本文
露地ナス現地栽培管理講習会の開催について
令和2年8月20日発
吾妻農業事務所普及指導課
吾妻東部地域の露地ナス栽培の品質向上や収量増加、安定出荷のため、現地ほ場において栽培管理や病害虫対策などの講習会を行っています。
1.ねらいと背景
標高300~650メートルの中山間地帯である吾妻東部地域において、露地ナスは夏秋野菜の主要品目ですが、平坦地に比べほ場も狭く出荷期間も限られています。
適切なせん定や肥培管理により品質の向上や収量の増加、長期間の収穫が見込めるため、講習会を行い支援を行っています。
2.取り組み内容
普及指導課では、JAあがつまおよびナス生産部会と連携し、中之条町、東吾妻町、高山村の3ほ場にて、6月23日、7月14日の2回(計6回)講習会を行いました。第1回は定植後~誘引までの栽培管理について、第2回は追肥やかん水などの肥培管理や病害虫防除対策、品質・収量を維持するための切り戻しせん定等について、実演を交えて説明をしました。また、気象状況や病害虫発生予察についての情報提供も定期的に行いました。
6回の講習会には、計53名の生産者の参加がありました。普及指導課から資料の説明を行った後、ほ場に入り株を見ながらせん定など栽培管理の質問や、お互いの情報交換が熱心に行われました。
3.今後の方向
今後は、生産者・JA・普及によるほ場巡回研修や、第3回栽培管理講習会を行う予定です。収穫後半に向けての栽培管理や病害虫防除を指導し、安定した品質と収量を維持できるよう支援をしていきます。
また、今後もJA等関係機関と連携して露地ナスの生産振興に取り組みます。
現地講習会の様子