス感染症の感染拡大により事業活動に影響を受ける中小企業者の資金繰りを支援するため、経営サポート資金の融資枠を拡充するとともに、令和2年4月1日から令和3年3月31日までに実施する融資に限り、経営サポート資金B、C及びFタイプについて、それぞれ新型コロナウイルス感染症対策資金B、C及びFタイプとし、金利の引き下げ、保証料の全額補助を実施する。
経営サポート資金融資枠:600億円(令和2年度当初80億円→200億円→600億円)
金利の引き下げ
- 「新型コロナウイルス感染症対策資金Bタイプ」1.75%→1.1%
- 「新型コロナウイルス感染症対策資金Cタイプ」1.70%→1.1%
- 「新型コロナウイルス感染症対策資金Fタイプ」1.30%→1.1%
保証料補助の実施
利用者負担を軽減するため、保証料について、全額県が負担。
(4)「群馬県新型コロナウイルス感染症対応資金」の創設(令和2年5月1日~)
新型コロナウイルス感染症にかかる国の経済対策として示された民間金融機関での実質無利子・無担保融資を実現するため、県制度融資に新資金を設け、新型コロナウイルスの感染拡大による影響を受けた中小企業者の資金繰りを支援する。
群馬県新型コロナウイルス感染症対応資金 融資枠:2,000億円→3,800億円→5,100億円
利子補給・保証料補助
- 個人事業主(事業性のあるフリーランス含み、小規模に限る)
売上高 -5%の場合…保証料・利子を全額補助(※利子補給は当初3年間) - 小・中規模事業者
売上高 -5%の場合…保証料を1/2補助
売上高 -15%の場合…保証料・利子を全額補助(※利子補給は当初3年間)
(※)保証料については、国が直接信用保証協会に対して補助。