ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 組織からさがす > 農政部 > 吾妻農業事務所担い手・園芸課 > 令和元年のあがつま果樹生産振興にむけて講習会を開催

本文

令和元年のあがつま果樹生産振興にむけて講習会を開催

更新日:2019年6月10日 印刷ページ表示

平成31年4月26日発
吾妻農業事務所 普及指導課

要約

 JAあがつま果樹生産部会の総会と講習会が開催され、普及指導課では、近年の果樹生産をめぐる動向を踏まえ、令和元年度の栽培にあたって、注意事項を情報提供するとともに、今後の指針について話し合いを行いました。

1.ねらいと背景

 吾妻の果樹栽培面積は、リンゴ35.5ヘクタール、ブドウ2.5ヘクタール、ブルーベリー5.8ヘクタール(平成29年度特産果樹生産動態調査より)となっており、管内の観光地や温泉地などの顧客を対象に直売が行われています。今後は八ッ場ダムが完成し、より多くの顧客が訪れることが予想され、普及指導課では、果樹生産が観光資源のひとつと位置づけて支援を行っています。

2.取り組み内容

 講習会では本年度の気象を踏まえて、リンゴ、ブドウ、オウトウなどの栽培上の留意点などを情報提供するとともに、東北地方などで猛威をふるっているリンゴの「黒星病」について防除のポイントを説明しました。春期の主要防除薬剤であるDMI剤に薬剤耐性を有する「黒星病」菌は、現在までのところ管内では問題となっていませんが、今後、苗木などを介して伝搬する恐れがあり、最新の注意を払いながら、防除を行う必要があることを伝えました。講習会の参加者は、いっそう気を引き締めて管理にあたるべく、真剣な面持ちで受講をしていました。

3.今後の方向

 作業の軽労化や省力化をねらいに、本年度はリンゴの摘花剤展示ほを中之条町に設け、普及推進する予定です。今後は展示ほでの結果をもとに、使用適期の把握方法を皆に伝えていきます。また黒星病についても引き続き、県外の動向や防除技術を情報提供していきます。

講習会の様子写真
写真1講習会の様子

摘花剤の散布適期を迎えたリンゴの花そうの様子写真
写真2摘花剤の散布適期を迎えたリンゴの花そう

吾妻農業事務所トップページへ戻る