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県民リポーターだより

更新日:2018年1月1日 印刷ページ表示

館長「巨(おお)きな馬」を語る

 11月5日に、群馬の森にある「巨きな馬」の前に大勢の人が集まりました。近代美術館のシンボルともいえる馬の彫刻像について、近代美術館の岡部館長が語るのを、私も聞きに行きました。
この像は、近代彫刻の祖・ロダンの一番弟子といわれるブールデルの作品で、記念像としては極めて大きなものだそうです。片足を上げた姿勢のバランスや、首から胸への筋肉の盛り上がり、皮膚のしわなどの表現に、ロダンの影響が見られるそうです。普段見ているだけでは気付かないことを教えてもらいました。
「巨きな馬」という標記も単に大きさだけでなく、偉大という意味が込められているそうです。
またこの像は、ブエノスアイレスの広場にある、アルゼンチンの独立運動の立役者であるアルベアル将軍の顕彰碑と同じものだそうです。馬にまたがる将軍の像が巨大な台座の上に立てられていますが、近代美術館の像は、馬だけが鋳造されています。

 金井幹子(かないもとこ)さん(前橋市)

群馬の森にある馬の記念像の写真
群馬の森にある馬の記念像

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