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カキのジョイント栽培導入検討

更新日:2017年9月14日 印刷ページ表示

平成29年5月18日発

吾妻農業事務所普及指導課

要約

 「農事組合法人さくや姫」の経営基盤の充実化に向けて、園芸品目の導入が検討されている中で、カキの低樹高ジョイント栽培の実証ほを設置し、導入に向けて検討を行っています。

1 ねらいと背景

 東吾妻町萩生地区において運営されている集落営農組織が平成28年4月21日に「農事組合法人さくや姫」として法人化しました。今後の法人経営の課題として経営基盤の充実化が求められています。その足がかりとしてカキの新規栽培が検討されていますが、カキ栽培では苗木定植から成園化までに長い年月を要することや、未収益期間が長いこと、樹高が高く労力負担が大きいう課題があります。
 そこで福岡県農林業総合試験場において開発された未収益期間が短く省力的な低樹高ジョイント栽培が導入可能か検討することとしました。

2 取り組み内容

 導入品種は「利根早生」「平種無」を中心とし、樹上脱渋処理で脱渋することを予定しています。
平成29年4月4日に苗木の植え付けを行いました。苗木長が一定の長さ以上あるものについては80cm間隔で植え付けを行い今年ジョイントする用の苗木としました。それ以外の苗木については、今年はジョイントは行わない予定で来年のジョイントに向けて苗木の養成を行うこととしました。
 4月7日にジョイントする高さ60cmの所に棚を設置するための支柱立てを行いました。支柱はナス栽培等で使用する支柱を使用し、低コストで実施できるものとしました。
 4月27日に農業技術センター職員に指導を受けながら実際のジョイントを行いました。今年はジョイント可能な苗木18本について実施しました。

3  今後の方向

 ジョイント後の幼木管理を指導していきます。また、今年ジョイントできなかった苗木の管理も徹底して行い、来年ジョイントが実施できるように指導を行っていきます。

ジョイント栽培について説明を聞く生産者の写真
ジョイント栽培について説明を聞く生産者

ジョイント後の様子写真
ジョイント後の様子

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