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「嬬恋キャベツブック」を題材にJA青年部勉強会を再び開催~意欲ある若手キャベツ農業者の育成支援~
平成30年11月19日発
吾妻農業事務所普及指導課
要約
JA嬬恋村田代そさい組合青年部員に対し、「嬬恋キャベツブック(平成29年度 吾妻農業事務所普及指導課作成)」を使い、病害の発生生態と防除対策勉強会を開催したところ、熱心な質疑応答が行われ、参加部員から大変好評でした。
1.ねらいと背景
若手キャベツ農家向けに、作業ごとの要点や病害虫対策などをまとめた「嬬恋キャベツブック」を平成29年度に発行し、村内キャベツ農家約450戸に配布しました。後継者だけでなく経営主や配偶者、JA営農担当職員などからも好評を得ましたが、本年5月には、「JA嬬恋村長井出荷組合青年部」からの要望で、冊子を使った病害対策勉強会を開催しました。それを聞いた「JA嬬恋村田代そさい組合青年部」からも勉強会の要望が挙がり、今回開催することになりました。
2.取り組み内容
JA嬬恋村田代そさい組合青年部長から、今作多かった病害対策を中心に勉強会をして欲しいと要望がありました。そこで、11月12日(月曜日)にJA嬬恋村田代支所で「嬬恋キャベツの生育不良と対策」と題して勉強会を開催し、青年部員25名が参加しました。今作の生育不良事例を紹介した上で、発生の多かった菌核病・株腐病・苗立枯病・黒すす病などの発生生態や防除対策を、ブックを活用して説明しました。青年部員たちは、どうしたら病害発生を抑えられるかといった関心や、例年とは異った生育不良が今作多かった要因など、熱心に質問が出されました。とても良い勉強会だったので、次回も講師をお願いしたいと大変好評な反応でした。
3.今後の方向
本年度になって、約5年ぶりにJA青年部から勉強会の依頼が続き、キャベツ若手農業者と情報交換できる良い機会となっています。今後も、JA嬬恋村青年部や農業青年クラブに対して、勉強会等の活動支援を続けていきます。
写真1 病害対策を熱心に聞く田代青年部員
写真2 嬬恋キャベツブック