群馬県ウェブアクセシビリティガイドライン(抜粋の説明)
個別順守事項(ガイドライン)抜粋の説明【説明が必要と思われる事項】
情報を見やすくするために
2.1. 文字色と背景色の組合せ、コントラストに配慮する
関連JIS項目:【1.4.3、1.4.6】
色はウェブサイトに欠かせない表現方法の一つです。情報の違いや位置づけを視覚的に分かりやすく表現するためにも、色を効果的に用いることは重要です。
一方で、色覚に障害のあるインターネット利用者も少いとは言えず、また、高齢者の場合には、白内障などによって色の区別がつきづらくなることがあるため、色を使う際には配慮が必要です。
- 【悪い例】
文字色と背景色の組合せやコントラストへの配慮が不十分なため読みにくい

- 【良い例】
文字色と背景色の組合せやコントラストに配慮があり読みやすい

情報の内容を理解できるようにするために
5.6. できるだけレイアウトのために表組みを使用しない
関連JIS項目:【1.3.2、2.4.3】
HTMLの表組みの仕組みを、ページ内の情報のレイアウトのために利用することがあります。たとえば、左右に情報を段組配置するために、枠線を非表示にした1行2列の表を書いて各セルに情報を配置することがあります。
音声読み上げソフトは、表の内容を左上のセルから順に、左から右へ読み上げます。実際に読み上げる順序と、情報の対応関係など意味の順序との間に矛盾があると、音声読み上げソフトの利用者が内容を理解することが困難になります。
- 【例】音声読み上げソフトによるセルの読み上げ順(若い番号順に読み上げます)


情報を支障なく読みとれるようにするために
6.13. 色のみに依存した情報提供はしない
関連JIS項目:【1.4.1】
色はウェブサイトに欠かせない表現方法のひとつです。情報の違いや位置づけを視覚的に分かりやすく表現するためにも、色を効果的に用いることは重要です。
その一方で、利用者には色覚に障害のある人もいるため、色を使う際には配慮が必要です。たとえば、「赤字は休館日です」「赤字は必須入力項目です」のように色だけで情報の違いを表現すると、このような利用者に正確な情報が伝わらない可能性があります。
視覚的に分かりやすくなるように色を違えると同時に、文字内容などによって情報の違いを理解できるように配慮が必要です。一般的には、ページを白黒印刷した場合でも情報が間違いなく伝わるように注意して作成することにより、情報が適切に伝わるようになります。
- 【悪い例】色だけで違いを表現

- 【良い例】 色と引き出し線で違いを表現
