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大澤正明知事7月で退任

更新日:2019年7月7日 印刷ページ表示

群馬県の限りない発展を祈って ~第2回定例県議会でのあいさつより~

 知事として議場で発言をさせていただく最後の機会となりますので、お礼のあいさつをさせていただきたいと思います。
 私は、昭和58年、郷土の発展、住民福祉の向上のため、志を立て、尾島町議会議員として政治生活をスタートしました。平成3年からは県議会議員として、また平成19年からは知事として、この議場で県政発展のための議論を重ねてきました。政治生活の最後に、この議場で発言の機会をいただき万感の思いがあります。
 この12年間、知事として県政の舵取りを担わせていただきましたが、常に「県政の主役は県民である」との思いで、県勢発展のために取り組んでまいりました。
 この間、就任直後の平成19年9月の南牧村の土砂災害に始まり、リーマンショックに端を発する経済危機、政権交代による八ツ場ダム建設の中止、東日本大震災・原子力災害、平成26年の豪雪災害、最近の草津本白根山の噴火、防災ヘリコプターの墜落事故など、数多くの困難に直面し、心休まる時はひとときもありませんでした。しかし、県議会をはじめ、国会議員、市町村、関係団体の皆さまのご協力のおかげで、ここまで乗り越えてくることができました。
 また子ども医療費の完全無料化、特別支援学校の小・中そして高等部の未設置地域の解消、7つの交通軸をはじめとする社会基盤の整備、新たな産業づくりを見据えたコンベンション施設「Gメッセ群馬」の整備など、群馬の輝かしい未来に向けた道筋をつけることもできました。
 私としては、県政への思いの全てをぶつけ、やり切ることができたと思っています。
 これは、県民の皆さま、市町村や各界の関係の皆さま、そして何より、温かいご支援やご指導をいただきました県議会議員各位のご協力なくしては、成し得ないことでありました。改めまして、心から感謝を申し上げます。
 私は7月の任期満了とともに県政を離れますが、県民のための県政は未来に向けて続いてまいります。県政が、県民の声に真摯(しんし)に耳を傾け、その力を結集することで、群馬県の限りない可能性をさらに大きく羽ばたかせてほしいと願っています。
 最後に、皆さまのますますのご活躍、郷土群馬県の限りない発展を心から祈念申し上げ、お礼のあいさつとさせていただきます。長い間、誠にありがとうございました。

議会にて退任のあいさつを述べる大澤正明知事の写真
第2回定例県議会にて退任のあいさつを述べる大澤正明知事(6月11日)

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