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吾妻「ブドウセミナー」の開催~生産者の栽培技術・品質向上を目指して~
令和3年1月20日発
吾妻農業事務所普及指導課
JAあがつま果樹生産部会を対象として、栽培知識と品質の向上を目的としたブドウセミナーを開催しました。
1.ねらいと背景
中之条町、東吾妻町、高山村では、主にレインカット方式によるブドウ栽培が行われており、栽培者は29名、栽培面積は2.2ヘクタールです。
昨年までは「JAあがつま果樹生産部会東吾妻支部」を対象にブドウセミナーを開催していましたが、他支部からの参加者も増加したため、今年度は「JAあがつま果樹生産部会」に働きかけ開催しました。
2.取り組み内容
ブドウセミナーは令和2年12月10日にJAあがつま岩島支店で開催し、24名の参加がありました。開催にあたっては会場入り口での体調確認やマスク着用等を徹底し、感染症対策を実施しました。
始めに普及指導課から気象と糖度の関係や植物成長調整剤の適正使用、種苗法の改正点など、品質向上や栽培の改善点を説明しました。次に、農業技術センターのブドウ担当者が、試験成果と栽培について説明しました。日頃、部会員が疑問に思っていることが質問され、一つ一つ丁寧に回答がありました。最後に、農薬メーカーから資材の説明を行いました。参加者から質問も多く出され、有意義な研修会となりました。
また、普及指導課から参加者に対してアンケートを行い、産地の現状や栽培上の問題点等を調査しました。
3.今後の方向
毎年セミナーの参加率は高く、生産者のブドウ栽培意欲も高くなっています。今後もセミナーを継続的に開催し、品質の向上や生産者同士の交流を図ります。
また、アンケート調査結果から産地の課題を改めて検討し、産地振興に取組みます。
セミナーの様子